月の魔法は恋を紡ぐ -魅惑の舞踏会は嫉妬の嵐!- (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2015年10月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047307032
作品紹介・あらすじ
幼児性愛病者(ロリコン)の魔法を完全に解くことができず、10歳の子供と18歳の大人姿の二重生活をしながら王宮に勤めるリーフィア。ロリコン疑惑の王子エーヴェルトの膝抱っこはもはや日常茶飯事だ。ある日、同盟国ガジスの王子と王女が親善のため来訪。王女は以前からエーヴェルトに熱をあげていたが、幼い王子はリーフィア(子供ver.)に懐いてしまう!! そこに舞踏会が催され……!?
感想・レビュー・書評
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ロリコンは滅びろ!が合言葉なシリーズの二巻目。よいファンタジーとラブコメの組み合わせ具合で、楽しく読めました。いい展開です。
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幼い姿ヘの変身をコントロールするようになったリーフィア・ウェインティンだが、友好国ガジルからの使節団がやってきて…。
変態ロリコン魔法使いアーネルの謎が少し判明。
王太子エーベェルトとの仲も多少進展。 -
1巻のアクの強さを乗り切ったら、これはこれで悪くないお話。幼児&大人ver.を上手く使い分けて楽しいコメディーになっている。
同盟国で婚約者もある身の上の姫の現実逃避的な片思い。一方的な想いが、通じれば素敵なロマンスになるけれど、相手の気持ちを考えない行動は恋ではないよね…というお話。迷惑を被るエーヴェルトの真摯な態度や、リーフィアの啖呵が小気味よくて面白かった。
王女の執着をどうやってかわすべきか頭を悩ませつつ、ちゃっかりリーフィアとの距離を縮めているエーヴェルトはしたたか。
…やっぱり引くけどw
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5009.html -
【ネタばれ感想注意】
シリーズ2冊目。
前巻のラストで、中途半端な魔法の解呪の影響で昼は18歳の姿に戻り、夜は10歳の子供に変化する事になってしまったヒロインでしたが、その後、とりあえず昼も子供の姿に留めておく魔法を掛けてもらっていました。
(自分用メモ : エーヴェルトは20歳)
相変わらず読みやすい文章なので、さくさくと読み進められました。
前巻以上に面白くて、あっという間に読み終えました。
続編となる今作は、リーフィアに魔法を掛けたロリコン魔法使いアーネルの何かワケありの事情が垣間見えました。
…というか予想すると、エドウィナへの恋心?をこじらせたヤンデレ青年といったところでしょうか。
今後はシリーズ化となるのか、アーネルとエドウィナの闇に葬られた真実に興味津々です!
ちなみに、エーヴェルトの曾祖母がエドウィナの弟子だったのだろうと予想されます。
ラストのキスシーンはエーヴェルトが告げたように外堀から埋める為と今後本命以外の女性除けの為だと思うと、エーヴェルトは結構な策士のようです。
でも、「子供でも大人でも君が好き」と言ってくれるエーヴェルトは良い男だと思います(笑)。
137頁の舞踏会の挿絵が何か変だと思ったら、エーヴェルトの片手がリーフィアの腰ではなく、両手を取ってるからなんですね…。(^_^;)