カゲロウデイズII -a headphone actor- (KCG文庫)
- エンターブレイン (2012年9月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047283398
作品紹介・あらすじ
『カゲロウデイズ』他、投稿された楽曲の関連動画再生数が1000万を超える超人気クリエイター・じん(自然の敵P)。その本人による書き下ろしノベルの第2巻が早くも登場!全ての楽曲を繋ぐ物語はついに核心へと向けて動きだす。-これは、少年と少女の物語。あの事件のその後の話。そして、とある『過去』が明らかになる…。新世代の作家が描く、『目』を疑うような衝撃作。
感想・レビュー・書評
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エネとコノハの過去話がメイン。物語に大きな動きは無く、新たな謎が浮上して次巻へ続く。どうやらそれぞれの楽曲が個人個人のエピソードを掘り下げて書く流れのように感じられた。
こういう引きは好きな方なので読んで楽しめたが、少々読者が置いてけぼりになっているような印象。
次巻ではメカクシ団の新たな活躍に期待したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
“「なるほどね。まぁ、それにしてももう少し愛想はよくしたらいいのになぁ……まったく。あいつはアヤノちゃんみたいな子が近くにいると甘えられるし、幸せ者だね」
そう私が言った途端、なぜかアヤノの表情が少し曇った。
もしかして何か、言ってはいけないことを言ってしまっただろうか。
そんなつもりはなかったのだが。
「……いえ、私じゃダメなんです。あの子にはもっと、あの子以上にワガママであの子を引っ張って行ってくれる元気な子がいないと……。私なんていっつも後ろにくっついてるだけで、なにも出来てないですから……」
そういうとアヤノは「エヘヘ」と頭を掻いた。いや、まてまて、アイツよりワガママなやつなんてこの世に存在しないだろう。自分勝手で、意地が悪くて、本音を隠すような、つかみどころのないやつ。……ってあれ……?”[P.140]
「ヘッドフォンアクター」
「夕景イエスタデイ」
「追想フォレスト」
キドとカノは何故遅れて来たのやら。
学園祭話面白いなー。意外なつながりが楽しい。
エネとコノハになっちゃった理由がまだ不鮮明だよねどきどき。
“エネの話題が出た途端オレの目からは涙が溢れ出した。あいつは確実にさっきの痴態を忘れない。おそらくオレが墓に入るまでいじり倒すだろう。
「やっぱり携帯の中にいるように見えるよね。ねぇ、あれどうなってるのシンタロー君。……ってなに!?なんで泣いてんの!?」
オレの顔を覗き込んできたカノの表情には、どうみても「面白いもの見〜つけた!!」と書いてあった。本当に陰湿なやつだ。
さり気なく背中に手を回してくるあたりも非常に気持ち悪い。”[P.183] -
閃光の舞姫は。
二人とも重病を患っていることを知っているというのに、人が少ない場所に教室を準備するなんて問題なのではないのか。 -
貴音と遥の話、切ない…!
大好きな高校生組の絡みがなかった、他の巻かな?
セットさんが懐かしかったです。
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『カゲロウデイズ』他、投稿された楽曲の関連動画再生数が1000万を超える超人気クリエイター・じん(自然の敵P)。その本人による書き下ろしノベルの第2巻が早くも登場!全ての楽曲を繋ぐ物語はついに核心へと向けて動きだす。―これは、少年と少女の物語。あの事件のその後の話。そして、とある『過去』が明らかになる…。新世代の作家が描く、『目』を疑うような衝撃作。 -
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00553340 -
パソコンに住んでシンタローにつきまとっているエネのエピソード紹介がほとんどで、ああ、なるほどだからご主人様って呼んで下僕になってんだとわかりました。
でも、一緒にいた女の子は誰だろう?とか、遥はどうなったんだろう?とか、電脳になったいきさつとか、楯山研次朗は挿絵付きだけど、エネを電脳にしたのか?とか、謎は深まるばかり。 -
あの日言えなかった言葉を探す物語。過去を想い、今存在する自分を見つめた切なさ。
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エネのエピソード。コノハもか。最後の繋ぎがきになるが、この伏線が回収されるのはいつやら。
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まあまあ。