"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫)

著者 :
制作 : 竹岡 美穂 
  • エンターブレイン
4.00
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本棚登録 : 745
レビュー : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047272811

作品紹介・あらすじ

「心残りがあるんだ」恋多き学園の"皇子"ヒカル-その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。このまま幽霊につきまとわれ続けるなんて冗談じゃない!と渋々"心残り"を晴らす協力をすることにした是光だが、対象の左乙女葵-"葵の上"と呼ばれる少女は、頑なに話も聞こうとせず、生徒会長の斎賀朝衣にも不審がられ、敵視されるハメに。そんな時、ヒカルの死にまつわるある噂が聞こえてきて-!?野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕。

感想・レビュー・書評

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  •  野村美月さんの新シリーズということで早速読んでみました。
     最初は「なんだかなあ」という感じでしたが、後半から一気に面白くなっていきました。読み進めるうちにじわじわと涙が押し寄せてきて、最後には泣いてしまいました(ノω`)、
     この話は源氏物語をベースにしているそうですが、それを知ったとき文学少女とダブってると一瞬思ってしまいました。そういうこともあり星は四つです。
     ですが女の子との絡みもあり、ヒカルとの友情もあり、続きが楽しみなお話です。
     早速夕顔を読んでみます。 

  • 新シリーズでありながら、文学少女シリーズで確立した既存の古典作品と絡めながら現代にストーリーを膨らませる手法は軽快で、安心して導入から読める。
    ヒカルのとんでもない設定(それは幽霊で有ることでは無い)でありながら嫌味を感じ無いのは、ベースになった人の高性能が故か。

  • 「哀しみも…痛みも…遠い世界の、出来事なのよ…。
    ここでは、傘を差さなくても…平気…なの」

    という、ヒカルが地球にいたころ……②/夕顔です。
    ①よりも、なんだか主人公たちに好感が持てるようになってきました。

    慣れたから?
    それぞれの弱さが出てたから?
    …ヒカルがあんまり喋らなかったからかも…?

    作風としては、文学少女と似た感じだと思います。
    その前の、ちょっと迷走し続けた感じの作風に戻るよりは当然、そうなるのでしょうけど…。
    静かな物語りの中に強い感情が込められた作品です。

    ちょっとモノローグ長めで焦れったくなることもありますが、
    じっくり読んでいくと良いです。

    『ちょうちんあんこうを拾った。
    放課後、持って行ってもいいか?」

  • 全10巻完結。
    女の子苦手男子が、モテまくる話。しーこ可愛い。

    源氏物語を知るともっと楽しめる。

    強い言葉、強い思いも、ともすれば人の足かせにもなってしまう。本当の対等に付き合うのは、守るだけではなく守られること、そんな事を"六条"を読んで感じました。

  • 『文学少女』は面白がりどころがよくわからなく
    同じレーベル先達文学賞受賞者作品と同じくへんにミステリなのがなんであったが
    こういう作品だとなるほどわかりやすい
    伝統正当のらいとのべらないず(=登場人物の個性付けが極端な「キャラクタ小説」化)された少女小説
    現代現在を舞台にほどよく浮かせてこういう話を設ける作者の技量に感心

  • はじめは葬儀で騒いだりきつくて可愛げのない葵が苦手だったけれど、いつの間にか微笑ましく思えるようになっていた。是光にしか見えない幽霊のヒカルと回る、彼を思い出しながらの是光と葵の遊園地デートが切なさより温かくて瑞々しくて良かった。葬儀で笑っていた朝衣他、暗くどろどろしたラストに続きが気になった。

  • 冒頭はコメディ色が強く少し入りにくい印章があったが、物語が動き始めてからすらすらと読めてしまった。感情が溢れるところを的確に踏まえており、手堅いハートフルコメディになっているように感じる。続編も出ているので読んでいきたい。

  •  源氏物語をモチーフ(著者曰く他にも隠れたモチーフ作がある)にしたコメディ。
     ただ、主人公は光源氏でなく、その従者的立場の惟光。平安学園という学園モノに落とし込みながらも、ヒカルが多くの女性と浮名を流す存在である点、悪意のないヒカルに是光くんが振り回される様はなかなか可笑しい。

