瑠璃龍守護録 ご一緒します、花婿様!? (ビーズログ文庫)

著者 : くりたかのこ

• KADOKAWA/エンターブレイン (2015年2月14日発売)

作品紹介・あらすじ

巫女姫奪還を目指し、鎮星国へ向かう鈴花たち。半仙の元旦那様を自由にするため張りきる鈴花だが、一方黎鳴は銀鏡と指輪を返す機会を逃し続けてモヤモヤするばかり!途中、立ち寄った梓水県には黒い噂のある県令と、"无名"と呼ばれる謎の集団が。警戒する黎鳴へ、鈴花は「あなたがここを掌握すればいいんです」-って女王様全開!?言いなり中華ラブコメ、強気嫁に惚れ直す第10弾!

感想・レビュー・書評

[sakuraさんの感想 · 2015年5月13日]

【ネタばれ感想注意】

シリーズ10冊目。

地龍の巫女奪還へと向かう鈴花、黎鳴、虎光、采羅の4人でしたが、道中に立ち寄った町で邪妖騒ぎに巻き込まれ、『无名』と呼ばれる謎の集団に出会います。

今回、主役カップルによる壁ドンが2回ありました（笑）！
久し振りに仔犬のクロに変身した黎鳴も見られてニヤニヤしまくりでした。
いつか、クロ＝黎鳴だと鈴花が知った時の反応が楽しみです。

我が身の危険を顧みずに戦いに身を投じる嫁と、その背を慌てて追い掛ける旦那様の構図が微笑ましくて（？）大好きです。
やっぱり2人がいちゃラブしてくれると読んでいて安心します。

ギクシャクしていた鈴花と黎鳴も、戦いの中で互いの気持ちに正直になり目出度く仲直りします。
P183の黎鳴に抱き付く鈴花のイラストが可愛いです。
虎光と采羅も良い雰囲気になりつつあるので、この2人もこれからが楽しみなカップルです。
地龍の巫女を人質に取っている黒幕「導師」の正体が半仙だと分かり、益々緊迫した雰囲気になっていますが、今回の事件で4人の結束が強まり、弱腰嫁とヘタレ旦那様も最強の状態になっているので次巻も楽しみです。

[うらこさんの感想 · 2015年3月18日]

お互いに想い合っているのに、それが相手に伝わってなくて、前巻すれ違ってしまった黎鳴と鈴花ですが、巫女姫奪還のために、一緒に旅をするうちにいい感じに戻ってきたようです。

あいかわらず黎鳴のヘタレぶりは健在ですが、鈴花がパワーアップしてて、帯にあるように確かに嫁最強です。

途中、黎鳴が壁ドンしてるんですけど、最近壁ドンが流行っていたからか、ついつい、黎鳴も壁ドンできるのね、なんて思ったり。

鈴花に召喚させられて跪く黎鳴も、以前なら怒っているのに、なんかうれしそうだなぁって。

最後珍しく黎鳴が思いの丈を鈴花にぶつけてます。
やっとそこまで言えるようになったのねって、途中ワンコになったのは見なかったことにしてあげたいと思いました。「これ以上、好きになりようがないのに・・・」って台詞、いいなぁ。