ハルタ 2013-JUNE volume 5 (ビームコミックス)

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・マンガ (618ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047289833

感想・レビュー・書評

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  •  ハルタ五号の半分は優しさで出来ている。過去、現在、未来それぞれに思いを馳せるキャラクターたちが目立った号でした。

     過去と向き合う。笠井スイ読切作「瞼に咲く花」、「少年の名は」、「クロエ」など過去との向き合い方が描かれていました。「瞼に咲く花」では過去の自分との対話が為され、失った感情を思い出す一連の過程がキレイに描かれていました。「少年の名」では過去に感じた父親の存在を匂いや人形を通して自分の中に見出すことを、「クロエ」では、醜い過去を今でも引きずりながら愛に生きる強さをそれぞれ見せてくれました。過去に宿した思いや強烈な記憶は現在や未来を縛り兼ねませんが、それでも大切にしたいと思いますよねぇ。

     今に懸ける思い。過去に起こした行動も未来に恐怖することもない、今を生き抜く「ルドルフターキー」、時を超え現在を記憶をし続けるロボット「星屑ニーナ」、生きている今を生き抜く彼らは現在を大事にしています。自分がどうすればいいかいちいち悩まない彼らだからこその生き方だと思いますが、こんな生き方が現実で出来れば本当にカッコイイですね。

     未来への不安。自分たちの死を意識するあまり、自らを見失なっている「乙嫁語り」を筆頭に未来に対して漠然の不安を人はいつも感じています。不安のなか人間として生きていくためには誇りも必要であることをアゼルは語ります。「ストラヴァガンツァ」では、生き残るための選択をした刹那、崩壊した故郷を見せられる。それでも涙を噛み締め歩かなければならない、鉄仮面に隠れたビビアンの感情がよく出ていた。未来への不安は生きていく中、必ず隣にいるものですが、そういった人生だからこそ強い意思をキャラクターから見れると嬉しいです。

     過去、現在、未来とそれぞれの時間に希望や後悔、不安をキャラクターたちが宿し、それが解消または掴み取る瞬間を見るのが自分はたまらなく好きです。ハルタ作品のキャラクターはもれなく最高ですから良い感情みたいですね。ギャグ勢も含めてね。

  • 今回可愛いくて続き気になるの多いなー

    力使わずのバファリンに笑いました。
    やっぱ凰太郎より日々だな

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