オーバーロード1 不死者の王

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 1267
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047281523

作品紹介・あらすじ

その日、一大ブームを起こしたオンラインゲーム、"ユグドラシル"は静かにサービス終了を迎えるはずだった。-しかし、終了時間をすぎてもログアウトしないゲーム。意思を持ち始めたノンプレイヤーキャラクター。なにやらギルドごと、異世界に飛ばされてしまったらしい…。現実世界ではゲーム好きの孤独でさえない青年が、骸骨の見た目を持つ、最強の大魔法使い"モモンガ"となる。彼が率いるギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の伝説が、いま始まる!圧倒的人気のWEB小説の書籍化。

感想・レビュー・書評

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  • 「ようこそ実力至上主義…」に味をしめて気になるラノベへ読書範囲を拡大。
    アニメが面白かったが、原作もやはり面白い。
    とにかく楽しむことを優先するならラノベも選択肢のひとつだ。
    他者を寄せ付けない「悪」の痛快な物語。

  • サービス終了を迎えるVRMMORPGに居座っていたらログアウトできなくなった。
    一体どうなってるの?とあわてる主人公に話しかけてきたのは、本来自律行動をとることのないノンプレイヤーキャラクターたちで・・・ひょっとしてここはゲームそっくりの異世界なの?みたいなお話。
    ぶっちゃけ、ソードアートオンラインの亜種。

    主人公のキャラが人外、それもアンデッドモンスターであるエルダーリッチってところが特徴。
    人外モンスターを率いるアンデッドの王、オーバーロードを主人公としたダークファンタジー。
    挿絵もおどろおどろしく、骨太な世界がつづられる、と言うことになっている。
    なかなか興味を引かれる設定なんだけど、残念ながら筆力が追いついていない。
    表現力や文章力が若干不足しているようで、ちょっと背伸びした文章だなぁと感じる。
    むしろ、コミカルで力の抜けたシーンの方が無理がなく、親しみやすい。
    骨太なファンタジーを描ききる筆力があればかなり面白くなりそうな気配は感じたので、非常に惜しい。
    それでも、続きはなかなか楽しめそうな気がした。

    個人的な評価としては、転生したらスライムだった件、に近い。
    文章力的に若干の不満を感じる点や、主人公がモンスター側ってところも転生スライムを髣髴とさせる。
    まあ内容的にはずいぶん違うけれど。

    ー追記ー
    3巻の途中まで読んでから、原作であるweb版を軽く読んでみた。
    どうも、書籍化するに当たってほとんど別物?ってレベルの加筆修正が加えられたらしい。
    web版を下敷きにはしているが、大幅な設定の追加が行われている。
    まず、web版には書籍版で重要な位置にいるアルベドがいない。マーレもいない。
    書籍版では細かい設定も追加されたようだ。
    特に、主人公の心象描写がかなり追加されているので、主人公や物語全体から受けるイメージも大幅に変わっている。
    カルネ村でのイベントやエンリの扱い、戦士長との対話などもweb版と書籍版ではかなり違う。
    書籍版でカルネ村に向かうのは主人公とアルベドだったが、web版にはアルベドがいないので主人公のみ。
    おかげでイベントがかなり変更されている。

    書籍版でのエンリはただの村娘としての役割しかないが、web版では主人公に雇われて帝国へ旅立つ。

    全体的に、web版から書籍化するに当たって、細かい設定の追加、主人公の心理描写の掘り下げ、ラノベ的な萌えキャラ要素の追加が行われたのだろうと思われる。
    主人公にべた惚れのアルベド、男の娘マーレ、シャルティアのエロゲ要素など、萌えラノベ的な成分が書籍版では増えている。
    その分、web版のダークファンタジー成分が若干薄れているのに、イラストは本格的なダークファンタジーがイメージされているので、なんとなくちぐはぐな印象を受けたのかもしれない。
    書籍版で追加された要素は面白いと思うんだけど、web版のほうがすっきりとまとまっていて好印象を受ける。
    いや、書籍版の追加要素も面白いとは思うんだけどね。
    なんかそのおかげで物語としての個性、とんがったイメージがマイルドになって特徴がぼやけちゃったのかな。

