革命は恋のはじまり ~告げる想いと自立する願い~ (ビーズログ文庫)
- エンターブレイン (2013年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047288072
作品紹介・あらすじ
リュステムへの想いをついに自覚したナクシュデル。けれど、大統領の息子と、元後宮出身で舞踊団に所属するナクシュデルでは、大きな身分の壁がある。そんななか、リュステムの母からナクシュデルに、学校の教師にならないかという誘いが!リュステムには賛成されるが、"黄金の寵姫"として舞踊団の評判をあげているナクシュデルはうなずけなくて…!?どん底から始まる革命ラブ第3弾。
感想・レビュー・書評
-
革命によって後宮から出されてしまった少女が、自立して自分の道を選び、人生の伴侶も選んでいく物語。小田菜摘さんというと、歴史を絡めた大きな舞台の少女小説というイメージでしたが、こんなラブコメも書けるんだなあ。すごく面白かったです。ヒーローがいまどき珍しい純情真面目青年なのもいいけど、何より女の子が世間を知ってはいるけれど頑張る少女なのが、好感を持てる要因かな。近代、しかも西アジアが舞台というのも珍しい。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リュステムへの気持ちを自覚し、想いを寄せ合い始める二人。
殿下のちょっかいに鈍いナクシュデルと、気が気で無い彼。
そんなジレジレした二人の関係ですが、お互いに思いを告白し、信じることを伝えあい、未来を見つめる巻です。
ビーズログ文庫で連載を始めて、コバルトでは取れなかった堅さがいい感じに砕けてキマしたネ。
リュステム可愛過ぎるッ!
アブデュル先輩のニコニコと一緒になって、喜色満面だったのは私だけではないはずだッ
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2883.html -
もやもやカップル、漸くお互いに告りあうシリーズ三冊目。リュステムの口下手加減が絶妙に焦れったい訳ですが、告白シーンは率直かつ簡潔で良かったのでは。そして、レオンティウスさんが当て馬としてそつなくいい仕事してますな。的確にリュステムを煽りつつ余裕噛ます腹黒さが光ってましたわ。
-
主人公の進む道が決まってきました。
あとがきの後の、イラストレーターさんが描いた漫画もとても良かったです。
今回の内容では書かれなかった裏話(?)漫画で、ニマニマしてしまいます!