恋をしたら死ぬとか、つらたんです!

  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 33
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047297548

作品紹介・あらすじ

イケメンと恋に落ちるのを楽しむはずの乙女ゲーム。しかし、ヒナが閉じ込められた乙女ゲームの世界は…トキめいたら、ポッとなったら、キュンとしたら、というまさかの恋をしたら死ぬキケンな世界!人類史上最高に惚れっぽい女の子・ヒナは、ゲーム開始10分で死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死んで死にまくってしまう。彼女の終わらない1日が幕をあける!!!

感想・レビュー・書評

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  • 乙女ゲーの世界でなんどもなんどもリトライを繰り返す……のはいいんだけど、ゲームオーバー=死、しかもときめいたら死ぬというかなりなイレギュラーな設定。最初こそ討死ににむなしさを感じていたけれど、だんだんとそれが快感になってきてしまうこの異常さ(笑)。ヒロインの惚れっぽい……というにはスーパースペックすぎるたらし&過剰な思い込みがすごいです。

  • あたまがおかしい(褒め言葉)。
    超絶惚れっぽい主人公(少女漫画的モテ力もあるが、それよりも格闘少年漫画的謎チートの方がインパクト強い)が、クリアするまで出られないVR乙女ゲームの中へ。
    現実世界では禁じていた恋を思う存分できると思いきや、トキメキすぎると死んでしまうという謎仕様に、地球一惚れっぽくチョロく恋に落ちる超絶博愛主義者(老若男女不問)の主人公はチュートリアルすらクリアがままならず…。
    ナビゲーターであるシュルツとの掛け合いも、とんでもすぎる主人公のキャラクターも、あたまがおかしい(褒め言葉)がインパクトが強烈で面白い。
    全体的にもテンポが良いので、爆笑しながら読み進めてしまう。
    いつ死ぬかを笑いつつ今か今かと待つ乙女ゲー風味恋愛小説など、他にお目にかかれないだろう。
    この作品にしかない特別…というか特殊な体験が確かにある。
    何も考えずに笑いたい、でもそこはかとなく根っこにヤバイ冷たい怖いものが感じたいなら、ぜひとも読んでもらいたい作品。
    いっこうに続きが出ないのが困りものといえば困りもの。
    一応、小説家になろうの方では多少強引ではあるものの完結になっているので、続きが待たれる。

  • 適切かつ強烈なボケツッコミでとにかく楽しく読みやすい。サクサク読めつつも覚えゲーの緊張と死にゲーの恐怖がサスペンスフル。書き下ろしを読むとなるほどヒナも素質と別にこの地獄ゲームを100%楽しむわけだと新たな発見も。

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著者プロフィール

ライトノベルやコミック原作者として活躍中。
代表作に「わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?) 」(ダッシュエックス文庫)「父さんな、デスゲーム運営で食っているんだ」(NOVEL 0)「滅びゆく世界を救うために必要な俺以外の主人公の数を求めよ」(角川スニーカー文庫)「勇者イサギの魔王譚」(エンターブレイン)コミック原作に「おとめバレ」(コミックキューン)などがある。

「2023年 『女同士とかありえないでしょと言い張る女の子を、百日間で徹底的に落とす百合のお話7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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