ハクメイとミコチ 2巻 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047293946

作品紹介・あらすじ

昨日は森の喫茶店へ。今日は川辺で魚釣り。じゃあ明日は、岩山へ行って山菜摘みだ!  身長9センチメートルのハクメイとミコチ。自然に抱かれたふたりの毎日は、いつも豊かで賑やかです。漫画誌ハルタで話題沸騰、森で暮らす小人たちの日常劇、待望の最新刊。人気キャラクター“鰯谷親方”、“コンジュ”、“セン”の再登場はもちろん、個性的な新キャラが続々登場。さらに、沼狸のバス、レモンのお酒、卵の形の美容院、木陰のハンモック、ブドウパンのサンドイッチなど魅力的なアイテムも多数描かれ、森の世界がより一層の広がりを見せる! 1話ごとの描き下ろしコラム「足下の歩き方」に加え、『Fellows!(Q) 2012-AUTUMN』の表紙イラスト&カバー・ストーリーをまとめた特別篇も収録。

感想・レビュー・書評

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  • いつも自然体で、可愛いハクメイとミコチに癒やされます。
    気まぐれな美容師さんもなんか自由感があっていいです。

  • この漫画に悪い人は居ない,ゆったりと幸せの時間が流れる世界。なんどでも読み返してしまう。今の時代にきっと必要な漫画。

  • まったりできる。

    子どもの頃は世界がこんなふうに、みえてたんだろーなって思ったりした。
    今は大きく感じない大したことないもんでも大きく見えたり。世界は違って見えてたんだろーなと。

  • 待ちに待った新刊!
    やっぱりこの世界が大好きだと思う。エピソードが積み重なるに従って世界に深みが増すせいか、1巻よりもストーリー性があって面白かった。
    特に好きなのがセンに洋服を作る話。最初は遠慮半分戸惑い半分だったセンが最後出来上がった洋服を一人で着てみるシーンがとてもよい。人間関係ってこうやって少しずつ少しずつ深くなっていくものなんだよなぁと思う。
    新キャラたちも皆キャラが立っていてとてもよい。特に美容師は面白すぎる!たまご型の家のデザインも何とも言えず可愛らしい。ベリーショートのハクメイも可愛かった。
    1巻に引き続きハクメイとミコチの関係がとても好き。お互いすごく理解し合っていて、それでいて依存していない所がとてもよい。こういう友情に憧れる。


    読み終わってはい終了!じゃなくて、寝る前なんかに何度も何度も読み返してしまう、そんな漫画。

  • 今は俺らの 呑み会場だ!

    【感想】
    ・今年最初の読書。だいぶ前から決めてた。

    【内容】
    ・凶暴なハンターとウワサのあるフクロウのオロシと遭遇。ミコチがケガをし洞窟に籠る。
    ・マキナタ中通の石垣補修を手伝いたいハクメイだが会長のナライはなかなか許してくれない。
    ・ジャダの美容室と遭遇。ハクメイは髪を短くカット。後日コンジュも行くが・・・
    ・お茶菓子持参でないといけない喫茶店の話を聞き訪ねようとするが場所がわからないところに・・・
    ・おまけは、つくりすぎた桑酒。

