おこぼれ姫と円卓の騎士 臣下の役目 (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2015年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047304826
作品紹介・あらすじ
ソルヴェール国で豊穣を祈るミモザ祭りを開催。準備に追われる未来の女王レティーツィアの元には、各国の貴賓が集い、彼女の騎士達も大忙しだ。一方、没落貴族のメルディは、レティの元婚約者が謎の死を遂げた過去の事件を調べ直していた。しかしその最中命を狙われ、瀕死の重傷を負ってしまう!メルディが命懸けで辿り着いた真相-それを知ったとき、レティは…!?
感想・レビュー・書評
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登場人物多過ぎww。第1王子が外交で留守というのは何かの伏線になるのでしょうか?それはさて置き、騎士保留中のメルディは今回の件で一皮向けたようですが、あまりにも辛い現実でした。厳しいですね。またレティも“臣下に任せる”という技を覚え上に立つ者として一回り大きくなり『一体どこまで立派になっちゃうの~』って具合ですが、やっぱデュークには普通の乙女の顔に。そうよ、そういう部分も残しておかなければね。
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軍師編終了。ただただ、なんとも言いようのない後味の悪さというか悲しさ、切なさを感じた11巻。国を背負う王となるには、時には汚いことに手を染めたり、臣下にその責を負わせたり、そう持って行かざるを得ないという状況に陥らせたりもするのか。非情な決断をし、させるのも王の勤めの一つ。国とは王一人では成り立たない。臣下、臣民がいてこその王。彼らの幸福の為に、国の為に何を護り切り捨てるのか。その裁断は本当に難しいね。レティの世があまり荒れなければと願ってしまう。デュークとの仲はなんというかある意味始まったばかりか。
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優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの11作目。
今回は、国内のミモザ祭りということでちょっと華やかな雰囲気? レティや騎士たちは準備などで大忙しだが(笑)
その間に、レティの婚約者候補だったマティアスの死の謎を調べていた没落貴族のメルディが、命を狙われ瀕死の重傷を負ってしまう。ノーザルツ国の銀狼公やシェラン(妹の方)や白き医師団のオスカーが久々に登場しつつ、かつての事件の悲しい真相が明らかになる。レティの切り札としての婚姻の覚悟と、メルディの騎士・軍師への覚悟が痛いくらい。あと詰め込まれすぎてるレティの力を抜くのが上手になってるデュークと、それで力が抜ける感じになってるレティがものすごく微笑ましくなってきてる。 -
十一巻まで一気読み。基本スタイルが出来上がっちゃってて、水戸黄門的マンネリ感がある。恋愛要素も薄くて巻き起こる事件にレティがどう対処していくかが主眼なんだけど、レティが出来る子なので、それだけでも十分楽しめる。
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うっかり発売日をチェックもレしていたらしく,ふと気がついたら1ヶ月経過していて,BookLiveで買えてしまった。
相変わらずの面白さ。一瞬本気でこのまま結婚するのかと思ったわ。
にしても,恋する乙女になりそうで,この先どうなるのかドキドキ。 -
女王となるべく足場を踏み固めている最中のレティ。今回は思わぬトラブルで一人で解決しきれなくなってしまってからの切り替えがまた見事。このシリーズほんとよいわ〜。少女小説としてはかなり規格外なので、大人の人や男性にもおすすめです。ただ、恋愛面は個人的にはなくていいと思う……なんでラストだけいれてくんのかなあ。レティ以外にも魅力的な人がいろいろとでてきます。彼らはレティに比べたら、少しのちからしかもたないかもしれないけれど、彼らの力があってレティができることもある。そう思わせてくれます。
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この作品、比較的どの話も綺麗事で収まってたのですが、ここに来て綺麗事から外れました。少しだけど。
でもその分、すごく悲しいお話にはなりましたが1つ霧が晴れてよかったです。
シャルロッテになるレディがこの先増えるのが楽しみです
2017.10.23 -
春を告げるミモザ祭りの開催中も事件勃発。今回の主役はメルディです。この巻はレティーの成長という意味でもターニングポイントとなる巻ですね。続きが楽しみです。
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5月13日読了。図書館。