おこぼれ姫と円卓の騎士 伯爵の切札 (ビーズログ文庫)

著者 :
  • エンターブレイン
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047293847

作品紹介・あらすじ

デュークがキルフ帝国でこぼした台詞が忘れられないレティだが、一旦頭を切り替え、次の王の専属騎士勧誘に動き出す。候補は、若くして未亡人となった女伯爵マリアンネと、流行には敏感だが幼女趣味の伯爵子息ウィラード。しかしマリアンネには"個人的な事情"であっさり断られ、ウィラードは多忙でつかまらない。ようやく交渉できたと思いきや、ある条件が出され…!?最強女王伝説、第8弾!

感想・レビュー・書評

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  • レティーツアは立派過ぎるよ。凛々しくて可愛くて、王としての力量も着々とつけ、人柄も温かみがある。完璧!!でもねえ、こうなると本人も苦しいし、作者も苦しいね。後世、愛人王と言われるということで、無理やり恋愛を持ってこようとしているけど、今の感じじゃ、恋愛体質じゃないなあ。どっかで、転換したいところかな。いや、今のままでも、小説自体は立派な政治的な要素をしっかり持った王国物だ。今回も、人身売買の組織を、とんでもない方法で追い詰める。しかも、第6,7の円卓の騎士まで手に入れる。恋愛の雰囲気はないよ。レティが恋愛でめろめろになるなんて想像できないから。

  • 実は女王となるべくして生まれたレティの奮闘。今回は、「騎士」を求めてある危険な任務に取りかかるレティです。毎回楽しませてくれるなー。今回は、お待ちかねの○○候補が登場してくれてやったー!かしこそうな子だけど、年上としてレティを見守ってくれるのは、やっぱり伯爵夫人かなー。最近レティが一人ががんばっているような気がするので、もう少し王たち&騎士たち&王子たちにも活躍してほしいわ!安定して面白いシリーズです。おすすめ。

  • 今までは騎士らしい騎士が多かったけど、今回は毛色の違う人たちが騎士になりましたねー

    それにしてもこの終わり方。。。
    そっちじゃないよー!と教えてあげたくなりますね笑

    2017.1021

  • 面白かったー!!
    この人!と定めてナイツオブラウンドに勧誘する流れ楽しいね。マリアンネもウィラードも良いキャラー(*´∀`*)
    後世で愛人王と呼ばれるからには、残りの騎士みんな男性かと思ってたけど、女性もアリだよね、そうだよね。
    喪服の美女×王女様の禁断の恋ってオイシイもんね!
    すごいなあ、誰とかけてもオイシイなあ。
    こうして歴史は作られるのですな。

    気にしていたレティとデュークの恋の行方は、新たな二人の騎士の言葉に背中を押されて、良い方へ転がるかと思いきや、「違う!違う!そうじゃないーーーーーー!!!」な方向に転がりだしてしまった。
    まだ前途多難っぽい……。

  • 新たに、頭の切れる騎士二人と、未来のメイドを手に入れることになるレティー様。

    メイド姿のレティ様が、デュークにボタンつけてますよ。
    なんて情けない口説き… 
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3663.html

  • 6番めの騎士が決定?
    しかし王女もどうしてこう不器用なんだか。
    まだまだ道は険しそうですが次巻がとても待ち遠しいです。

  • メンバー加入と次回への伏線のための小休止紛いの回。
    前回の話における結論というか、そこに関する騒動は次巻となってます。
    新規の騎士が増えるんですが、一人は予想通りでもう一人は新メンバー。相変わらず個性豊かな面々が増えるたびににやにやします。

  • 前回よりは面白さ回復。
    やっぱり恋愛に重きをおくよりも
    王になるための過程が、いい。

    冒頭の振り返り部分で、レティが
    王様に指名されて驚いた的な事が
    書かれてるけれども
    元々知っていて準備していた設定は
    どこいった???
    一番重要な部分を適当にするのはやめて欲しい。


    王の間が、ほとんど意味を成さなくなってしまって
    なんだか物足りない。
    現実の人達にその分シフトしているのは
    わかるのだが…。

    騎士を集める事だけに集中してしまうのも
    物語を単調にしてしまうような気がするし、
    人が増えることによって
    キャラをいかせないのもつらい。
    12人もいらないかも。

    個人的に最後の騎士二人は
    兄ちゃんズであってほしいので。

  • シリーズ8巻目。

    今回は新しいナイツオブラウンドが2人加わります。ただし、2人とも一筋縄ではいかない。そんな2人(ロリコン伯爵と美貌の未亡人)を騎士に迎えるために、2人が条件としてレティに提示したのは、ある少女を救うために変装してあるオークションに参加することで・・・。

