乙嫁語り 5巻 (青騎士コミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3570
感想 : 252
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047286313

作品紹介・あらすじ

19世紀・中央アジアの生活文化を漫画で再現する『乙嫁語り』、シリーズ第5巻!

感想・レビュー・書評

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  • この方の作品は、総じて文化だったり生活だったり動物だったり女体だったりを「好きで好きで仕方ない」という思いで描かれているようで大好きです。

    わがままが過ぎて少し先が心配になるけど、双子ちゃんの結婚式良かったですね。

    お婆ちゃんのお話も格好良くて好きですが、手負いの鷹の話にどうにも打ちのめされてしまいました。
    ヤキモチ焼いちゃうカルルクさんも可愛いし、相変わらずの仲良し夫婦はとても微笑ましいんですけど。
    そんな中で「このまま空も飛べず人の手からエサをもらって それでは命あっても生きているとは言えません」と言ったアミルさんの言葉は、なんとも冷や水を浴びせられたようでした。
    前作エマの中でアデーレさんが「生きたといえるだけの人生を生きられたのか 生きたと言えるような人生を生きたいから やったと言えるだけの事をやりたいのよ」というようなことを言っていたのを思い出しました。
    もちろん生きてることはそれだけで素晴らしいし、「生きてるだけで丸儲け」なんて言葉も大好きなんですけど。
    なんかね、だけどそれだけじゃねえだろって、こうもはっきりと厳しいことを言ってくれるのに出会ったのが久しぶりで「ああ、私はこんな厳しいことを誰かに言い切って欲しかったのだな」とさえ思ったのです。
    そして、この作者さんにとってはきっと「描く」ことが生きることなのではなかろうかと、勝手に推測してみたり。。

    自分が生きて行く上での戒めとして、この先も時折読み返したいなと思いました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「冷や水を浴びせられたようでした。」
      色々と忘れているコトを思い出させて呉れる。マンガ家さんだと思う。
      逆説的だけど、命の大切さ尊さを伝える...
      「冷や水を浴びせられたようでした。」
      色々と忘れているコトを思い出させて呉れる。マンガ家さんだと思う。
      逆説的だけど、命の大切さ尊さを伝える素晴しい挿話でした。
      2013/05/23
  • 相変わらずの圧倒的な絵と生きることのリアルさ。
    リアルなのはまさに日々の生活を描いているから当然なのだけれど、やはり現代から見るととても大変そうな生活。生きるために日々が過ぎて、多分趣味の時間はない。生活の中で自分が好きな作業を趣味にするくらいが限度だと思われる生き様が、それでも素晴らしいと思わせるのはやっぱり漫画のせいが大きいと思う。実際はしたいとは思える生活ではないはずだから・・・。

    会話がなくても絵だけで動きや楽しさ美しさを表現できてる作家さんなので、もうとにかく引き込まれてしまうの一言。さら~っと読んでしまうのはもったえないくらい一こま一こまに尽くされた書き込みにとにかく脱帽。

  • 双子のお話続き

    カルルクさんの嫉妬

    4、5巻全体的に好きだなー。

  • いよいよ、双子の結婚式当日です。
    結婚式が、本当にすべての人に祝ってもらうもので、幸せそうだな、と嬉しくなります。
    そして、食事が美味しそう。生き物を「いただいている」ということがよくわかる丁寧な描写で、ものを食べるって本来こういうものだったのだなあ、と改めて気づかされます。

    番外編のおばあさまがとにかく格好いい。
    ヤギを乗りこなすって素敵です。
    ラストは少しきな臭い感じですが、次巻はパリヤさんの結婚も具体的になるかしら、と思うと楽しみです。

  • 双子の結婚式編で二人の話はいったん区切りがつきました。異国の結婚式はこうなのかなー。後半は主人公夫妻に話が戻りました。夫婦というより年の差カップルみたいでかわいいです。

  • 双子嫁の結婚式。サームがいい。
    私達の知っている「愛」のかたちってたくさんある中のひとつでしかないんだよなぁってこの作品読んでるとしみじみ思う。

    ライラとレイリがいよいよ実家を離れて婿の家に行く時の描写がすごくわかるなぁ…。ある瞬間にあ、もう私はこの家の人間じゃなくなったんだなー、って実感が襲ってくるんだよね。それがすごくすごーく寂しい。

    しかしアミルの衣装はほんとにかわいいなぁ!
    全体的に描き込み半端ないけど、アミルのカットは背景が抜いてあって服がすごく映える。

    鷹の話も良かったです。
    はわはわしてるアミルさん可愛かった。

  • 双子ちゃん、無事に結婚!!
    あまりのわんぱくぶりに、どうなることやらと思っていたけど、
    サーム&サーミ兄弟となんだかんだで仲良くやれそうですね。
    幸せになれ~~♪

    アミルとカルルクの日常が覗けて嬉しかったです。
    カルルクがアミルの背を抜いたら、何だかドキドキしちゃいそう(笑)
    他のお嫁さん達のお話も楽しみにしています^^

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「他のお嫁さん達のお話も楽しみ」
      パリヤに、スミスとタラス、、、どうなんるうだろうヤキモキ。。。
      「他のお嫁さん達のお話も楽しみ」
      パリヤに、スミスとタラス、、、どうなんるうだろうヤキモキ。。。
      2013/06/03
    • ななこさん
      nyancomaruさん♪

      どのお嫁さん達も、本当に可愛くてドキドキしますよね…!
      皆幸せになって欲しいけど、どうなるんでしょう。
      この漫...
      nyancomaruさん♪

      どのお嫁さん達も、本当に可愛くてドキドキしますよね…!
      皆幸せになって欲しいけど、どうなるんでしょう。
      この漫画は隅々まで美しくて、眺めているだけでウットリしてしまいます^^
      2013/06/16
  • 双子があまり好きな感じではなかったので(各旦那はまあ好きだけど)ちょっと「やっと終わったか」と思ってしまった。
    でも嫁いで家を出ていくところはよかった。

    鷹にやきもちなカルルクかわいい。あとアミルの「早く大きくなるといい」にムフフ、となった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「双子があまり好きな感じでは」
      我侭だものね。あんなに厳しそうな親の元でも、あんな風に育つんだね、、、
      「双子があまり好きな感じでは」
      我侭だものね。あんなに厳しそうな親の元でも、あんな風に育つんだね、、、
      2013/01/15
  • 双子の話は前巻で終わりかと思いきや,本巻前半まで続いてた。
    見知らぬ人も大歓迎,飲めや歌えや踊れの祝宴がひたすら続く。若い主役は自由がきかずに悶々というのはあるけど,何はともあれ,めでたいことは良いことだよね

  • 結婚すると言うことの意味を知る姉妹、現実と楽しい未来。
    手負いの鷹のエピソードも印象深い。

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著者プロフィール

家族支援カウンセラー。1950年佐賀県に生まれる。中央大学卒業後、2007年まで東京都内の中学校において、心障学級・通級情緒障害児学級などを受け持ち、熱心な生徒指導で保護者からも信頼を集める。通信制高校副校長を経て、2012年、一般社団法人家族支援メンタルサポート協会を設立、理事長に就任。学びリンク総研所長・家族支援メンタルサポート協会理事長。専門分野は、家族カウンセリング・非行問題・子育て支援・発達障害・不登校問題等多岐にわたり、子どもの不登校から見えてくる家族支援に力を入れている。

「2023年 『家庭にしのびよる“うつ”に負けない! 悩めるママとカウンセラーの家族をみつめる旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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