ヴィランズテイル 有坂有哉と食べられたがりの白咲初姫 (ファミ通文庫)

著者 :
制作 : リラル 
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 41
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047305038

作品紹介・あらすじ

食糧と書かれた宅配便に入っていたのは『淑女』と名高い同級生、白咲初姫だった。姉を殺し内臓を食べた人物に自分も食べて欲しいという。彼女は『有坂家』次男である俺、有坂有哉が犯人だと言い、自分を食べろと居座り始めた。折しも俺は兄妹の部屋から誰かの内臓と手首を見つけてしまい…。それでも俺は、家族を推定無罪とし、平穏を守るべく、初姫が納得する別の犯人探しに乗り出すが-。青春を生き抜く悪役たちの学園ミステリアス・エンタテイメント!

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めた頃はB.A.Dとのあまりの文体の落差に驚いていたのだけれど、これが1人称視点であることや主人公の有坂有哉が今にも壊れそうな心の均衡を保つために敢えてこのような話し方・考え方をしていることが判ってからは違和感無く読めるようになった。

    この有坂ファミリーは確かに恐ろしい存在だね。完全無欠におかしな存在なのに必死こいて「普通」を目指そうとしている。人に近づきたいと思っているのに「自分は怪物かもしれない」という思いが普通の人と寄り添うことを不可能にしてしまう。
    そこに飛び込んできた「わたしは怪物に食べられるべきだ」と考える白咲初姫の登場で有哉に変化が生じる。有哉が怪物であることを(多少の誤解が有るとはいえ)受け入れ、且つ有哉の在り方を過大評価せずに傍に居ようとする初姫ってのは有哉にとって家族以外の希望になるんだろうなーってのが察せられる。

    この巻だけでストーリーとしては完結している気もするのだけど、これってシリーズ物なのか。今後も似たような「怪物」達が登場するのだろうか?

  • ラブコメ+グロ、さすが著者。風波立てずにいた有哉より、あのピーキーな性格を覆いかぶせて淑女と言われてた初姫の方がレベル高い。家族を利用しているのは彼かもしれないけど、奴も全部知ってたわけだし、"教育"されているんだろう。
    次巻は、他の家族視点のが読んでみたい。

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