    新しい騎士は今までも登場してきたあのロリコン伯爵(笑)と、若き美貌の未亡人ですか!!そんな面白い2人が仲間になるのかとワクワクして読み始めました。けれど、2人とも個性豊かな分、騎士になるのにも一筋縄にはいきませんね(笑)
    今巻の見どころはメイドと人形に変装したレティと大王イカでしょうかww
    レティにボタンをつけ直してもらっている所とかちょっとキュンキュンしたのに、ラストではレティが何やら決意を決めてるし、この先どうなるのか気になります。恋愛要素は増えていくのかなぁ・・・

  • おお^^一挙両得+アルファ。12人まであと5人か~。色んなスペック取り揃ってきましたなぁ。と、感心していたらラストのレティの決断、は?なにそれ?もしかして大いに間違った方向性じゃない?誰かレティに恋愛指南してやって!

  • 一通り出てきていたキャラが騎士になったんで、次は?って思っていたら、ロリコン伯爵と未亡人伯爵の二人。おいしいです。

    二人を騎士にするための条件は、潜入囮捜査みたいなもので、運良く1個解決したら、両方騎士にできるから、かなりやる気なレティ。鳥籠に入っているレティとか、メイドの格好をしたレティにボタン付けされてて、変な気持ちになってるデュークとか、いいわぁ。

    ただ最後のデュークとのチェスのシーン。その前の円卓の世界では自分の思うとおりでOKっていうから、デュークとのラブ度UPなのかと思ったら、いやに思わせぶりなことを言ってます。デュークが自分に気持ちがあるのを見越して、もしかして、別の男性と結婚するって話になるのかなぁ。
    オトキュンみたいな話は難しいと思うけど、そろそろデュークとレティも意識し出して欲しいなぁ。

    次巻も楽しみです。

  • 待ってました最新作(≧∇≦)
    レティのナイツオブラウンド探し!
    新キャラのマリアンネさんが素敵(´∀`=)大人な頼りになる女性でいいですねぇ
    新キャラのウィラードは個性的ですねww
    最後に気になることがチラチラ
    続きが気になりますなぁ

  • ウィラード嫌いじゃないよ、その性癖(笑)だけどまぁ、二桁の年の恋人ができてよかったね。周りも彼が犯罪に走らなくて一安心だと思うわ。さて、レティとデュークのチェス。彼の勝ちで終わり、望みはレティが勝手に叶えておくとのこと。数年後にはその願い叶うと信じていいのかな♪以前レオンは福山くんの声で読んでしまうと書いた記憶だけど訂正。梶くんだわ(笑)

  • レティは候補を女伯爵マリアンネと伯爵子息ウィラードに絞り次の専属騎士勧誘に動き出す。しかし両者にあっさり断られた挙句、ようやく交渉できたと思いきや、ある条件が出される。

    女性騎士いないかなーと思っていたら、美しい未亡人だなんてなんておいしい展開!
    ウィラードももしかしたらと思っていたので、騎士になってくれてうれしいです。
    次回は騎士獲得なのか、恋愛メインなのか気になりますが、最後のレティのセリフからすると後者かな……。
    だいたい既出のキャラクターは兄殿下ふたりをのぞいて騎士になったので、新キャラ登場かな、と楽しみにしております。

  • 優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの8作目。
    今回は、次の専属騎士勧誘に向けて動く。2人の候補から同様の条件が出され、レティは危険を承知で身を危険に晒す潜入を敢行。偉そうなメイド姿のレティがかわいい。レティの決めたことに対する行動力と(いい意味での)しつこさは本当にすごい。
    以前より登場していたロリコン伯爵子息ウィラードが、騎士デュークに惚気た恋人と登場するのだけど、この恋人アイリーチェが素敵な詩を詠むだけでなく、人の感情の例えも素敵という。スープに似ているは確かに。
    『王達の会議の間』の面々の出番は少なめ。男性陣の家出話や騎士クレイグの許されぬ恋の話が可愛い+おもしろかった。

  • シリーズ8巻。
    今回も面白い内容で楽しく読めました。
    ウィラードさんの最後のシーンの言葉が
    素敵だなと思いました。
    想い出は全て捨ててしまわなくても、
    自分の中でそっと取っておいて
    過去に振り返ってもいいですよね。
    レティさんとデュークさんの関係も動き出しそうで.
    でもそっちに決断したのか…と
    ちょっとそわそわで切ないラストでした。
    今後どうなっていくのか
    ますます気になります。

  • 5月17日読了。図書館。

  • シリーズ8作目

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著者プロフィール

第13回えんため大賞≪二期≫ガールズノベルズ部門にて、「おこぼれ姫と円卓の騎士」が優秀賞を受賞し、作家デビュー。

「2023年 『聖女と皇王の誓約結婚 2 恥ずかしいので聖女の自慢話はしないでくださいね…!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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