     元ネタ源氏物語でも惟光はきっと苦労したはず。そう感じさせる物語の出だし1巻だ。
     また、ヒロイン(多分)が「パープル姫」というハンドルネームを持つ式部さんというのも微笑ましい。

     一方、物語に物悲しさを滲ませる作りの上手さは著者らしい。期待度の高いシリーズだ。

  • 野村美月さん初読了。「源氏物語」を現代版にした様なラブコメディーでした。青春群像劇とホワイダニットミステリが絡み合っていて面白かった。

  • "文学少女"よりは好きな感じ。
    ヒカルのたらしっぷりには辟易しているけれど。

    是光のギャップがいいね。
    字がきれいなひとはポイント高いです。

    続きが気になる終わり方。
    ヒカルの死の真相は──
    様子見のため1巻しか借りなかったから、さっそく続きを借りてこなくっちゃ。

  • あなどれないラノベ。

  • 評価:☆4.5

    「心残りがあるんだ」
    恋多き学園の''皇子''ヒカル――その幽霊が、是光の前に現れそう告げた。
    野村美月が贈る、ミステリアス現代学園ロマンス、堂々開幕!!


    主人公である是光の不器用ながらも誰かのために一生懸命になれるところは凄く好感が持てるね。
    勘違いとはいえ、キングオブヤンキーとまで言われてる是光が涙脆いところもギャップがあっていい。
    自らのトラウマと重ねているところもあるけれど、他人のために本気で怒って、本気で泣いて・・・そういうことができる人っていいよねぇ。こんな奴に友達できてないとかおかしいw

    そして帆夏から漂う凄まじい萌えキャラオーラ…!
    是光にキュンとくるシーンはこっちまでキュンキュンしたw
    文学少女のななせと同じタイプのツンデレキャラだけど、こっちの方が刺が少ない感じかな?
    ヒカルが作中で放つ「強気プラス純情って最強だよね。すっごく萌える」という言葉は作者本人の意見のように思えるのは気のせいだろうか(笑)
    個人的にも全面的に同意なので是非こういうキャラを出していって欲しい!

    人間のもつ激しく暗い感情も出てきますが、文学少女ほどえげつなくはないかなという感じ。
    今のところは「読みやすくなった文学少女」というイメージ。

    最後も気になる引きだったのでどんどん読んでいきたい!

  • もつれた感情が解け、素直になることが出来た葵がよかったなぁ、と思いますが、そもそも誠さん顔負けだったヒカルを思えばなぁ。是光はとばっちりに近いキモしますが、相手を思っての行動は素直にいい奴だと思いました。

  • 源氏物語モチーフな第1弾。野村さんの作品は、淡いタッチがよく合う。

    いいやつなんだけど見た目でヤンキーと誤解される是光が、学校で一番のタラシで女の子に優しい王子みたいなヒカル(幽霊)の心残りを果たす話。

    ヒカルの婚約者だった葵は、素直じゃなくて言葉と態度が裏腹な子。本当の気持ちを隠すように、強がるタイプ。本当は誰よりも純粋なんじゃないかな。

    ひょんなことから是光に協力してくれるようになる式部が、是光のことを理解してくれるようになるのが、なんか嬉しかった。

    ヒカルの心残りを果たそうとするうちに、是光との間に生まれる友情もとてもいいな。そして何より、これ皆是光に惚れちゃわないかww
    楽しみなシリーズができたなぁ♪

  • 顔つきと口下手さ故にヤンキーと誤解され続けている赤城是光と眉目秀麗で口の上手い女たらしな“学園の皇子”帝門ヒカル。
    正反対なのに、どこか似ている気もする2人のやりとりが好き。
    ヒカルが死ななかったら、2人はどうなっていたんだろう。

    是光が本当に良い子。この調子でいけば、誤解も解けるかなぁ。違う誤解が生まれそうな気もするけど…。

    朝衣とヒカルの間に何があったんだろう。

  • おもしろい.
    というか,源氏物語のキャラの汎用性に感激

  • 文学少女シリーズが終わって、書店で見かけていたものの、
    タイトルからどうもライトすぎる印象があったので読んでいなかったのですが、
    源氏物語をモチーフにしたライトノベル…というのが面白い試みだと思い、
    折角なので読んでみました。
    第一印象が見事に的中し、私にはライトすぎて一寸…。
    試みは面白いだけにかなり勿体無い印象です。
    文学少女シリーズもライトノベルですから勿論軽さはありますが、
    ちょっとここまで軽いのは受け入れがたいです。
    キャラクターも割とみんなありきたりで、心惹かれる子もいないのですよね…。