    web版を踏まえて評価すると☆が一つ増える。

  •  今期のアニメ「OVERLORD」に大層ハマった私は、気づけば小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されている原作を一晩で読み漁り、ついにはこの書籍版にまで触手を伸ばしていた。若干ややこしいのでこの作品群の流れを説明すると、まずオリジナルの「なろう版オーバーロード」があり、それを書籍販売するにあたって改稿や新規エピソードなどを追加した「書籍版オーバーロード」、次いでその書籍版をアニメ化した「OVERLORD」といった形になる。ネット小説を超えて書籍化し、文字媒体を超えてアニメ化まで果たしたこの作品はまさしくエンタメの垣根を越えていく超越者(オーバーロード)って感じだ。

     その超越者っぷりは話の内容にも如実に表れていて、「なろう作品にありがちなMMORPGモノねー」と思いきやまず主人公はオンラインゲームの世界からファンタジーな異世界に飛ばされる。そして主人公は滅茶苦茶TUEEEのだ。ちなみに主人公は邪悪な魔法を操る骸骨のアンデットでもあったりする。つまりはMMORPGモノでありながら異世界ファンタジーモノでもあり俺TUEEEモノでもあってダークヒーローモノだったりすると。いやいやなんでしょうこの盛り具合は。属性てんこ盛りが当たり前になってきているサブカル界隈でも驚きの要素ペガサスMIX盛り状態である。

     これだけ聞くとセンセーショナルに流行りの要素をただ積み重ねただけに思えるかもしれないけれど、その考えはきっと間違っている。アニメ化をするにあたって監督を務める伊藤尚往も述べているが、この作品からは「原作の丸山先生の勤勉さとその物量と世界観の作り込みの半端なさ」がとにかく伝わってくるのだ。それがこの「オーバーロード」をここまで面白い上質な作品たらしめていると私は思う。ファンタジーやゲームのような世界を創作する時、作者の労力は個人的に現実を下敷きにしたフィクションを創造する場合の何倍もの労力が必要とされると思う。何故なら作者は異世界を創造するにあたって、現実には存在しない生物や魔法といった現象を考えるだけではなく、時にはその世界の物理法則といった細かいところまで考えなければいけないからだ。これは所謂「設定」という奴だけど、この設定をどこまで細かく作り込めるかで創造する世界の説得力が変わってくる。ただ忍者が火を吹いて敵を攻撃するのにも、その過程に「チャクラ」という設定があるのとないのでは説得力と面白みが大分変わってくるはずだ。「オーバーロード」では作者によって積み上げられたそんな細やかな設定たちが、一見異なる様々な要素を見事に調和させ、それぞれの良さを十二分に活かしたものにしている。

     またこの作品では様々な要素をテンプレとして取り込むにあたって、それぞれの要素の良さを活かすだけではなく、それらの弱点を上手く回避しようとしているふうに見える。例えば俺TUEEEモノの弱点は読んで字のごとく主人公が強すぎることだ。能力的にも精神的にも完全無欠な主人公では読者も「どうせまた勝つんだろう」と飽きがきてしまう。では「オーバーロード」の主人公はどうだろうか。作中の主人公は飛ばされた異世界のなかで神にも匹敵する力を持っている。しかし精神的には非常に脆い。圧倒的な力で敵を倒した主人公は真っ先に「え? 相手弱すぎない? 嘘嘘! こんな訳ないよ!」と思い悩む。実際に自分がこの世界において最強の部類であると自覚しても尚、「俺の力、強すぎ……!?」と驚くのである。しまいには、神にも等しい力を持つ主人公に人々が畏敬の念を示すと居心地が悪くなってしまう始末だ。つまりは読者が主人公の力に引くより先に、主人公自身が己の力にドン引いている。他にもダークヒーローたる主人公は一貫して悪役を貫いている。利用のために人間に好意的に接することもあるけれど、基本的に人間を虫ケラ同様に認識している。ままありがちな展開として決して途中で正義に転向することもないし、悪役の定めとして負けることも決してない。個人的な話になってしまうけれど、テレビの前でバイキンマンを一生懸命に応援し、ロケット団の完全勝利を待ち続けていたような子供だった私としてはこれが大変楽しい。この主人公は映画の時に良い奴としてサトシを助けないし、アンパンマンを無力化させた後は油断せずに生産者たるバタコにジャムおじさんまで血祭りにあげ完全勝利を得るような痛快無比の悪役である。

