乙嫁語り 3巻 (青騎士コミックス)

  • 角川グループパブリッシング (2011年6月15日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ) / ISBN・EAN: 9784047273283

作品紹介・あらすじ

美しく幸薄き――第2の"乙嫁"、タラスの涙

みんなの感想まとめ

切なくも美しい恋愛と、文化の違いが織りなす人間ドラマが描かれています。物語は、医師スミスとタラスという女性の出会いを中心に展開し、タラスの壮絶な過去や結婚事情がリアルに描かれています。特に、タラスが義...

感想・レビュー・書評

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  • 切な過ぎてキュンキュンしてしまった…。
    こういう恋に落ちるきっかけって理屈じゃないのかもしれない。
    あの二人の物語がここで終わって欲しくはないのだけれど、どうなるんだろう。
    続きが気になる終わり方…。
    文化、習俗の違いに優劣をつける意味は全くないけれど、当人同士なら納得いかんよね。
    確かに、日本でもわりと近年まで恋愛結婚が常識ではなかったけれど。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「どうなるんだろう。」
      スミスは想いを断ち切るように、時計を捨てましたからねぇ、、、
      「どうなるんだろう。」
      スミスは想いを断ち切るように、時計を捨てましたからねぇ、、、
      2013/01/04
    • ぴよこさん
      >nyancomaruさん

      伏線っぽい感じもしますよね。
      あの二人の話をもう一度見たいです。
      >nyancomaruさん

      伏線っぽい感じもしますよね。
      あの二人の話をもう一度見たいです。
      2013/01/09
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「あの二人の話をもう一度」
      見せて呉れるような気がします。。。
      「あの二人の話をもう一度」
      見せて呉れるような気がします。。。
      2013/01/11
  • 英国人スミスを中心にしたストーリー。

    ストーリー展開よりも、街中の市場の描写が面白い。作者がいろいろな資料にあたって書いたのだろう、ディテールも書き込まれている。アミルとパリヤ(二人とも女性)は市場での食事が初めてで戸惑った様子。市場での食事は男性だけの文化らしい。
    前巻の刺繍もそうだが、シルクロードの文化を細密な絵で知ることができるのも、この漫画の醍醐味だろう。
    また、この地方の結婚事情もわかるが、作者によると日本でも同様の風習がある地方があったりするらしい。(子供ができてから結婚とみなすのは、和歌山県有田地方にもあるなど)

  • この地を調査している医師スミスが出会ったタラスという女性の話。
    兄弟の長男と結婚するが死別し、次々に義弟と結婚していったが次々に死なれたという壮絶な過去。
    兄嫁が未亡人になったときに、弟と結婚すること自体は普通だったんでしょうね。そういう話は昔の日本にもあったように思います。
    独りになった嫁を姑は心から案じて、スミスに嫁がせようと考える。
    驚いたスミスも、優しく美しいタラスに惚れ込んで決心するが…
    姑の亡父の兄という人物の横やりで、あえなく引き離される。
    当時、この地域では、家長である父の権限は絶対だったのでしょう。
    哀しいけど、リアルでもあり…
    でもまた再会があるだろうか…
    相変わらず、凝りまくった絵がエネルギッシュで、パワーを伝えてきます。
    民族衣装大好きなので、楽しいけど~腱鞘炎は大丈夫か心配になります。

  • 1~3巻感想。いろんな意味で、誠実で着実なマンガなので、安心して読める。
    絵がきれい。ディティールが丁寧。食べ物おいしそう。おっとりして口数が少ないけど狩りがうまいアミルかっこよい。カルルクの成長が楽しみ。あと2年もすれば、アミルの背をこしちゃうとのかな。どきどき…
    中央アジアの文化がよくわかる。現代からしてみれば、保守的だけどそれで成り立ってる文化なんだなあと。

