レイデ夫妻のなれそめ (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2015年6月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047305748
作品紹介・あらすじ
『完璧な夫婦』と評判のレイデ伯爵夫妻。妻リナは愛らしい淑女、夫ザイラスは優しい紳士だ。だが、リナは夫に秘密がある。その秘密のために訪れた下町で、リナは夫を見かけた。なぜこんなところに彼が?夫を追うリナは路地裏で物盗りに遭い-「てめぇ、俺の女に気安く触るんじゃねえ」リナを助けたのは、普段とは別人の粗暴で口の悪い夫!彼は一体、何者なの!?
感想・レビュー・書評
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「完璧な夫婦」と評判のレイデ伯爵夫妻は、優しい紳士である夫・ザイラスと、愛らしい淑女である妻・リナ共にそれぞれ素の自分を相手に隠している。それがお互いに相手にバレてからのテンポ感が楽しい。素のザイラスを知って恋に落ちたリナと、好奇心旺盛すぎるリナに振り回され気味のザイラスが微笑ましいし、ザイラスにも兄姉たちにも溺愛されているリナの爛漫さも微笑ましい。あらすじと、作品の序盤を読むだけでは分からなかったが、「魔物」や「魔剣」の類が存在する設定になっている。
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評判の夫婦の片割れである、主人公には秘密がある。
いつでも完璧な紳士、と思っていた夫が…状態。
人間、知らない所を見たら、うっかりときめくもの?w
ギャップに弱い、という事でしょうか?
外見からは想像もできない主人公のボケっぷりが
ちょっと楽しいです。
夫の本性(?)ですが、割とさくっとばれますが
最後の方にばらされた心情が…確かに知ってしまうと
恋愛状態にいる人以外は引くかと。
見てる分には楽しいですがw
パーティー参加者は放置しておくとしても
あの女性は一体どういう人なのでしょう?
やはり、幹部?? -
主人公のお嬢様、これで19歳・人妻。人妻ってからには、それなりにあっちの生活もある訳なんでしょうがカマトトっぽ過ぎるってか、天然過ぎなのがちょっと受け付けなかったけど、本性の出た夫との噛み合わない会話は面白い。身分が高くて苦労知らずで可愛くて皆から愛されまくり、夫と相思相愛…って、恵まれ過ぎだろッ(軽く嫉妬)
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純真過ぎてバカのように見える主人公ですが、突き抜けてるので、それが楽しく思えてくる。
豹変する夫も自分の気持ちに素直で面白い。 -
わりに人気のあるシリーズだし面白いだろうとは思っていたけど、期待以上に面白かった。明るいラブコメは良いものです。
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ねこかぶりが淑女として当たり前だと考えるようになったリナは、ワクワクするような冒険を諦めて生きてきた。
周囲からは理想の夫婦と呼ばれるレイデ伯爵夫妻。
その妻リナは、ある日夫の別の一面を知り
自分の冒険心をさらけ出してもいいのだと、何にでも楽しそうに興味を示すヒロインのリナが可愛い。
恐怖心を知らないだけに、かなりたちが悪いボケキャラだが、愛嬌があって笑える。
謎も多く残るので、”なれそめ”までの1巻といった雰囲気
あらすじなど下記
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4893.html -
登場するキャラクターがどれも魅力的で、とても楽しく読みました。
あれだけの重い愛を抱えたまま仮面を被っていたザイラス、よほど我慢してたんだろうなあ。
リナは好奇心旺盛なだけでなく、妙に肝が座っているところが面白かったです。
情景描写が少なくて、今どんな状況?となってしまったことが何度かあったので、それさえなければもっと良かったのですが。
軽く読むには良い話でした。