おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2015年1月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047301771
作品紹介・あらすじ
責務が重なり、未来の女王レティーツィアは多忙だった。騎士のデュークが仕掛けた悪戯にも気づけないほどに。手痛い助言を受け、レティはいよいよ己の頭脳となる『軍師』役を決める。候補は二人-神出鬼没で謎に包まれた"天才"ゼノンと、没落貴族で出世の見込みもない"凡人"メルディ。ひとまずレティは、メルディのある可能性に着目し、視察に同行させるが…!?最強女王伝説第10弾!
感想・レビュー・書評
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今回は、レティーツア姫は軍師を求めて、三大侯爵のクラインシュミット家のメルディに目をつけ、だらだらと過ごしているメルディに土地の案内をさせる。ある町での盗賊の襲撃を予想して対策を立てるなど、軍師の才能を垣間見せる。道に扉が埋まっている不思議な町テューアで、メルディのもと家庭教師のゼノンが悪事をしていることを察知するが、このゼノンがとんでもない強敵だった。
レティは、メルディがゼノンのくびきを脱して独り立ちするために背中を押してやる。一方、メルディはレティの決断力の素晴らしさに王としての資質を見出し興奮するのだった。
相変わらずレティは、凛々しくて可愛くて、でも真面目一方。デュークに頼ろうとする場面もあるが、うーん、まだまだ取ってつけたような感じかな。埋まっている扉や教会で見た絵画がちゃんと意味を持っているのが面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらず安定の面白さ。
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現在一番楽しみにしている(コンスタントに出ている)少女小説シリーズ。いよいよ軍師の登場。かなり若いなー。指示を与えることができる人って重要だよなー。「敵」も出てきて、いよいよ面白くなってきました。少女小説のみかけですが、中はやり手のきりっとしたお嬢様の活躍。(恋愛も一応あるけど全然おまけだよなー……)今回は、特に頭脳対決で面白かった。
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新しいキャラが出てきました。
明らかな悪役も出てきました。
これからまた新しい展開になりそう
2017.10.23 -
面白かったー!(*´▽`)
メルディ、頭良いのに運動音痴で好感持てるわ。
次も楽しみ! -
シリーズ10巻目は軍師編。レティの頭脳の手助けとなるべく「軍師」役を選ぶことになる。候補に挙がったのは高名だけど謎に包まれた天才ゼノンと、没落貴族の末息子メルディ。彼らの資質を見極めるため、まずはメルディを訪ねることになり、彼にレティたちの視察の同行を依頼する。
軍師候補が2人登場するのですが最初は同一人物かと思ってました。結果2人は別人物でしかも2人とも結構食わせない人となり。軍師なのだから時として辛い決断をスパッと下すことできないといけないとは言え、デュークの「下種がいい」発言には思わず吹き出してしまいました。メルディよりもレティの方が体力もあり強い姿に改めてレティの格好らしさに惚れ直し(笑)、自分の弱さを知っていてそれを乗り越えようと努力の決意するメルディに成長の兆しを感じました。周りの騎士達がみんな強いから1人ぐらいちょっとひ弱な騎士がいてもいいと思う(笑)面白いしww
もう1人の軍師ゼノンは物語の序盤であぁ、メルディの先生なんだろうな〜と気付きましたが、予想以上に食わせ物で下種で油断ならない人物でした。でもこういう敵がいるからこそ物語も面白くなるわけで…。また登場してレティたちを翻弄させて強くして欲しいです。
そしてメルディがナイツオブラウンドに任命はまだされてないから、もう少しこの軍師編は続くのかな?恋愛要素はほぼ無いに等しい話ですけど、物語の展開とかキャラクターの個性とかが面白いので毎回楽しんで読んでます。願うならもう少し甘い要素が欲しいかも(笑)最初と最後だけでもww