  • 2012/09/12
    【好き】スミスが立ち寄った市場で馬と荷物が盗まれる。荷物は返ってきたが、そこで知り合った娘:タラスの家で世話になることに。 タラスは嫁ぎ先の兄弟全員と結婚するがすべて死別というなかなかハードな過去の持ち主で、義母はタラスの将来を心配している。 スミスの嫁にしてくれと懇願され一度は拒否するが、結局貰うことに…と思ったら突然事情が変わって破談に。 この時代は父親の言うことは絶対だったのだな…本人同士で決められない結婚というのは悲しい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「この時代は父親の言うことは絶対だった」
      スミスを忘れさせて呉れるような、良い人と結ばれたら救われるかな?(スミスは?)
      アルミの姉妹のコト...
      「この時代は父親の言うことは絶対だった」
      スミスを忘れさせて呉れるような、良い人と結ばれたら救われるかな?(スミスは?)
      アルミの姉妹のコトを考えると、それを望むのは、、、(考えたくない現実って奴)
      2012/09/18
    • つるつる壺さん
      > nyancomaruさん
      タラスの話はこれで終わって欲しくないと思いますが、奇跡でも起きない限りスミスとの再会は難しそう…ですね。
      しか...
      > nyancomaruさん
      タラスの話はこれで終わって欲しくないと思いますが、奇跡でも起きない限りスミスとの再会は難しそう…ですね。
      しかし、あの父親が選ぶ夫に希望を持てない…。
      うぅ行き止まりだ…(泣)
      2012/09/18
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「うぅ行き止まりだ…(泣) 」
      確かに、、、
      大きな混乱(ロシアの影)が起きて、、、一人になってしまい。。と不穏な想像をしたりして。
      「うぅ行き止まりだ…(泣) 」
      確かに、、、
      大きな混乱(ロシアの影)が起きて、、、一人になってしまい。。と不穏な想像をしたりして。
      2012/09/21
  • 「中央アジアの文化」を表現することがメインのこの作品において英国人の研究家であるスミスは異文化で育ったものとして大変重要な役割を持つ。これまでの巻はまさに「居候」で、干渉はしていたものの基本的には外から見て文化を調査しているに過ぎなかった。しかし今巻でスミスが直接こちらの文化の中に入り込み、その文化差に打ちのめされる、という展開を迎え、今までよりも踏み込んだ形で「文化」を表現している。読者である我々はどちらかと言えばスミスの文化に近いため、その感覚を共有してこの作品に向き合うことになる。そしてスミス以外は皆「あちら側の文化」であるため、あっさり事実を受け入れるよう促してくる最後を読んで、美しい余所の文化としてだけじゃなく、自分たちとの文化の差を意識することとなり、非常に考えさせられる。この構成は見事と言わざるを得ない。
    市場での買い食いで食文化を描いている点にも注目。非常に力を入れて描き込まれており、興味をそそること間違いないだろう。
    なお、肝心のスミスと関ったタラスさんは、アミルとはまた違った「かわいらしさ」を狙って描かれており、「乙嫁語り」の名にふさわしいこだわりを感じる。
    パリヤさんを主人公とした可愛らしい4コマも収録されているが、そんなパリヤさんにも新たな展開が訪れており、この先に期待したいところである。

  • 子がないまま兄が亡くなれば、その嫁は弟へ受け継がれる。兄弟がない場合は、親族がその任を負う。
    中央アジアの遊牧民に見られる、レビレート婚の習慣である。
    えっ、と思うような習慣だが、結婚を家と家との結びつきとして重んずる通念がある土地ならではのものだ。(姉妹が亡くなったとき、別の姉妹が同じ夫に嫁ぐ「ソロレート婚」もある。)

    一方でレビレート婚は、「だた生きていく事にすら多大な労力を要する」土地で、寡婦を路頭に迷わせないための措置でもある。女性が夫の兄弟にも死に別れ、家長(タラスの場合は義母)が他家との再婚を認めた場合でも、後ろ盾となる実父も、金もない場合もあるのだから。
    寡婦の面倒を親族がみる。居候としてではなく、親族の誰かの妻という地位を保証して。
    レビレート婚は、社会福祉などない時代、家父長制が絶対の土地柄では女性にとっては相応のセーフティネットであった。また、その義務を果たすことが男の甲斐性でもあったのだ。

    叔父なる人は傲岸不遜で不愉快な男ではあるが、自分の息子と結婚させることでタラスを(ひいては義母も)保護しようとしていたのではないかと思える節がある。
    だが、義母は肯わない。5人の夫に死に別れたタラスの幸せを願って、タラスがもう一度他家へ嫁ぐことを望んでいる。義母の願いは私たちから見れば無理からぬ願いと思えるが、叔父は「贅沢言ってんじゃねーよ」と言わんばかりの態度である。その態度がまた、義母の不信を煽っているように見える。

    スミスとタラスは、そんな状況下で出会う。
    人種も文化も超えて戸惑いながらも惹かれ合う二人の様子は、微笑ましく甘酸っぱい。タラスが、スミスのために夫たちの形見であり最後の財産ともいえる駿馬を差し出したり、スミスの危急を聞いて裸馬で駆けつける姿には、胸が詰まる。もしかしたら、これが彼女にとって初めての自由な恋だったのかも知れないのだから。

    しかし、二人が将来を誓い合ったところで立ちふさがるのは、またしてもレビレート婚(叔父と義母との)であり、家父長制である。
    義母が再婚したことでタラスには新しい「父」ができる。
    義母の再婚は、タラスに再婚のために社会的・経済的な後ろ盾を作ってやりたいという、親心の発露だろう。だが、もはや外国人であるスミスを警戒する「父」の意思を軽んずることは難しい。
    新しい「父」の手で、スミスとタラスは引き離される。

