わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 3 ラブメイドですが何か? (ファミ通文庫)
- エンターブレイン (2011年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047274686
作品紹介・あらすじ
命がけで仁島さんと沢田の騒動にケリをつけたにもかかわらず、高柳君の妄想少女のせいで憂鬱な春休みを過ごすあすみ。そんなところに、ユニコーンホテルに泊まったカップルの片割れ、仲居加奈がやってきた。大人の階段を上っちまったと思しきリア充は、こともあろうかあすみに「綺麗になりたい!」と協力を求めてきた!けっ、利沙にでも頼るがいいと猛るあすみだが、リサに乗せられ高柳君をふり向かせるためやるしかない!?迸る超リア中ラブコメ第3巻。
感想・レビュー・書評
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児童文学というべきか少女小説というべきかジュブナイルというべきか
はてまた女子向けライトノベルというべきか
女子向けライトノベルとされているレーベルで
この作品がそうでないものと分類されるのも
例えば男子向けの電撃文庫とかの作品を読めばよくわかる
中高生がこんなに「ごりっぱ」でありたくともあれるはずがなくてまぶしすぎる
そういう面を中高生に向けて描けている本作を
ジュブナイルや児童文学扱いするのも失礼とも思う
ただジュブナイルというのが現在どこにあるかわからないように
この物語もライトノベルという場にいられるかというと難しい
自分が中高生だったらこの作品は受け入れられない
児童文学やジュブナイルのように「ご立派」ならせせら笑って受け入れられようが詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男子諸君の「妄想している彼女」が見えるようになってしまった中学生女子、あすみが主人公のラブコメ……というには、恋未満なところも多いあすみが可愛らしいコメディ。あー、楽しいなあ。この話なんか好きだ。今回は、メイドラブな彼にべた惚れの仲居ちゃんがメイン。二人はつきあっていて、しかもホテルまで行ったのに、そーゆー関係になれず、なんかぎくしゃくしている。そしてあすみもまた、片思い?の幼馴染の彼となかなかうまくいかない……。あすみはめっちゃお人好しというよりは、自分の周囲にいるひとを、限りなく愛してしまうため、妄想彼女たちや女子までも大好きで、女子たちもそれにどきっとしてしまうというところがどうしようもなく私好み。嫉妬する時もどうしようもなく素直なあすみが愛らしいです。あすみの視点は、基本的に男子っぽい(男兄弟がいる女子っぽいというか)ので、女子向けライトノベルとはなんか違う気がします。
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気づけばあすみが恋のキューピッドを務めるシリーズだったんだな、これ。1巻の内容あまり覚えてないが、なんか違ったよね?
今回はメイド命の川上と仲居さんを結びつけようと奮闘する。
高柳君に突如登場した妄想少女の謎と話は平行して進んでいく。二人と結ぼうと頑張れば高柳君も見てくれるはずと頑張るあすみだが・・・
てか、今回も命がけイベントになってるんだが、リア充目指すのにここまでするか?wwwキャラの心情も相変わらずドロドロだし、文学少女以上にないわー。
高柳君の妄想少女については解決せず、次巻持ち越しに。妄想少女の正体は一体・・・?
てか、あすみの妄想が凄まじすぎる。某変態王子がマシに見えるもん、うん。 -
おもしろかったけど、中学生にしては極端だったり違和感があったりする部分が今まで以上に多かった気がする