ハルタ 2013-MARCH volume 2 (ビームコミックス)
- エンターブレイン (2013年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (800ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047288126
感想・レビュー・書評
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今回の目玉は帯文でも紹介されていたBIG3「坂本ですが?」「シャーリー・メディスン」「ハクメイとミコチ」ですね。年10回刊ということで作品も載る号と載らない号がありますが載ったら載ったらで面白く、載らなかったらそれを補う面白い新人たちとハルタはバランスがとても良いマンガ雑誌だなと今回思いました。
ギャグ勢の安定した伸び率。回数を重ねるごとにこの漫画雑誌の作品は本当にこちらの予想をはるかに超えてきます。「坂本ですが?」のスタイッリュアクションは毎回光り続けていますが、今回の遅刻、早弁は特に輝いていましたね。どうやってそんな特技を坂本くんが身につけたのか、閉じてねぇで教えてくれよ!坂本くん!。坂本くんに負けず劣らず「ヒナまつり」の面々も冴え渡ってました。誰か新田さんに味方してくれる人はいないのかと運命のままに流される新田が面白かったです。仁志のことをちゃんと調べてあげて。
癒し勢もどんどんと。ハルタ1号から連載している「カプチーノ」ですがこの第2回はキュンキュンきましたね。手をつなぐことに悪戦苦闘するシチュっていうのは男側でも女側でもやっぱ萌えます。萩原くん、きみは充分少女マンガに出てくるようなタイプですよ。そして、満を持しての復活連載「シャーリー・メディスン」、小さなシャーリーが所狭しと動きまくる可愛さがもう萌えの極地でした。シャーリーに対しての店のでかさやヤカンのでかさがもぉーなんとも可愛さを引き立てていました、可愛すぎるぞシャーリー。
読切たちも見応えあり。これがデビューとは思えないほど面白かったのが「ふしぎの国のバード」でした。実在の旅行家、イザベラ・バードの日本での滞在記をマンガ化するっていうのもロマンあって好きです。画風も森薫先生を彷彿とさせるし、ぜひシリーズ化してほしいな。他にもホラーの「誘い花」、ロボットホームドラマ「反抗のメモリー」、ドタバタアクション「スラムバングブラザーズ」、サイレントドラマ「ハニー・エニー・マニー」、ショートショート「いつもの町」など魅力あふれる読切たちでした。
自分は全作品すべて面白いと思えてしまうほどハルタが好きです。様々な作品が色んな所で陽の目を見てほしいと思う今日このごろ。詳細をみるコメント0件をすべて表示