ハルタ 2013-AUGUST volume 7 (ビームコミックス)
- エンターブレイン (2013年8月12日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (944ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047290877
作品紹介・あらすじ
合併号だよ! 全員~集合っ!
感想・レビュー・書評
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ハルタが誇る全27連載が集結している第7号。様々な作品が最高潮に達する展開に。見よ、この煌きの数々をという謳い文句通りの満足度です。
舞台は最高潮。血生臭い戦争が描かれた今回の「乙嫁語り」、ついに憎き窮鼠との戦いに決着がつく「狼の口」、おいおいタイムスキップコメディがいつの間にかピノキオになっちゃった「星屑ニーナ」などなど合併号に相応しい盛り上がりようでした。この盛り上がりようがすぐ見れないのはすごいもどかしいですが、そこは耐えなければ。銃は絶対に手にとらないハルガル一族と対照的にバダンのイヤラシさが滲み出たり、ヴォルフラムへの最後の一撃は確実に殺す武器ではなく、全ての思いがこもった身体の一撃だったりと人殺しの感覚から徐々に離れる武器が到達しあえないガチンコ感が出ていました。特に狼の口はやっと思いが届いたってのがスッキリとしました。次号ではヴォルフラムが仕置執行と相当ひどいことになりそうな予感ですな。また、星屑ニーナのピノキオラブロマンスな展開に胸がきゅんきゅんしました。愛は狂うこと、ロボットが自分を否定できるまでに育った時神様からプレゼントがくるなんてハッピーエンドすぎて感動。ジゼル・アランもエリックのヘタレっぷりが光に光りましたが、それでも無敵娘のジゼルに次号陥落すること間違いなしの展開。愛に生きろよ両方の作品とも。安定の連載陣がこの合併号で色々舞台を作り上げた分、次号がまた気になってしまう。良い雑誌ですよハルタ。
さて、読切は。最近読切が連続で載っている設楽先生。今回は設楽先生の力強い線に相応しい横綱主人公。「俺物語」」みたいな作品でもそうですけどこういったキャラクターは一途に単純、アホですが、ブレない芯というものが光りますな。第3号につづいてまたまた掲載のイチゴどんぶりがカムバック、ほか連載陣に負けず劣らずの房総娘っぷりを見せるもじゃこ。さすがに気持ち悪いフォルムのナメクジを飼える気持ちはわからんが幼女はすべてを許せる元気さがあるから不思議だよね。星屑ニーナとシンクロしたような物語に絆を感じさせられた「回路の向こう」。技術の終着点は破滅ですが、それでも思いが繋がれていたのがとても良かった。読切陣も今回も充分楽しませてもらえました。
正直、今号に乗っていた作品すべてが良すぎて大満足なんですが、次号が気になってしょうがないんですよぉ全部の作品がぁ。乱灰とか乱灰とかただ、それでも来月はないんだよなぁハルタ。残念ですが、座して待ちます。
※付録のハルタヴァンガードは「葛城姫子と下着の午後」がはっちゃけていてとても良かった。そう下着で大分変わりますよまじで、エロい下着はそれだけでフルオープンパラダイス!!!だけどスポブラもスポブラでシチュエーション次第だけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示