  • 文学少女の方が面白かったかな。ハードルを上げて読んでしまったので楽しめなかった(´・ω・`) 読むときの心構えは大事。

  •  その風貌からヤンキーと決めつけられ、敬遠され続けた赤城是光(これみつ)。高校生になったら……と期待したものの、入学間近に交通事故に遭い、やっと登校した時には、あらぬ噂をたてられたあとだった。そんな是光の前に、学園一の美少年帝門(みかど)ヒカルが現れ、是光に好意を示してくるが、ヒカルはその数日後あっけなく他界してしまう。
     何となく気になり、ヒカルの葬儀に出向いた是光だったが、葬儀場は彼を慕うたくさんの女性であふれ、是光は明らかに浮いた存在に。多くの女性が悲しみにくれる中、たった一人ヒカルを「嘘つき」とののしる少女が気になる是光だった。
     ところが、死んだはずのヒカルが何故か是光の前に現れる。驚き戸惑う是光に、「心残りがあるんだ」と打ち明けてきたヒカルに是光は…

     見かけから損をしてばっかりの是光のまえに、人気者で死んだはずのヒカルが幽霊になって現れて、好きだった幼なじみの少女葵に本当の思いを伝え、誕生日プレゼントを渡してほしいと懇願。女ったらしのヒカルの自分勝手な願いに、最初は気の進まない是光も、やがてヒカルの思いを知り、いつしか友情が芽生えていくのですが、いかんせん、前途は多難で……。
     コメディタッチで“文学少女”よりは、さくっと読めました。物語はこれ以降、事故死とみられたヒカルの死の真相へと進んでいくよう。続きが楽しみです。

  • 表紙が綺麗で表紙買い。淡々とした冒頭からニヨニヨへ、そしてシリアスへの流れが良くて一気に読んでしまった。内容的には少女漫画的(?)なのだろうか。女性的妄想だと思う。その分、変に共感しないので気軽に読めた感じ。

  • 『文学少女~』が終わってから始まったこのシリーズに、最初、なかなか手が出せませんでした。
    “葵”と“ヒカル”という名前から源氏物語を元にしたものなんだろうなーと思い、興味はあったのですが、『文学少女~』が頭の中でチラチラして、どんなに変化しているのかという恐怖もあり、なかなか買うことができませんでした;
    それでも読みたかったので、勇気を出して買って、怯えつつ読みました(苦笑)

    私は野村さんの書く物語が大好きです。

    この物語を読んで、改めて思いました。
    今度は花に詳しくなれそうですね!笑
    私にとってこの物語は、ひとつひとつがキラキラしている、大切な大切な宝物、というような感じです。
    時間があいたら、ゆっくりと読みすすめていこうと思います。

  • iPad miniでとりあえず、一冊読破。ブラウザをいろいろ試しながら、いまいち落ち着かず、時間がかかってしまった。結局SideBooksでしばらくいきそう。
    どうも最初物語りにうまく入れなかった。たぶんモテモテで女たらしの高校生が主人公では、やはり物語りに入れない。是光が本格的に主人公になってからは段々読みやすくなってきた。葵の誕生日のシーンは、わかっていても、女の子ってあんなシチュエーションにはイチコロなんですね。
    朝ちゃんはもちろん人気出ますね。私としては帆夏のキャラが萌えポイント高かったです。余韻も残ったし、次作以降にも期待したいです。

  • 文学少女シリーズの野村美月&竹岡美穂コンビの新シリーズ。今回は源氏物語を元ネタにした幽霊恋愛物です。文学少女と比べて、話の雰囲気が前向きに感じるのは、登場人物の心の闇がそこまで大きく取り上げられてないからでしょうか。そのおかげで全体的にさらっとした感じです。あとがきにも書かれてましたが、本シリーズはお別れの物語なので、読後感に寂しさを感じてしまいます。今回の葵の上のお話も、一応ハッピーエンドになるのかな?ラストに残されていた謎が気になります。早く次巻も読まないとね♪

  • 「文学少女」シリーズの野村美月さんの新作。
    モチーフは「源氏物語」。

    手堅くまとまったライトノベルだと思います。
    主人公の是光くん、おっかないけどいい子です。

    ケンカ顔で恐れられ、やっていないことも彼のせいになってしまう。
    不良じゃないのに…、

    かたや花のような容姿に、甘い言葉と孤独感をまとうヒカル。

    接点のなさそうな二人。しかもヒカルは幽霊で。
    彼の婚約者「葵」に言い残したことがあるという??

