九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子 (ビームコミックス)

著者 :
  • エンターブレイン (2012年10月15日発売)
4.39
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レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・マンガ (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047284081

作品紹介・あらすじ

見たこともない物語のはじまり、はじまり。

前代未聞の漫画ここにあり! 2年の沈黙を破って、九井諒子ワールドの幕がふたたび開く。
竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生――それぞれの絆を題材とした過去の6作品に加え、全38ページの新作描き下ろし作品を収録。笑いあり、涙あり、きっとあなたが忘れていた、親と子の絆を思い出す7つ物語。

感想・レビュー・書評

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  • 書店員をしていますが、こちらの漫画が入荷された時に「わ!なんだこれは!」と、まず表紙のインパクトに衝撃を受けました。
    そしてパラパラを中身を確認(表紙と中身で絵が違うとかもあるしさ!)して、「これは絶対買う」と強い決意。
    そして読み始めて「あ~~!!買ってよかった~~!!」とジタバタするほど楽しめました。
    しかもこの分厚さでこの安さ。そこにも驚き。どの話も本当におもしろいし、可愛いし、それぞれカラーの違う話というのも凄いし…。
    本当に買って良かったです。他の漫画も集めたいなぁ。

  • 九井諒子さんの短編集。
    『ダンジョン飯』が大きく話題になりましたが、
    九井さんは短編の見事さも大きな魅力です。
    敵対する2つの国の人々を描くやや重めのお話から、
    日常にするっと紛れ込んだり同居していたりする
    ファンタジック要素が微笑ましくかわいい作品たちまで、
    時に微笑み、時にしんみりし、時に涙する
    全7作が収録されています。どの作品も面白いですが、
    個人的には、可笑しい中に人情が染みる「金なし百禄」、
    どんどんこじれていく状況が面白い「犬谷家の人々」が
    特にお気に入りです(^^)。

  • 九井諒子好きだな!
    ヒロイックファンタジー風のものよりも、現代に混ざりこむファンタジーや、昔話風の話が好き。
    第四話の「狼は嘘をつかない」と第五話の「金なし白祿」が特に良かった。
    『ひきだしにテラリウム』でもコミックエッセイ風の作品が入っていたけれど、「狼は嘘をつかない」はもう少し長め。何の説明もなく、よくある病気持ちの子供の子育てエッセイが結構な分量で入った後(しかも、狼男症候群ってなんだ!? 病気のわかりやすい説明で本当にありそうな気になる……)絵柄を変えて、今度は漫画家の母親と病気の息子の確執なんかがユーモア込みで語られる。こういう形の漫画って他であまり読んだことがない。

    「金なし白祿」は時々笑ってしまう(へたくそな馬とか、ちっちゃな獅子とかすごく可愛い!獅子ってライオンだから犬ってより猫では?とか思ったけれど、狛犬だからか。獅子に匂いを辿らせるってどういう発想。笑)
    最後にはホロリ。書きこみ過ぎない余白もいい。
    昔話やお伽噺風の作品がほんとに上手いなあと思う。

    とっても満足な一冊だった。

  • ダンジョン飯も大好きですが、九井さんの短編集たちもどれもすごく面白いです♪ファンタジー好き、RPG好きにはニヤリとする設定が多々あって楽しいですよー。

  • 読み返す時用メモ

    ・竜の小塔
    二つの国の間の龍の巣/お約束な展開だけどいい人揃いでほっこりハッピーエンド。
    ・人魚禁漁区
    届けたい人魚と少年/意思疎通の難しさややりたいことと出来ること。甘酸っぱさ。青春!
    ・わたしのかみさま
    直立する神様(見た目魚)/幼い時に感じたことのある胸が締め付けられるような不安、からの安心。からのオチ。
    ・狼は嘘をつかない
    狼男という病気/入りの体験記漫画風な部分が興味深かった。本編はあったかい親子愛。あとかわいい。
    ・金なし白禄
    目を描くと動き出しちゃう/コミカル切ない。最後のコマで泣いた。大好き。
    ・子がかわいいと竜は鳴く
    王子と暗殺者/なんだかんだみんな優しい。竜はシビア。(笑)ここから始まるような序章感。
    ・犬谷家の人々
    能力系なあれ/コメディ。銅田一がいい意味でめんどくさい。舞台的な楽しさだった。

  • ファンタジーや昔話、現代劇風と
    様々な設定でフシギなお話しが読める短編集。
    どれも起承転結がしっかりしていて、怖かったり癒されたりと。
    金なしビャクロクの話しなんか、脳内に日本昔話のBGMが流れるレベルのいい雰囲気でした(笑)

  • 大変面白かったです。竜、人魚、狼男、川の神様等、現実にはいないものたちが、もしいたら? という、まあよくある日常ファンタジー系と言えばそうなのですが、その切り口が妙にリアルで良い。それから、本当の生き物になってしまう絵や、超能力者一家の話なんかも、リアルとは違うんだけど…、良い。どれもわくわくして、読後感が爽やかで、「なんだか良いなあ」という話ばかり。特に私は『狼は嘘をつかない』が好きです。こんな病気があったら、確かにこういう育児漫画が出そうだし、医者の話し方、支援団体なんかも、わかる! あるある! いや、現実にはないんだけど。あと、「俺のほうが絶対その犬より強い賢い」っての、すごくわかる! 確かに犬ってそういうこと思ってそう!! わかるわー。なんだろう、この面白さ。「とにかく面白いから読んでみて!」とつい人に勧めたくなっちゃうような…。すごく好きです。他の作品も読んでみたいと思います。

  • はあ〜〜〜〜もうこの人はなんてすてきなおはなしをつくるのでしょうか

  • 短編集。

    竜とか人魚とか狼男とかが実際にいて、いることによって起きる問題について語る。実際にいたらこういう時困るだろうなーという感じの事を真面目に描いている感じ。
    すごい想像力ですね。

    絵師が描いた絵が抜けでてくる話や川の神様を拾って助ける話は楽しかったです!

  • 衝撃の初読。この作家さんを知らずして今までなにを語ってきたのかと思うと恥ずかしくてたまらない。しっかりとしたデッサン力、ユーモアのセンス、またストーリーも新鮮かつ斬新。要は超絶好みなのである。凄すぎる。どのお話も好きだけど、「子がかわいいと竜は鳴く」のラストが好き。「犬谷家の人々」も超笑った。感服。

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