    タラスに婚約の印として与えた懐中時計を、スミスが砂漠に投げ捨てるラストが切ない。
    スミスにもタラスにも幸あれ、と祈らずにはいられない。

  • めでたくスミスがタラスと相思相愛で結婚か!しかし、文化の違いからあえなく…。
    タラスもスミスも報われなくてやるせなかった。

    アメリとカルルクと再開して、買い食いの場面はいいですねぇ。
    アミルがザクロに目がない自由奔放。
    ぶらない◎ 食テロ〜。

    パリヤがもう可愛すぎです。

  • だめだこれ先が気になって仕方がない

  • 1、2巻とは主役交代で、スミスさんと偶然に出会ったタラスさんとの約束へと話が転換するが、なんともメランコリック。しかしまあどのヒロインも個性的で可愛い。
    閑話休題的なパリヤさんの4コマも最高。

  • 嗚呼無情と申しましょうか…人の世には思いもよらぬ事が多くあるものですが、掟というか習わしというか地域地域での慣習に振り回された様な気分です。あまりの不条理に哀しくもあり、諦めの気持ちもありでした。ここまで三巻一気に読んできて非常に面白いです。

  • タラスもだけど、スミスがかわいそう…。

    まあ、文化が全く違うのだから当たり前なのだけど勉強にもなるのだけれど、それを頭に置いて読まないと、不快になる女性読者もいそう。

    娘は父親のものとか、夫の死後に世話のため、次はその弟に嫁ぐとか、ある意味戦前日本女性の結婚形態と似てるしね。

  •  スミスさんがめがねを外すと予想通りイケメンだった。
     イケメンだ。でもいいめがねです。

  • スミスさんとタラスさんはこれで終わりなのだろうか・・・。
    時計捨てちゃったのがなんだか切ない。
    宴会の話がおいしそうだし楽しそうだし面白かった。
    パリヤさんも宴会で知り合ったひとといい感じっぽいところが良かった。

  • スミスとタラスの切ない恋物語。この二人はもう結ばれることはないのかなあ?

  • 乙嫁語りの第3巻

  • 今巻はほぼスミスさん主役のようです。しかし、いきなり義理の父親となった男に結婚を引き裂かれたスミスさんに、結構長くスミスさんと接していたカルルク君達も「父親がだめというならだめだなぁ」と。心底そういう文化なんだなぁ(・_・、)。でも、市場の活気のある様子や、パリヤさんのお嫁入り先が決まりそうな・・・など明るい要素もありました。

  • エイホン家を出てアンカラへ向かったスミスさんの物語。ロシアが中央アジアへ勢力を伸ばす不穏な社会情勢のもと、英国人スミスさんを待ち受ける危険と出会い。実家との絶縁という不幸にあいながらもアミルはカルルクと幸せな結婚生活なわけだが、結婚に恵まれなかったタラスという女性の話が語られる。父親の権力が絶対だったと思われ、厳しい自然環境の中では社会の掟に従って生きていくことが必要で、それを当然と受け入れて生活していくとはこういうことなのだ。パリヤさんが可愛すぎる。幸せな結婚ができるとよいのだが。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「パリヤさんが可愛すぎる。」
      何て言うか、、、イジラシイですよね。
      「パリヤさんが可愛すぎる。」
      何て言うか、、、イジラシイですよね。
      2013/01/09
    • SnowyYukiさん
      一生懸命で、だけど不器用で。
      ほんと、いじらしいです。
      一生懸命で、だけど不器用で。
      ほんと、いじらしいです。
      2013/01/09
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「だけど不器用で。」
      あの彼は、気にしてないみたいだから大丈夫だよね。。。
      ネタバレだけど、5巻はライラ&レイリの結婚式らしい。
      「だけど不器用で。」
      あの彼は、気にしてないみたいだから大丈夫だよね。。。
      ネタバレだけど、5巻はライラ&レイリの結婚式らしい。
      2013/01/11
  • スミスさん 行っちゃいましたねー
    少しだけ悲しい気持ちになった巻。

  • 相変わらず作者の愛が溢れている。

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著者プロフィール

1978年東京都生まれの漫画家。2002年に月刊コミックビーム(エンターブレイン)より『エマ』でデビュー。緻密で美しい作画と、深い時代考証に基づいた物語で知られる。代表作に『エマ』『乙嫁語り』などがあり、その圧倒的な描写力で国内外から高い評価を得ている。

「2026年 『シャーリー・メディスン 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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