    ▼ハクメイとミコチについての簡単なメモ

    【アラビ】騒がしい港町。積み木市場が名物。場内市場でミコチは大人気。ハクメイにとっては動けと言われているような地でミコチにとってはむしろ時間が止まっているような感じ。
    【石貫會】会長のナライ、副会長のカテンを中心にした大工の職人集団。
    【鰯谷親方】通称「イワシ」。乱暴な言葉遣いだがわりと優しく細やかなところもある職人。ハクメイと一緒に仕事することがある。本来のサイズと思われるイタチ。
    【歌姫】マキナタの街の収穫祭で毎年一人選ばれるが今年はコンジュとミコチが選ばれた。
    【押し寿司の炙り】小骨のマスターが持たせてくれた弁当。アラビの旧中央広場の跡地で食べた。
    【落とし物】港町アラビでうっかり財布を落としたりすると世話焼きどもが落とし主を探すリレーをしてどこに流れていくかわからない。
    【オロシ】フクロウ。ハクメイたちにとっては超巨大。本来のフクロウのサイズと思われる。凶暴なハンターとウワサされているが・・・
    【カテン】マキナタ大工組合「石貫會」のたぶん副会長。会長のナライの相棒。デカい。ハクビシンかなにかかな?
    【カフゥ】ミコチが昔飼っていた白い鳥でミネストローネが大好き。
    【グリマー】喫茶店。お茶菓子持参で来ないといけない。珈琲館のマスター推奨。
    【号外バッタ】最新の情報をお届けしてくれる。
    【小人】ハクメイやミコチ。頭身の大きな人間タイプ。身体のサイズのわりに力持ちな感じ。設定では9センチってなってるけど昆虫たちとの比較で考えると身長2~3センチくらいにも見える。
    【小骨】ポートラウンジ(喫茶店兼呑み屋)。積み木市場にあるミコチ行きつけの店。マスターは街の創始者のひとりキュウカの血筋か? (本人ではないと思われる)
    【ゴライアスオオツノハマグムリ】世界一大きい昆虫で輸送業に就くことが多い。カブトムシなんかはひとり旅向き。
    【コンジュ】吟遊詩人。自分以外にミコチが歌姫に選ばれたのが気に入らない。家事は苦手だが乙女な仕事は得意アロマ系にもくわしい。寝るときはマッパ。
    【シナト】呑戸屋姉妹の姉。目つきがキツい。ハクメイの賭け友だち。
    【ジャダ】美容室「翡翠の卵」をやっている。建物はたぶんダチョウの卵の殻。いつも寝ぼけたような表情。「何を隠そう 私 本当に美容師なんだ」
    【収穫祭】マキナタの街で行われミコチはアナグマさんの梨ジャム屋台(夢品商店?)の手伝いをしている。元々は付喪神を讃えるもので大勢の付喪神がやって来ているのが町外れのネムの木からはよく見える。
    【修理屋】ハクメイの本業。基本暇だがミコチいわく「まあ 修理屋が暇って事は 日頃 良い仕事をしてるって事なんでしょ」
    【赤面丸】猿かな。アラビの場内市場で醤油屋を営んでおりミコチに味見を頼む。
    【セン】生命を研究していて骨をたくさん持っていて操ることができる。研究所も動く亀の骨でのんびり屋のジョージ。大破したミコチの家を修理してくれた(自分好みに)がそれ以来玄関があばら骨になった。かわいい服を身につけたら可憐な美少女。
    【積み木市場】港町アラビの名物で壁面すべてが小さな店の集積となっている。よじ登って店に入ることになるようだ。元々は漁師の気球丸、布問屋のウィリー。珈琲焙煎士のキュウカが始めたと言われている。
    【呑戸屋/どんどや】シナト、ミマリの姉妹がやってる呑み屋。
    【ナライ】マキナタ大工組合「石貫會」の会長。腕が立って厳しい。妻のハクヨに言わせると意外に気が小さいらしい。よくいえば繊細で慎重ということだろう。ついでにゴボウが苦手。
    【野宿】宿無し時代のハクメイがよくやってたらしい。
    【ハクメイ】ミコチの家に居候している。気楽な宿無しだったこともある。女性のようだ。トラブルがあってもなんでも楽しめるタイプ。腕のいい修理屋。
    【ハクヨ】ナライの奥さん。おっとり系。西瓜の種の塩煎りをミコチに教えてくれた。塩分と油分が多く高たんぱくで疲れたときにぴったり。
    【風船丸】アラビの干物屋? ミコチのことをミコっちゃんと呼ぶ。街を創始者のひとり気球丸の血筋か?
    【ホラ貝】アラビでハクメイがミコチに買ってもらった。
    【マキナタ】山間の街。
    【ミコチ】ハクメイと同居している。家庭的な性格で料理上手。歌も無自覚に上手く歌声にひかれて訪問販売者が続々やってくるほど。ジャガ谷麓の夢品商店に作った商品を卸している。アラビの場内市場ではアドバイスを求める商店主に大人気。布、特にヒロムタ綿が好き。
    【ミマリ】呑戸屋姉妹の妹。
    【ヤシロ】商人都市。
    【宿無しの渡りネズミ】コンビ。一人はグラサン。ミコチのサンドウィッチ欲しさに喫茶店に連れていってくれるがじつは自分たちも場所をしらなかった。
    【夕焼けトンビ】真っ赤で大きな鳥。夜明けに出会ったら願いをひとつかなえてくれるとか。
    【夢品商店】ミコチが作った商品を卸している店。コンジュは常連で黒豆クッキーが好きだがミコチが作ったものだと知り驚く。
    【ユガ】夕焼けトンビを目撃した製紙工房の従業員で「星見カエルの天気予報」の正否の確認を遠眼鏡と望遠鏡で確認するのが日課。
    【リモンチェッロ】お酒の種類のようだ。ジャダだつくってみたが不味くてモチベダウン。仕事もするきになれない。
    【緑尾狼/りょくびろう】尾の先が緑色の隻眼の雌狼。戦闘力が高い。彼女が率いるキャラバンの名称でもある。シーズンオフにはヤシロの治安部隊をしている。サイズは小人サイズ。

