千代の春に風花舞う かりそめ夫婦に白羽立つ! (ビーズログ文庫)
- エンターブレイン (2013年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047289703
作品紹介・あらすじ
ある願いを叶えるため、生き神・明神帝の"白羽姫"になった未雲。いざ謁見と思った次の瞬間、五年前に姿を消した幼なじみ-今や"鬼"の集団"朱天童子"の頭領になった伐叉羅が現れた!!鬼の存在を認めない朝廷はこの乱入に騒然となるが、帝は二人に興味を持ちはじめ…って、私たちが夫婦の契りを交わした仲って何言ってるの!?鬼と人、嘘から始まるかりそめ夫婦の退魔物語、登場!
感想・レビュー・書評
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将来の事を考え、結婚しなくてもいいような職に!
のはずが、途中で幼馴染とばったり(?)遭遇。
どういう経路で5年前に消えたのか、知りたいですが
それよりもヒーローの不憫さに涙が…w
何せ主人公が結婚しない街道まっしぐらだったため
そちら方面にものすごく疎い。
許嫁、と偽っているのがばれないよう
一人だけ焦っている主人公も面白いですが。
気になるのは、神使のお腹がどこまで入るのかと
最後の『一番弱い』と言う台詞。
相手(?)子供ですから弱いのは当然な気もしますが
そういう問題でもない??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2015年5月20日読了
途中で間が空いてしまったので、読了までにすごく時間がかかってしまった。(本が悪いわけではない)
俺様に見えるのに、未雲には滅法弱いバサラが良かった。
男気があって頭領としてもしっかりしてるのに、未雲に怒られると途端にヘタレになる。
まさに鬼と鬼嫁ww
2人の会話もほほえましい。個人的には紫峰がお気に入り。
物語は最初から盛り上がっていくので、飽きが来なくてスピードに乗って読めて良かった。 -
幼なじみの赤鬼との再会。
世の中を変えたいと、<白羽姫>になった彼女だが、本来の白羽姫の役目は、魔物を封じ込める器だった。
彼女を助けたい一心で彼のついた嘘の婚約。
儀式をぶちこわしにしたことで、ふたりは、魔物退治をすることになるという物語。
もう少し、二人の気持ちが寄り添って終わって欲しかったと感じなくもないが、退魔師としての続刊があるのなら、今後の二人に期待したい。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2990.html -
鬼と巫女に選ばれた幼馴染カップルによる平安時代に似た世界が舞台の和風退魔物語です。
この作者さんのお話は初めて読むのですが、もう自分の大好物な設定だらけでとても面白かったです!
幼い時に別れた幼馴染、泣き虫だった少年、伐叉羅は5年後に六尺四寸(約190cm)の美しい大男に成長した姿で未雲の前に現れます。
対する未雲の身長は五尺(約150cm)程。
物語中、いつも伐叉羅を見上げるか、時には子供のように伐叉羅に軽々と片腕で抱き上げられる身長差に萌えます(笑)!
少女小説と乙女ゲームの共通として、ヒロインが激ニブで天然という王道設定そのままの未雲ですが、伐叉羅の為に鬼が迫害される世の中を変えようと<白羽姫>になろうとしたり、無自覚に彼を好いてるのだと思います。
伐叉羅の未雲への気持ちはだだ漏れというか、仲間の紫峰も何度もはっきりとばらしているのに華麗にスルーする未雲です(笑)。
一つ残念だったのは、増田メグミ氏のイラストは可愛いのですが、可愛すぎてどうしても伐叉羅が六尺四寸もある大男には見えません。(^_^;)
赤い髪という事もあり、読みながら頭に浮かぶのは乙女ゲーム『緋色の欠片』の拓磨が鬼に変身した姿(角なし)でした(笑)。
是非シリーズ化して欲しいです!!