     こういった工夫が随所随所に施され、作品をより面白いものにしている。他にも伝えたい良い部分が沢山あるのだけど、いささか長文になりすぎたのでそろそろ筆を置こうと思う。作者の丁寧な物語の作り込みにテンプレを用いながらその定石を破っていく話の展開。この「オーバーロード」はあらゆる部分でこれまでのものを超越していこうという気概を感じさせる作品だ。

  • アインズ様を崇める本

  • アニメ4期まで視聴済。
    アニメで展開される「物語」やキャラクターの「心情」も素晴らしいのですが、それだけでなく、背景にある「世界」やレベル等ゲーム的な「設定」に触れたくなり、原作小説にも手を出してみました。

    いやー、面白い。
    アニメの表現が上手いのもありますが、サクッと描かれていたシーンでもこれだけ非常に丁寧に描写されていたんだと感心。
    後追いで原作小説を読んでも楽しめそうだと、期待が高まります。
    特に、アインズの苦悩がしっかり表現されていて、そこが非常に良い。
    慎重にもほどがありますが、油断しているより個人的に好感が持てます。
    本作は論理を積み重ねて結果を得る系でなく、「なんか上手くいった」が痛快な系の作品だと思っています。
    しかし、油断せず慎重に事を進めているのにそういった着地をしてしまうことがあるのが、奇妙ながらも、心地良いところだと考えています。

    最後に、もうひとつ原作小説を手に取って良かったと思うこと。
    最初にちょっと触れたことでもあるんですが、設定ですね。
    各キャラのレベルやステータスなどのゲーム的な設定が記載されています。
    いやー、これ良いですね。
    守護者は100レベルでしょうが、他のNPCやキャラのレベルとかステータスが見れることが、今から楽しみです。

  • 懐かしい
    また機会あれば読みたい

  • 骸骨の不死者の王としてゲームをしていたが、ゲームの世界に…。
    ギルド名アインズ・ウール・ゴウンのギルドマスター・モモンガの最強物。

  • 「聖王国編」映画化に向けて原作を読み始めました。
    アニメ版では知ることができなかった主人公の心情や書籍版ならではの細かい設定の羅列を読むことができて満足しました。
    異世界(?)で友人を探し求める主人公の行く末が楽しみです。

  • ミニコメント
    その日、一大ブームを起こしたオンラインゲーム、“ユグドラシル”は静かにサービス終了を迎えるはずだった。―しかし、終了時間をすぎてもログアウトしない。なにやらギルドごと、異世界に飛ばされてしまったらしい…。
    現実世界ではゲーム好きの孤独でさえない青年が、最強の大魔法使い“モモンガ”となる。彼が率いるギルド『アインズ・ウール・ゴウン』の伝説が、いま始まる! 

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1258861

  • アニメ版を見ていたので、面白い事は知っていたが、アニメよりも細かい描写説明が多く、書籍の方が面白い気がした。
    また、書籍では時間を行ったり来たりするので、知っていても、楽しめてしまった。
    2巻目が凄く楽しみです。

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