謳えカナリア

著者 :
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 23
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047306530

作品紹介・あらすじ

ミライショウセツ大賞テーマ部門『恋と同居』優秀賞作品!事故死した女子高生マツリは、唄う人形・真鍮糸雀として異世界に転生した。マエストロが手がけた真鍮と鉄の体を与えられ、調律師によって仕込まれた、極上の歌を唄う人形・真鍮糸雀。鳥かごのようなドームに覆われ、灰と煤が降る色彩を失くした世界の人々にとって、真鍮糸雀の美しく色鮮やかな歌は生きる喜びそのものだった。マツリはその中でも優れた真鍮糸雀として、調律師アイレンベルグに教育を受けることになる。そしてマツリはアイレンベルグに惹かれてゆくのだが-。

感想・レビュー・書評

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  • ピクシブでの小説。
    異世界に人形として生まれ変わった? マツリ。
    彼女を作ったダムロッシュは自らのミューズとしてマツリを人形へ迎え入れる。
    チューナーのアイレンベルグが生前の音楽教師に似ていることから惹かれるマツリ。
    カナリアたちの真実を知ったカナリアとして謳うことになるマツリは覚悟を決められるのか。

    FSSのファティマを思い出してしまうが結構面白くてよかった。
    シリルもトリックスター過ぎるかな。

    すべてはベルリネッタのために。

  • pixiv再読。

  • 死後、異界への転生?とでもいうのか。
    美しくも、儚く、哀しい、愛憎の物語…かな。

    音楽(歌)を題材にした作品を他にも読んだことがあるけれど、表現が難しいなぁと。
    音を文字で表現するのって何がいいのだろう?

    恋というには大き過ぎるような、誰かを愛しく慈しむような、それが時に人を狂わせる。
    前半の緩やかな流れの説明から、終盤の怒涛の流れに差があった感じ。
    もっと知りたい場面があったかな、人物像とか。
    一冊の物語として読むならこのくらいなのかな。

    豪華な装丁等を見ると、もう一押しと感じなくもない。

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著者プロフィール

作家。独特の文体でハードボイルドやホラーなどを描いて人気を博す。近刊に、人気フリーゲームのノベライズ『被虐のノエル』シリーズ、『虚白ノ夢』、pixivミライショウセツ大賞優秀賞受賞『謳えカナリア』、第1回カクヨムWeb小説コンテスト特別賞受賞『常夜ノ国ノ天照』など。

「2019年 『被虐のノエル Movement4 - Look at me』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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