(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚祭りは盛大に!?- (ビーズログ文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 104
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047302198

作品紹介・あらすじ

『これからよろしく、共犯者どの?』フェルが偽の花嫁だと知っても、クロウの態度は変わらない-どころか前より(物理的な)距離が近い気がする!そんな心臓暴れ馬状態のフェルをよそに、春分節の儀式のため、クロウの父が兄弟全員に召集をかけた。ついに皇宮で因縁の母と直接対決!と思いきや、クロウに反逆者の疑いがかけられてしまい!?これは罠?それとも花嫁修業!?ニセ新婚生活第8弾!

感想・レビュー・書評

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  • お呼ばれして、夫(仮)の実家へ。
    そこで出会わなければいけないのは、当然義父母。

    基本、シリアスです。
    主人公の行動は…微妙ですが、周囲はシリアスです。
    要所要所で話題に上っていた母親登場! ですから。
    最後もあれですし…。
    いや、前回の最後を考えたら、おそろい??
    最後といえば、シリアス一直線だったのに
    あの呼び戻し方。
    彼女に限っていえば、ありです。
    その後の夫(仮)の落ち込みよう…。
    冷静なのは良い事ですよ?w

    案外味方が増えたな、という感じですが
    末の弟は微妙です。
    敵ではなさそうですが、味方でもなさそう。
    『彼』の味方だけをしている、とか??

  • 2015年読了

  • とうとうボスキャラと対面です。
    クロウの父王との対面の先に待つものは!?
    父に似ているクロウを憎み毒の言葉を吐き続け、何度も殺そうとしてきた、謎多き母親リグレイン妃の登場です。
    かなりのピンチに緊張感マックス!
    新たに登場の末弟は、敵か見方か!?
    冒頭から微笑ましすぎるやりとりに、ニマニマするわ。
    あらすじなど下記
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4658.html

  • 【ネタばれ感想注意】

    シリーズ9冊目、離婚出来ないまま本編8冊目。

    「旦那さまが、とんだ!!」

    威厳溢れる皇帝を前にして、庶民育ちのフェルがクロウを助ける為につい焦って噛んだ台詞に笑いました(笑)!
    あとは、リグレインの罠に嵌まり正気を失ったフェルがクロウの「今日は特売だ!」の一言で正気を取り戻すシーンと、お金の為なら怪魚退治もこなす強いフェルに惚れ直し&笑いました。

    前巻のラストで皇宮に呼ばれたフェル達ですが、謁見の場でいきなりクロウが捕らえられてしまいます。
    この件にもクロウの実母にして彼の命を狙うリグレイン妃が絡んでいる事が分かると、いよいよ彼女との直接対決です。
    ユナイアのセタンタ王とガウェインの協力も得て、エルラントが妖精の力を得て建国した国である事、その代償としてユナイアの血筋に生まれる「花嫁」を生贄として授けていた事をクロウは知ります。
    ラストで遂にクロウの前に姿を現したパールですが、妖精王が宿主として選んだのは果たして誰(どちら)なのか?と思いました。

    前巻の短編集の幕間で、ジルフォードの人格がまるで誰かと入れ替わったような、何やら怪しい伏線を残していましたが、今回はクロウを心配する良いお兄ちゃんに見えてちょっと感動しました。

    フェルがクロウへの恋心を自覚し、シレイネの身代わりである事をクロウと確認し合った後の晴れて共犯者という立場になった2人が自然とらぶらぶしているのを見ると、これぞすれ違いラブ!と興奮しながら読みました。

  • おもしろかった!
    謎がどんどん解けていくのが爽快でした。
    お兄ちゃんが心配です。最後に出てきたあの人も…
    次が待ち遠しいです。

  • やっとという感じで動き始めた物語。
    このまま一気に終わらせるつもりなのか。

    これまで、全くと言っていいほど何も進まなかったのに
    今回さらーっと進んでしまって
    チョイダシが、できないのかと思ってしまう。

    ところで母はなぜそこまで恨んでいるのだったか!?
    主人公に全て話しといた方が
    危ない所に行かずにすむかもしれない。
    とは誰も思わないか。。

    主人公の方の母親って、出てきていたっけ?
    そこまでは関係ないか!?

  • シリーズ8弾は離婚祭り開催と、お姑さんとのあれやこれ(笑)クロウの父親の命令で王都に向かったフェルたち一行。そこでクロウの因縁の相手、母親リグレインと初対面することになったフェル。嫁いびりが始まるのかと思いきや、クロウが初代皇帝の剣を盗んだとの濡れ衣で捕まりそうに。それを阻止するためフェルはある賭けをすることになる。
    色々詰め込まれてたり、伏線が回収されたり、新キャラが出てきたりと、なかなか盛り沢山な内容だった。まぁ、1番笑ったのはラストの特売と怪魚さばきと、前半の旦那様がとんだ!かな(笑)
    物語も終盤に近づいてきているのかな?妖精とか教会の聖詩篇とかが絡んできてからちょっと難しくなった。まぁ、あの笑いがあるから緩和されるんだけどねww

  • 相変わらずのネタの仕込み具合!だって(仮)だもの、と付けたくなるわ(笑)68ページでフェルがフラグたてましたな。この戦いが終わったら、って(*´艸`*) 自我を失い、湖の中へと進んでいくフェルに正気に戻るようクロウが捕まえ肩をゆさぶってもダメ。かくなるうえは皇子のキスで目覚めさせるのか(いや、仮ではそれは期待できないかw)?彼女を正気に戻したのはたった1つの単語「今日は特売だ!」そう『特売』(笑)そして怪魚退治ときましたよ。夫婦初めての共同作業が怪魚退治(笑)話はだいぶ核心に近づいてきたかな。

  • シリーズ9作目

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著者プロフィール

第11回エンターブレインえんため大賞ガールズノベルズ部門奨励賞を受賞、『ヤンキ‐巫女逢桜伝』でデビュー。少女小説で多数の著作を持つ。ほか、ブラックお仕事シリーズ(『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』『神さま気取りの客はどこかでそっと死んでください』『会社の裏に同僚埋めてくるけど何か質問ある?』)や、『愛するあなたの子を授かって、十月十日後に死ぬつもり。』など多数。

「2022年 『死にたいあなたに男子大学生がお肉をごちそうしてくれるだけのお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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