  • 疲れた時にホッと一息、そんな時に読むのにピッタリの本。手作り感溢れる日々に充実が感じられ、可愛らしいキャラクター達に頬を緩める。

  • 樫木祐人氏の作品『ハクメイとミコチ』の1巻から2巻まで読了。

  • ハクメイとミコチ、二人の日常生活は、2巻になって、また新たな個性が見られて、面白いです。

    ハクメイは、元気さに加えて、冷静に物事を観ることができる一面があります。この巻は、特に多いですね。ミコチが時間を忘れて夢中になってしまった時に、ひと声かけたり、美容師のジャダが仕事モードに入ったことに気付いたり、自分の仕事に於いては、自信のないところは、はっきりわきまえつつも、こうした方が良いと独自の意見を提示出来る、冷静さもあります。

    ミコチは、凝り性の性格が面白いです。最初は戸惑っていたセンが、最終的には気に入ったのも、それだけ、ひたむきに取り組んでいるミコチの姿勢がそうさせたのだと思います。冷静でしっかりしているだけに、そのギャップが可愛いです。

    また、この巻は、ややハクメイメインな感じもあって、彼女の印象的なシーンがいくつかありました。
    まず、上記したジャダにカットしてもらった、新しい髪型は本当に可愛いので、必見です。また、大工組合の会長ナライから感謝されたときの、ハクメイの姿には、ホロリとしました。ハクメイは努力家でもあるのです。

    とは言いつつも、やはり、ふたり一緒の掛け合いも健在です。オロシに対して、一緒に立ち向かう絆の強さや、渡りネズミに対する、さりげない優しさも、ふたりの掛け合いで生み出されていて、読んでて、気持ちが温かくなりました。やはり、物語の内容が素敵なんですよね。1巻で登場したイワシやコンジュ(彼女はチョイ役だけど、必見です)も健在です。

    1巻もそうでしたが、表紙のカラー絵や目次のリレー式の絵が、細かくて綺麗で可愛いらしくて好きです。それに加えて、この巻は、一部カラーの特別編が最後に収録されているので、もう大満足ですね。

  • 見てるだけで幸せになれる気がする。

  • 【あらすじ】
    昨日は森の喫茶店へ。今日は川辺で魚釣り。じゃあ明日は、岩山へ行って山菜摘みだ! 身長9センチメートルのハクメイとミコチ。自然に抱かれたふたりの毎日は、いつも豊かで賑やかです。漫画誌ハルタで話題沸騰! 森で暮らす小人たちの日常劇、待望の最新刊。人気キャラクター“鰯谷親方”、“コンジュ”、“セン”の再登場はもちろん、個性的な新キャラが続々登場。さらに、沼狸のバス、レモンのお酒、卵の形の美容院、木陰のハンモック、ブドウパンのサンドイッチなど魅力的なアイテムも多数描かれ、森の世界がより一層の広がりを見せる! 1話ごとの描き下ろしコラム『足下の歩き方』に加え、『Fellows!(Q) 2012-AUTUMN』の表紙イラスト&カバー・ストーリーをまとめた特別篇も収録。

