- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047276239
作品紹介・あらすじ
「私の護衛をしてほしいんだ」-蒼刻が留守の間に、神華国の太子・天祥がやってきて、"引きこもり"朧月を無理やり連れ出した。蒼刻が後で追いかけてきたのだが、アノ一件以来、蒼刻と顔を合わせるのはちょっと…な朧月。天祥からの依頼は、人を呪い殺すと噂の幽鬼から彼を護ること。ただでさえ後ろ向き驀進中!なのに、ちぐはぐなままの旅の行方は-!?大人気中華コメディ第3弾。
感想・レビュー・書評
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びくびく挙動不審な女の子と、彼女を守る無愛想な武官さんのラブコメ。今回は太子様がクローズアップされていました。なかなか本音を見せないひょうひょうとした人柄が面白かったです。ラブコメもいい感じですが、話はそんなに進まなかったかな?まだまだ続いてほしいです。
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突如として権力者に拉致られた引きこもり。
後で追いかけてきてくれた人は、前回の一件で少々顔を合わせ辛い。
とはいえ、そんな事を言っている暇もなく~な状態。
状態というか、キャラが…また濃いのが2名ほど。
そして無自覚ラブも上昇中。
今回は突っ込み役(?)の友人とその彼氏は遅れて登場。
事件としてはものすごくシリアスというか
物悲しい感じがするのですが、何せすぐそこから脱出。
けむに巻くのがうまいのか、それとも脱力会話が多いのか。
しかも最後が最後ですし…どうなるのやら。
とりあえず、次回も引き籠れそうにない感じです。
まぁ引き籠っていたら、話にならないでしょうがw
ところで、兄は出てくる予定はあるのでしょうか? -
情報屋さんおもしれー。個人的には呂将軍がヒットでした。なんだこの可愛い人。あなたが可愛い生き物だよ!
しかし全体的に盛り上がりには欠けるかなーって感じでした。騒動も最後の方にちょろっとあるだけで、あんまりあっさり終わったのでびっくりしたくらい。まあそれだけ二人の進展がメインだったともいえますが。蒼刻結構押してるけど、なかなか進まないもんねぇ。次回あたりもうちょっと距離が縮まないかなとも思いますが、次は例のお兄様出てくるっぽいもんね。邪魔が半端なさそう。頑張れ蒼刻。 -
もんもん悩んでる蒼刻さんが可愛いね(笑)新キャラの動物大好きな人もいい味出してた。
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「私の護衛をしてほしい」――蒼刻が留守の間に、神華国の太子・天祥がやってきて朧月を連れ出した。
後を追って蒼刻もやってきたが、前回のアノ一件以来、彼と顔を合わせるのはちょっと…と戸惑いを隠せない朧月。
天祥からの依頼は、人を呪い殺すと噂の幽鬼から彼を護ること。ただでさえ後ろ向き驀進中なのに、ちぐはぐなままの旅の行方は…?
中華コメディの第三弾。コメディだったんだな、と後ろの説明を読んで気付いた。確かにコメディと言われればコメディかも。
個人的には若干テンポが悪くなったような…?な巻でした。
何というか、問題があんまり全面に出てこなかったというか、終始旅の御一行のおしゃべりがメインだったというか。
一応幽鬼も出てきたし最後少し朧月の活躍シーンもあったけど、いかんせん1や2に比べると盛り上がりに欠ける感じ。
まぁメインがコメディであるならそれでもいいのかもしれないけど、1巻の時のように幽鬼が見える朧月の特殊な力を活かした活躍を期待しているとやや肩透かしをくらったような。
もう少しホラー色上げてくれてもいいんだけどな。
でもその分朧月と蒼刻の関係は順調?に進展中でそこは嬉しかったり。
何気に天祥にやきもちやいてたりして、蒼刻も若者っぽさが見えてよかった。何だかんだ、独占欲強いのが可愛い。
早く飼い主と珍獣なんて言い訳抜きにしていちゃいちゃしてほしいものだ。 -
シリーズ3作目
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“「そんなに小さくなられてしまうと、君を見失いそうだな。手をつなごうか朧月」
「......天祥さま。こいつは俺が連行しますから、お構いなく」
「え......あの、わたしは一人でも大丈夫で——」
「信用できるか馬鹿」「迷子になってからでは遅いんだよ?」
同時に言われて、しゅんとする。
そうして左手を天祥にとられたかと思えば、右の二の腕をぐいっと蒼刻に引っ張られ、朧月は目を白黒させた。今朝から挟み撃ちに合いっぱなしだ。
どちらが珍獣を連れ歩くか議論している間に、不幻がふいに後ろから来て朧月を抱え上げた。普段よりも高い位置に持ち上げられた朧月は、声にならない悲鳴をもらす。
不意打ちに目を点にした蒼刻と天祥を前に、不幻はぼそりと言った。
「平和的解決」
「どこがですか!」”
不幻のキャラが面白い。
情報屋さんの本名とか辺りはこれからに関わってくるのかな。
桃まん食べたい。
“不幻は淡々と言った。
「蒼刻。君は近いうちに、護花七将軍に正式に任命される。双璧がそう言っていた」
不意打ちに、蒼刻はゆるやかに瞬く。
もろもろの理由で着任を保留されてはいたが、国軍を統べる双璧と呼ばれる二人がその気になれば、いつ任命されてもおかしくない状態だったので、大きな驚きはない。受けていいものか、迷いはあっても。
問題は、なぜ双璧が今「その気」になったかだ。彼らは理由のないことはしない。
そして、空位だった国軍の司令塔の座を埋める理由など、絶対にロクなものではない。
「——呂将軍、まさか......」”