月と夜の物語 流浪の双児と炎の魔術師 (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2014年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047300286
作品紹介・あらすじ
教主の娘を救い出し、仲間と魔神の城に住むことになった魔術師のライラ。一方で、紳士的だけどちょっぴり強引な剣士ザインの求婚には答えが出せずにいた。そんなライラの元に、姉の行方を捜してほしいと少年が城にやってくる。ザインには城から出ないよう言われていたけど、少年の必死な様子に魔術で外に出た…ところ、奴隷商人に捕まって競売にかけられ-!?アラビアンラブ第二章!
感想・レビュー・書評
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ライラちゃんの成長が見れて楽しかったです!お留守番キャラもいましたが、新キャラの子が楽しくてあっとう間に読み終わりました。それにしてもライラちゃんは今回もピュアピュア大天使なので読む度にライラちゃんが大好きになります。こんな子がちかくにいたらみんな魂が浄化されてしまう…
ザインが1巻で振り切ったおかげでライラちゃんとのやりとりに毎回にまにまして読んでしまいました。いいぞもっとやれ…!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ザインの誘惑に逃げ腰のライラ。強引な彼の誘惑にはブルブルだけれど、一緒にいるのは心地よくて、気持ちいい。そんな煮え切らないライラの態度にザインがジレジレしております。
物語は、ラブ面の進展はなく、魔術師だということをライラが自覚するまで。
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今回も面白かったです。魔術師としてこれからも育っていくのかな?
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敬語で強引な男が、振り回されるのは、ニヤニヤMAX、良いものだ。
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シリーズ2冊目。
ライラ達が住まう「月の丘」に迷い込んだ少年の必死な頼みを無視出来ずマルジャーナと2人で街へ向かいますが、魔術師を探していた奴隷商に捕まり競売にかけられてしまいます。
用事から戻ってきたザインはその事を知ると、大慌てでライラ救出の為に動き出すのでした。
…という、今回も冒頭から面白く、あっという間に最後迄読み進めてしまいました!
ライラの天然さに振り回されるザインが可哀想でもあり楽しかったです(笑)。
夜の王宮内での2人の逢瀬のシーンが1番笑えました!
まだ子供でありながらファリドの聡明さは実の父親譲りなのだと思いました。
前巻でルーダイナを封じたという当代一の魔術師も登場したり、マルジャーナの素晴らしい機転や教養も披露され、彼女が武術だけではない完璧な美女である事も証明されます。
ただ残念だったのは、カバー裏の落書きにも描かれていましたが、シャールカーンが全く登場しなかった事です(笑)!
あとがきを読むと次巻も発売されるようなので、少しだけ出てきたザインの家庭の事情(?)も明らかになるのかなと思いました。
今巻でもライラの生い立ちに関しては全く触れられなかったので、それも楽しみにしたいと思います。