天空の瞳のイリス 葬送の鐘と奇跡の花 (ビーズログ文庫)

著者 : 小柴叶

• エンターブレイン (2011年7月15日発売)

作品紹介・あらすじ

進級試験に悪戦苦闘!冬休みになっても帰れず学院で過ごすイリスの元に、『日蝕』後の彼女の命を救う、重大な情報が舞い込んだ!その死をも蘇らせる伝説の植物を探すため、クレディオ、ジェラルドの兄弟王子らとともに、豪雪地帯に向かったイリスだが、その先にまさかの裏切りが!?大切な人との別れ…打ちのめされるイリスをよそに、ついに『日蝕』が始まった!聖女と婚礼の契りを結ぶ王子はどっち?そしてイリスの命は-?新米聖女の恋と学園生活は、感動と衝撃のフィナーレへ。

感想・レビュー・書評

[ひろさんの感想 · 2011年8月11日]

可もなく不可もなく……と言うか、不可の要素の方が大きいかも。
大団円なのはいいけど、そこに持って行くまでの流れが全てにおいて唐突のような。伏線あったっけ？　的な。
駆け足で纏めたのはすごいと思うけど、駆け足過ぎて「ふーん」って感じ。ヒロインの恋の自覚も唐突過ぎるし、2巻くらいでそういうふうに持っていかないと、あの流れは微妙。
まあ、打ち切りラストなのかもしれないから、2巻で自覚の伏線張る暇なかったのかもしれないけどw

何と言うか、どのシリーズも出だしはいいのに最後が尻すぼみでつまらなくなっちゃうので、頑張って欲しいな。
あ。あと、イラストも減点。
こういうレーベルはイラストの存在感も大事なので、あれはない。全然カッコよくない。表情怖い。