"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫)

著者 :
制作 : 竹岡 美穂 
  • エンターブレイン
4.00
  • (72)
  • (112)
  • (63)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 715
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047272811

作品紹介・あらすじ

「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル-その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない!と渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵-"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて-!?野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  野村美月さんの新シリーズということで早速読んでみました。
     最初は「なんだかなあ」という感じでしたが、後半から一気に面白くなっていきました。読み進めるうちにじわじわと涙が押し寄せてきて、最後には泣いてしまいました(ノω`)、
     この話は源氏物語をベースにしているそうですが、それを知ったとき文学少女とダブってると一瞬思ってしまいました。そういうこともあり星は四つです。
     ですが女の子との絡みもあり、ヒカルとの友情もあり、続きが楽しみなお話です。
     早速夕顔を読んでみます。 

  • 新シリーズでありながら、文学少女シリーズで確立した既存の古典作品と絡めながら現代にストーリーを膨らませる手法は軽快で、安心して導入から読める。
    ヒカルのとんでもない設定(それは幽霊で有ることでは無い)でありながら嫌味を感じ無いのは、ベースになった人の高性能が故か。

  • 冒頭はコメディ色が強く少し入りにくい印章があったが、物語が動き始めてからすらすらと読めてしまった。感情が溢れるところを的確に踏まえており、手堅いハートフルコメディになっているように感じる。続編も出ているので読んでいきたい。

  •  源氏物語をモチーフ(著者曰く他にも隠れたモチーフ作がある)にしたコメディ。
     ただ、主人公は光源氏でなく、その従者的立場の惟光。平安学園という学園モノに落とし込みながらも、ヒカルが多くの女性と浮名を流す存在である点、悪意のないヒカルに是光くんが振り回される様はなかなか可笑しい。

     元ネタ源氏物語でも惟光はきっと苦労したはず。そう感じさせる物語の出だし1巻だ。
     また、ヒロイン(多分)が「パープル姫」というハンドルネームを持つ式部さんというのも微笑ましい。

     一方、物語に物悲しさを滲ませる作りの上手さは著者らしい。期待度の高いシリーズだ。

  • 野村美月さん初読了。「源氏物語」を現代版にした様なラブコメディーでした。青春群像劇とホワイダニットミステリが絡み合っていて面白かった。

  • "文学少女"よりは好きな感じ。
    ヒカルのたらしっぷりには辟易しているけれど。

    是光のギャップがいいね。
    字がきれいなひとはポイント高いです。

    続きが気になる終わり方。
    ヒカルの死の真相は──
    様子見のため1巻しか借りなかったから、さっそく続きを借りてこなくっちゃ。

  • あなどれないラノベ。

  • 評価:☆4.5

    「心残りがあるんだ」
    恋多き学園の''皇子''ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。
    野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!


    主人公である是光の不器用ながらも誰かのために一生懸命になれるところは凄く好感が持てるね。
    勘違いとはいえ、キングオブヤンキーとまで言われてる是光が涙脆いところもギャップがあっていい。
    自らのトラウマと重ねているところもあるけれど、他人のために本気で怒って、本気で泣いて・・・そういうことができる人っていいよねぇ。こんな奴に友達できてないとかおかしいw

    そして帆夏から漂う凄まじい萌えキャラオーラ…!
    是光にキュンとくるシーンはこっちまでキュンキュンしたw
    文学少女のななせと同じタイプのツンデレキャラだけど、こっちの方が刺が少ない感じかな?
    ヒカルが作中で放つ「強気プラス純情って最強だよね。すっごく萌える」という言葉は作者本人の意見のように思えるのは気のせいだろうか(笑)
    個人的にも全面的に同意なので是非こういうキャラを出していって欲しい!

    人間のもつ激しく暗い感情も出てきますが、文学少女ほどえげつなくはないかなという感じ。
    今のところは「読みやすくなった文学少女」というイメージ。

    最後も気になる引きだったのでどんどん読んでいきたい!

  • もつれた感情が解け、素直になることが出来た葵がよかったなぁ、と思いますが、そもそも誠さん顔負けだったヒカルを思えばなぁ。是光はとばっちりに近いキモしますが、相手を思っての行動は素直にいい奴だと思いました。

  • 源氏物語モチーフな第1弾。野村さんの作品は、淡いタッチがよく合う。

    いいやつなんだけど見た目でヤンキーと誤解される是光が、学校で一番のタラシで女の子に優しい王子みたいなヒカル(幽霊)の心残りを果たす話。

    ヒカルの婚約者だった葵は、素直じゃなくて言葉と態度が裏腹な子。本当の気持ちを隠すように、強がるタイプ。本当は誰よりも純粋なんじゃないかな。

    ひょんなことから是光に協力してくれるようになる式部が、是光のことを理解してくれるようになるのが、なんか嬉しかった。

    ヒカルの心残りを果たそうとするうちに、是光との間に生まれる友情もとてもいいな。そして何より、これ皆是光に惚れちゃわないかww
    楽しみなシリーズができたなぁ♪

全82件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

【野村美月(のむら・みづき)】
2001年『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞しデビュー。2006年より刊行された、「文学少女」シリーズが大人気となる。その他のシリーズに、「ヒカルが地球にいたころ……」「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」などがある。

「2016年 『晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫)のその他の作品

野村美月の作品

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫)に関連するまとめ

"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする