B.A.D. チョコレートデイズ(3) (ファミ通文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047282056

作品紹介・あらすじ

どうしてこうなった…。七海が挑発し、白雪がプライドを賭け、繭墨が油を注いだ料理対決という惨状に、僕は頭を抱える-『クッキング・オブ・ヘル』学校の時計塔で少女たちが消えてゆく。友人を助けるため立花梓は再び嵯峨雄介に助けを求めるが-『さよならの時計塔』桜の下で、繭墨あざかはただ不吉に美しい。それ故に僕は絶望するしか出来なかった-『僕が彼女を理解できない不条理』他、全4編で贈るチョコレートデイズ・セレクション第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 小田桐が休暇を取った話、小田桐が休暇を取った時の繭墨の話、女性陣により男性陣が死ぬ料理の話、雄介と梓の七不思議の話、繭墨の話、これらの短編集。
    1話と2話は同じ時間軸で小田桐サイド、繭墨サイドに分かれている。電話やメール越しだとお互いに相手は平和にやってそう。実際はそうでないのが、ギャップがあって面白かった。
    白雪と七海のバトルは小田桐による白雪と綾のクッキング教室になってしまい、七海が白雪と同じ土俵に入ろうとしなかったのが消化不良。
    雄介と梓の話、梓は鈍感で空気が読めないが、それは雄介にも言えている。似た者同士の2人はそれぞれの良い所は分かるのに自分のことは見えてない。それが悲しかった。
    これは作者が読み手に面白い誘導をしていて、終盤でそういうことだったのか納得する話だった。繭墨の考え方はわがままで冷酷で慈悲もないが、納得出来ることもある。それでも思ってしまう、やってしまうのは人の嵯峨だ。

  • 短編4編を収録しています。

    第1話「小田桐勤と繭墨あざかの休日」は、小田桐の休日に2人の身に起こった事件を、それぞれの視点から描いています。

    第2話「クッキング・オブ・ヘル」は、小田桐をめぐって白雪と七海のバトルが勃発。あざかが火に油を注いだことで、白雪が生まれて初めて包丁を握って料理にチャレンジすることになります。

    第3話「さよならの時計塔」は、雄介と梓がメインの話です。学校の七不思議の一つである、時計塔の謎に2人が巻き込まれることになります。

    第4話「僕が彼女を理解できない不条理」は、あざかの付き人でありながら彼女を裏切った男の視点から、事件の顛末が描かれます。

    ライトノベルではお約束の料理バトルですが、白雪の方がドンピシャのハマリ役なのに対して、七海の方はあざかとは違った意味でズレているところがあって、なかなかバランス調整が難しいのかもしれません。ちょっと中途半端な印象でした。

  • 早くも3冊目の短篇集。短編とはいえ、前後の本編も間髪入れず刊行し、さらに片手間でホラーアンソロジーの描き下ろしまで書いてしまう綾里先生の筆の速さには毎回脱帽です。沢山の本を読んでいる者としてはもう少しゆっくりでも全然問題無いんだよ?(ェ

    「小田桐勤と繭墨あざかの休日」は小田桐と繭さんそれぞれの視点から小田桐の休日を描いたもの。話は繋がっているのに全然違う休日をすごしているところが面白い。

    「クッキング・オブ・ヘル」は料理対決でグチャグチャになってギャアアアなテンプレ展開を期待していたのだが、七海は勝負を放棄して白雪と綾の料理を小田桐が支えるという展開に。
    白雪さん出すならもっとイチャイチャすればいいのにとかなにすくぁwせdrftgyふじこlp

    「さよならの時計台」は雄介・梓の続編。やっぱこういう本編に近い方がなんだかんだで面白い。
    一番怖いのはやはり人間だねぇ。本編ともリンクしている話なので要チェック。

    「僕が彼女を理解できない不条理」は最初から少し毛色の変わったものだとは気づいてたけど、そういうことだったのか・・・これはかなり高度な話かな。

    ・・・と、思わせておいて本巻で一番高度な話だったのは「クッキング・オブ・ヘル」だろう。
    え、散々言っといて!?とか思われるかもしれないが、白雪さんが味音痴って考えてみれば(本編読んでいる人にとっては)当たり前の事なんだよね。どうして気づかなかったのだろうか。

    そんなわけで色々詰め込まれたチョコレートデイズ第3弾。こんだけ語っておいてなんですが、白雪のイラスト観れるだけで眼福です、正直。

  • 短編5つ収録.本編の事件の合間に起こった日常パートや些細な異界現象の話.アパートの住人は本編でも結構出ているから,短編ででのドタパタは若干食傷気味.ただ白雪さんはぶれてなくて凛々しい.料理対決は,他のラノベの変な流行に乗っかったような内容で,料理下手キャラにいまいちなり切れていないのが勿体ない.幸仁のメールテロは,前回のが思ったよりウケたから味を占めたのかな.
    雄介と梓の話の続きである「さよならの時計塔」が,B.A.Dでは珍しい日常エンド.

  • ネット掲載したものが4つ、書き下ろしが1つ。改めて本編のものと時系列を考え、雄介くんの行動が見えてくる。梓に手を振ってから、ヒルガオにたどりついたことを理解。書き下ろしは騙された。最近あざかさんの扱いが軽い気がしていたので、少し満足。

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著者プロフィール

エンターブレインえんため大賞小説部門優秀賞を受賞し、『B.A.D.1 繭墨は今日もチョコレートを食べる』(ファミ通文庫)でデビュー。同作から始まる『B.A.D.』シリーズや『異世界拷問姫』(MF文庫J)を筆頭に、無二のダークファンタジー世界を築き上げている。

「2020年 『魔女の愛し仔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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