宝の嫁 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 80
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047295483

作品紹介・あらすじ

中世日本の語り部が紡ぎ出した、「おとぎ話」全八編。近藤ようこの傑作短編集、待望の新装版。

感想・レビュー・書評

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  • 好みのテイストで、とても満足な一冊でした。
    ちょっと毒のある、ファンタジー(っていうよりお伽話がしっくりくるかな)。
    人に指摘されて気づきましたが確かに杉浦日向子にテイストが似ています。
    杉浦日向子も好きなので、なるほどです。

  • 夢を見ていたような不思議な読後感。涙を流すねずみの可愛らしいこと。

  • 説話物によくある"型"を用いて、よりファンタジックに、よりロマンチックに仕上げた短編が八つ。
    短編にしておくのには惜しいと思ってしまうほどの完成度のものばかり。まるで、ながいながいお話しの、一片だけを切り取って語っているかのようです。

    お気に入りは、「石の赤子」と「稀人」。
    近藤ようこさんは、こちらとあちらの仲介者を描くのが本当に上手い。

  • 日本昔話風な漫画。
    良いポイントを突いていて、昔話として良い話。
    創作もあるみたいだけど、全部、元々話があったんじゃないかとか思えるほどです。
    餅と泥団子の話は、確かに元ネタを海外のおとぎ話で見た気もしますな。

  • 君よ知るや南の国
    怖ろしくも美しく素敵だ。

  • 2006年、ぶんか社刊行作品集に新規あとがきを加えた再刊。近藤ようこ氏の描くヒロインは独特の色気があるなー。

  • 祝復刊

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著者プロフィール

1957年新潟市生まれ。漫画家。国学院大学文学部卒。大学在学中にデビュー。「見晴らしガ丘にて」で第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。折ロ民俗学や中世文学への造詣が深く、安吾や漱石作品の漫画化にも取り組む。作品は「水鏡綺譚」「説経小栗判官」「ルームメイツ」「恋スル古事記」「戦争と一人の女」「死者の書」「夢十夜」ほか多数。第18回文化庁メディア芸術祭大賞受賞。

「2021年 『兄帰る 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤ようこの作品

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