《名称未設定》 Struggle1:パンドラの箱 (ファミ通文庫)
- エンターブレイン (2013年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047286559
作品紹介・あらすじ
俺、神園祐希は、チュートリアルと名乗る少女に、デイドリーマーズ・ストラグルに誘われる。それは未来人の暇つぶしのための見せ物で、勝利のご褒美"投げ銭"を集めれば、どんな望みも-来年起こるらしい第三次世界大戦の回避も叶うという。部活仲間の綴、センパイとともに、俺はこのクソッタレな"白昼夢"に挑むことになってしまった。世界を救うなんて、まったく柄じゃないってのに-。第14回えんため大賞特別賞受賞、ヒネクレ青春×バトルゲーム。
感想・レビュー・書評
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チュートリアルと名乗る少女から「デイドリーマーズストラグル」という未来人の暇つぶしのためのゲームに誘われる。
勝利を重ねればどんな望みも叶うというが…。
バトルというより知略で戦う感じは好きなんですが、キャラがあんまりうまく描けてなかったのでちょっと入り込めなかったかな。
それにバトルで死亡するシーンもあるけど、別世界での戦いなんで結局生き返るんだから生きていくという本気度がホントにあるのかなと思いますね。
ただ、これだけはいいたい!
咲楽先輩の立絵(217ページ)は最強です!(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲーム小説って好き。
はじめから全ルールは明かされず、ゲームに参加しながら徐々に見つけていく。人が死んでも蘇る、あくまでゲーム内での出来事とされるのは嬉しい配慮。シリーズ1巻と一冊完結でないこともあり、人物とゲーム紹介で終わる。大興奮というわけにはいかないが、興味深い。主人公が女性なのも意外性があってよし。そしてセンパイ……チートすぎだろ。 -
あとがきまで読んで、ああド○えもんかぁとなぜか納得できた不思議。ナンバリングされてるし、今後どういった道具を使われるか楽しみ。対先生戦みたいな無理ゲーくさいのを知恵を絞って打ち負かす頭脳戦も面白かったから、なかなかチートくさい獲物を手に入れちゃったけど、どちらもうまく生かした展開を期待します。主人公設定は途中から何となくそうかなと怪しんでたらビンゴだった。
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おい、マジかよ女の子だったのかよおお!!
若干ご都合な部分もあったけど、伏線とかそこら辺がなるほどなーって感じで感心してしまった。 -
未来のおもちゃを持たされ参加者同士で殺し合うという未来人の暇つぶしゲームに巻き込まれた主人公とその部活仲間の話.登場する未来のおもちゃが人命に価値がない時代に作成されたものということで,説明文も含めてかなりの悪趣味.なんでもありの,生命という概念すら超越した未来人に感じる嫌悪感の演出は,なかなか巧いとは思うものの,この退廃的な悪ノリは他の作品にもあったような気がしなくもない.
何か訳ありっぽいチュートリアルに関しては結局ほぼノータッチだし,オチも続編ありきだったけど,無駄に風呂敷を広げずにネタを仕込むところは良かったと思う.未来人というチートに対して挑むには,こういった構図しかないとも思うけど.
祐希と綴のペアは面白かったので,★+1.