放課後のアディリシア　百億の魔女語り外伝 (ファミ通文庫)

著者 : 竹岡葉月

• エンターブレイン (2011年8月29日発売)

感想・レビュー・書評

[月居遥さんの感想 · 2012年3月17日]

「百魔女」本編では謎だらけのアディリシアことアディの物語。
同じくクールっぽいサブキャラだったジノ君(ネイバー)の視点で
語られます。

ほ、本編よりよかったんじゃないか！？てぐらいよかった！
ジノ君もアディちゃんも可愛いし、凄く普通の子。
そう、アディちゃんも「普通の子」なんですね。

他愛無さの中に、重要な要素もふんだんに含んでいるので、
最終巻の前にこの巻を挟み刊行順で読むのが大正解でした。

この「普通でないようで普通の子」なアディ＆ジノと、
本編の主人公「普通なようで結構普通でないかも」な
アルト＆エーマたちの着ける決着が楽しみであります。

[ニコさんの感想 · 2011年10月24日]

百億の魔女語り外伝
短編４つ（web連載３つ書き下ろし１つ）
主人公はジノ

魔術書戦争
学院の男子学生の間で行われていると噂の禁書魔術書の写本売買
賢人会議（メリエル）とアディとジノが捜査をすることに…

お呪いしましょう
ジノとアディの出会い
ジノの下宿先の大家の娘に教えられた幸せのおまじない
呪術には必ず報いがある
ロリアディ

三分間狼少女
お片付けってのはどうしたって思い出の品に、当時の記憶が引き寄せられるのだ。
狼人間を目指して待ちきれずに結果は犬
本編の主人公アルト登場

タストニロファウエスは生きていた。
竜大好きジノ
フィールドワーク
虐げられた少女達が見出だした現状を打破する方法とは
ミルトン記憶喪失

著者プロフィール

1999年度ノベル大賞佳作受賞を経てコバルト文庫よりデビュー。以降、少女小説、ライトノベル、漫画原作など多方面で活躍する。主な著作に「谷中びんづめカフェ竹善」シリーズ(集英社)、『蒼井葉留の正しい日本語』『横濱妖精探偵社』『恋するアクアリウム。』(KADOKAWA）など。描かれる人間関係や作品世界のあたたかな雰囲気は、多くの読者に支持されている。

「2023年 『犬飼いちゃんと猫飼い先生２ お友達から卒業しますか？』 で使われていた紹介文から引用しています。」