    【感想】

  •  髪切ったハクメイもかわいいね。
     お仕事現場のみんなもいい人過ぎて泣けてくる。

  • 新キャラがたくさん出てきてより世界が広くなった第二巻。
    髪を下ろしたセンが奇麗でした。

  • ■書名

    書名:ハクメイとミコチ 2巻
    著者:樫木祐人

    ■概要

    昨日は森の喫茶店へ。今日は川辺で魚釣り。じゃあ明日は、岩山へ
    行って山菜摘みだ!身長9センチメートルのハクメイとミコチ。自
    然に抱かれたふたりの毎日は、いつも豊かで賑やかです。漫画誌ハ
    ルタで話題沸騰!森で暮らす小人たちの日常劇、待望の最新刊。
    人気キャラクター“鰯谷親方”、“コンジュ”、“セン”の再登場
    はもちろん、個性的な新キャラが続々登場。さらに、沼狸のバス、
    レモンのお酒、卵の形の美容院、木陰のハンモック、ブドウパンの
    サンドイッチなど魅力的なアイテムも多数描かれ、森の世界がより
    一層の広がりを見せる!
    1話ごとの描き下ろしコラム『足下の歩き方』に加え、
    『Fellows!(Q)2012-AUTUMN』の表紙イラスト&カバー・ストーリー
    をまとめた特別篇も収録。
    (From amazon)

    ■感想

    1巻より登場人物が増えにぎやかになっていきます。
    今回はハクメイの仕事がメインな感じです。
    仕事場の親方、ナライ(会長)、副会長全員いい感じです。
    でも、センもコンジュもみんなかわいいです。

    1巻に引き続き、ほんわかした小人の生活が楽しいです。

    今後、もっともっと登場人物が増えてくるであろう森の小人の生活
    が楽しみです。

    ■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)

    身長9センチの小人の生活がかわいく、美味しく描かれます!
    とにかく、好き!好みにドストライクです。
    ほんわか、くすり笑い、かわいい、料理が好きな人は、楽しめる
    と思います!!!!

  • 自分の特技を生かしたり、それを相手のために惜しみなく発揮したりするのは、とてもシンプルですてきなこと。
    こんなふうに暮らしたい。

    ハクメイの性別を勘違いしてた…(^_^;)

  • 土木工事とセンの話がメイン。
    ケレン味の効いたウンチクや情報量が半端ない緻密な書き込みも健在!面白い!

  • かわいいと幸せがいっぱい詰まった一冊!
    どこにも悪意がなくていい。
    新しいメンバーも素敵だ。
    ハクメイの毛がすごい速さで伸びてる。

  • 何と言っても、色使いがいい
    活き活きしている、と言うか、自然?
    また、画が単純に巧いのでなく、読み手をほのぼのとした、落ち着きのあるストーリーに微睡んでもらえるようなタッチになっているのもイイ
    端的に言ってしまえば、森の中に棲んでいる小人や動物たちの、何でもない『日常風景』をそのまま伝えているだけの内容なのだが、しっかりとした書き込みによるものか、ファンタジーでなく、エッセイのように感じる
    全体的にほのぼの、まったりとした雰囲気は漂っていて、肩肘張らずに読める一方で、全力を活き活きと、悪い意味で手を抜かずに生きるってカッコいい、そう思わせてくれる、登場人物たちの行動が
    大勢の職人を率いるナライさんは、ホント、「こんな親方の下で働きたい」と思えるほど、一本芯が通った風格と威厳、カリスマ性が伝わってくる(もっとも、奥方の方が何気に上手っぽいが)
    美容師・ジャダは、言動こそ相手を煙に巻き、おちょくり、捉えどころがないものの、プロとしての矜持を持って鋏を扱い、お客を満足させるだけの腕を持っている。また、何気に、簡単にノセられて、笑顔になるトコも可愛い
    本編そのものも読み手を引き込むが、話間のオマケも、作品を深めるのに一役買っていて、十分に楽しめる
    大人っぽい洒落たお酒、そう、例えば、リモンチェッロ(笑)ような、お供にピッタリな一冊です

  • コロボックル的な小人の女の子2人組の日常を描いた作品。

    主人公二人の、「女の子」といいつつも幼すぎず擦れすぎずの短大卒後2~3年的な年齢設定が絶妙。
    すなわち酒、賭け事やる程度に大人だけど、疲れを見せず生きるを楽しんでいるあたりとか。

    ほんわかとした生活風景を丁寧な書き込みで生き生きと描写しており、読んでいて気持ちの良くなる作品。

    舞台とかキャラとか異なるけれど、読後感はARIAを感じさせる。

  • ちっさいとでかいのこわいよね~

    しかし旦那さんが奥さんに弱いのは
    全生物共通かw

    あいかわらず素敵な描き込み世界
    食べ物も自然も生き物も魅力的

  • かわいくてかわいくてかわいいだけじゃなくてかわいい。

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