死者の書(上) (ビームコミックス)

著者 :
制作 : (原作)折口 信夫 
  • KADOKAWA/エンターブレイン
3.53
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本棚登録 : 166
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047306868

感想・レビュー・書評

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  • 折口信夫の「死者の書」は何度も読み返している。思い入れのある作品。
    漫画になっていることは知っていたけれど、本屋の棚で見つけ購入。

    近藤版の死者の書は、郎女の物語。僕は最初、原作を読んだ時から、亡霊の声に心が囚われていたので、虚を突かれた。

    郎女が幻視する阿弥陀は、「死者の書」の初稿版に依っていると思う。キリストに似ている印象。漫画として近藤さんの解釈のシーンも加えられて、判り易くなっている。

    亡霊の訪れを郎女は、どう捉えていたんだろうか。漫画からの印象は原作を読んだ時と違ったので、暫し考える。
    語部の媼が郎女に語る「滋賀津彦は隼別でもおざりました。天若日子でもおざりました」。なぜ、終盤にこの台詞があったんだろう。読み間違いや読み落としがあったような気がしてきた。
    原作をまた、読み返そうかな。

  • 折口信夫『死者の書』未読。魂の飢えが美しいうたの言葉で描かれていると思った。読後すぐに岩波文庫の『死者の書・口ぶえ』を購入。下巻が待たれる。
    近藤ようこさんの描く女の眸と口もとが好き。

  •  タイトルだけ知っていたので、借りてみた。
     内容は、、、「不可思議」の一言に尽きる。
     でも、また、原作をトライしてみたい。

  • 2018/10/19購入
    2018/11/4読了

  • 折口信夫民俗学の体系がされてはゐる。
     うー(いろいろ)

  • 近藤さんの作品は水鏡綺譚を読んであまり好きではないかなと敬遠していたのですが、あっさりとした絵柄がこの物語に合うこと合うこと。
    どこかゾッとするような、なのに美しくて儚く、寂しさもの悲しさを心に産みつけるような物語。
    原作もすぐに読みたいです。

  • なんか杉浦日向子に通じる画風だな…と思ったけど、有縁の作家さんだったんだな。

  • これは 何度読んでも読後に思いを馳せたくなる。

    原作も読まないとー。

  • 確かに最良の入門書。

    ……彼の人の眠りは徐かに覚めていった。

    ほほき鳥になっていたほうがよかった……

  • 「死者の書」の漫画化なんて、執筆者によっては聞いただけで大怪我確定非難確実ものだと思うけど、そこはさすが近藤ようこ。原作より説明的なところが多く漫画ならではの軽やかさがあるけれど、郎女の掴みどころのない表情など多くの読者のイメージを受け入れる懐の大きさみたいなものを感じた。しかし郎女が山越しに見るほとけ(と言えばいいのか)のビジュアルを自分は完全に山越阿弥陀図でイメージしてたのであの表現にびっくり。下巻が楽しみ。(児島)

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著者プロフィール

新潟県生まれ。國學院大學文学部在学中に『劇画アリス』に掲載された「灰色の風景」で漫画家デビュー。1986年「見晴らしガ丘にて」で第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。『ルームメイツ』『アカシアの道』など映像化された作品もある。主な作品に『死者の書』(上下)、『夢十夜』(原作:夏目漱石)、『戦争と一人の女』(原作:坂口安吾)などの原作ものやオリジナル作品『異神変奏』など多数。

「2017年 『たそがれの市 あの世お伽話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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