    この二人が友人になっていく経過が、
    むしろ私は爽やかで好きでした。

    源氏がモチーフで、ファミ通文庫ですから
    萌え要素の女の子の方に力点がいくのでしょうけど。

    ヒカルがそこらの女の子より、甘く愛らしく儚いので
    女の子はどっちでもいいや(笑)
    二人の友情物語として読む方が楽しかったです。

    「文学少女」ほどのハマりっぷりは起こさないまでも
    続きを読んではみたい。

    息抜きにサラっと読んであげるのが良さそう。

    ただし、これを読んで「源氏物語」の代わりにしようなどとは
    思わないことです。

    お話のモチーフやアイディアには活かされているでしょうが
    源氏物語とは全く別物。

    あくまでも野村さんのアイディアで書かれたライトノベルなので
    ネタ本を読んでいない読者様はご注意を!

  • 葵さんがかわいい!!儚いキャラ好きやわ~
    最後のプレゼントのときは泣きそうになった。そこで是光が抱きしめる必要はなかったと思うのだけど...
    幽霊になって想いを伝えるのって大変だなと思った。言いたことは生きてるうちに伝えたいな。

  • 源氏物語が題材だと知り飛びつきました。
    わりとあっさり読み終えることができました。少々物足りない気も…。

  • 葵さんかわいい!
    めっちゃ感動しました。

  • 「文学少女」シリーズが終わり、寂しい…と思っていた巻末、次作の予告が出ていて、ヤッターーー!!と楽しみにしていました。
    そして、「そうきたか!」ニヤリ、としてしまうような新シリーズのスタートですね。「文学少女」ファンならまたファンになってしまったのではないでしょうか。なぜなら、私がそうだからです。

  • 2011年6月当時の日記転載

    この本の話する時、
    「葵読んだよw」
    みたいな言い方してるけど、
    本当は微妙に正確ではない。

    でもさー、ヒカルが地球にいたころって微妙なタイトルだよね…。
    どう略すの?カニコロ?ww

    ところで内容ですが、
    「とらドラ」の竜児とか、
    「はがない」の小鷹とか、
    そな感じの誤解ヤンキー主人公、是光。

    こいつが元モテモテ皇子の幽霊の協力で
    女の子と打ち解けてリア充を目指す物語。

    …ん?なんか違う気もするけど大体あってるはず。

    で、まあ結論をいうとなかなか面白かったです!
    なんちゅーか、今回もななせみたいなキャラ出てくるんだけど、
    今回は好きになれそうw

    いいね野村美月作品。
    赤城山とか天使野球とか何だったんだろう…

    次は“夕顔”だそうで。
    ドロドロしそうで期待ですw

  • 是光の不器用さがとてもこの作品でいい味をだしているように思います。だから、共感もすごく出来た。 葵さんは、遠子先輩と少し似ている面があって、少し幼さが残るところとか、心の変化が分かりやすくて変わっていく葵さんが可愛かった。 文学少女では、あんまりなかった男同士(是光とヒカル)の会話も とてもリズミカルにテンポよく進んでいって読んでいていいなぁ、と思いました。みんな作品で輝いていてよかったです。 これから、是光を取り巻く仲間たちがどう変わっていくのか楽しみです。

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著者プロフィール

【野村美月(のむら・みづき)】
2001年『赤城山卓球場に歌声は響く』で第3回ファミ通エンタテインメント大賞(現・えんため大賞)小説部門〈最優秀賞〉を受賞しデビュー。2006年より刊行された、「文学少女」シリーズが大人気となる。その他のシリーズに、「ヒカルが地球にいたころ……」「ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件」などがある。

「2016年 『晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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