ぼけまん (ビームコミックス)

  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 25
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047297241

感想・レビュー・書評

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  • 中間あたりに収録されている、初期のいましろさんの絵? の作品がありましたけれども、結構良かったですねぇ…ギャンブル中毒の男が他人をだまして金を取り、その金で勝負するも結局負けてしまう…といった話でして、なんというか、人間そのものを表わしているというか…うまくは言えませんけれども、とにかく「刺さる」話だったことは確かです!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    他は鮎釣りの話とか…特に興味のないお話が多かったですねぇ…(笑)

    そして、ラストにはまた…! 原発だのTPPだのそれらに対しての、いましろさんの意見みたいなものが反映されている気がして少々白けた感じが…。

    つまりは今は「漫画など描いているバヤイじゃない」ということなんでしょうか?

    まあ、それでも読んでしまうんですけれどもねぇ…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • LAST OF INDEPENDENTS おめーに似た奴

  • 「ぼけまん」
    現実は、物語によって補強されるものだ
    物語を失った現実は、曖昧になりはてる
    つまり「ぼけ」てしまう
    「ぼけまん」には、神聖なるものの守護者や
    此岸から彼岸へと渡る者たちや
    土地に根付く死者といった、神話・伝承的モチーフが
    次々に登場する
    しかしそれらすべて、物語などではありえない
    曖昧な「出来事」なんだ

    「ぼけまん」連載中、311を経て作者は
    「原発幻魔大戦」の物語にはまり込んでゆくのだが…

    「第二の人生」
    グローバル企業の開発した「性転換薬」を
    通販で買ったお爺さんの、いわゆるTSものであるが
    性のアイデンティティーすら曖昧になって
    政治的な賛否しか残らないという
    とてつもないニヒリズムがここにある

    「LAST OF INDEPENDENTS おめーに似た奴」
    イカサマを考慮に入れないとして
    基本、ギャンブルとは
    圧倒的に偶然、行き当たりばったりの世界である
    ゆえに、物語に対置されるべきはギャンブルである
    ということが言えるのであり
    ギャンブラーに対置されるものは詐欺師である、ということも
    またひとつの考え方として言えるだろう
    物語でもって、虚無あるいは別の物語に抗おうとした…たとえば
    村上春樹へのアンチテーゼとして
    他にこれほど説得力を有するものがあるだろうか

    「自主ボツネーム・孤島の二人」
    いったいいつからそうしているのか
    無人島に取り残された男ふたりが
    2014年5月30日
    それまで必死に生き延びて
    原発や、TPPや、特定秘密保護法案の心配をしているというお話

  • 2014/6/1購入
    2014/6/1読了

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プロフィール

世間の底辺に蠢く、市井の人々を描けば天下一品! デビューから一貫して、そのような人々を描いてきたが、3.11以降、世界の矛盾を描くように作風が変化。

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