花冠の王国の花嫌い姫 (ビーズログ文庫)

著者 :
制作 : まち 
  • KADOKAWA/エンターブレイン
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本棚登録 : 46
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047309692

作品紹介・あらすじ

『花冠の王国』と称される大国エスカ・トロネアの王女フローレンスは、重度の花アレルギー! 常にくしゃみ鼻水が止まらず、淑女にあるまじき鼻の下(以下略)。そんな彼女に、人生の転機が!! 北の辺境国ラハ・ラドマ、イスカ王子との婚姻話だ。アレルギーが出ない不毛の地こそ我が楽園☆と浮かれるフローレンスだが、イスカにとってはなぜ大国の姫がと不審でしかなく!? 打算から始まった結婚生活に、未来はあるのか--!? えんため大賞奨励賞作!

感想・レビュー・書評

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  • キャラが皆真っ直ぐな性格で気持ちいい。
    ストーリーも綺麗に纏まっていて、楽しく読めました。

  • 大国の公女らしく処世に長けた人物で、政治的な側面や人の裏などから物事を判断できる機転のきくヒロインです。そんな彼女が恐れるのは、花粉症であることが人にバレること。妖艶な雰囲気の彼に圧倒されながらも、正直者揃いの北の辺境国ラハ・ラドマのために奔走しながら、次第に彼の人柄に惹かれていく家庭が可愛らしいお話だった。
    王子は、中身は気のいい田舎青年なのに、美貌との組み合わせで無自覚なタラシとである、ちょっと残念感の漂う愛嬌のある人物。
    ラブは薄めだが、スッキリした読後感。
    読み切りかと思いきや、続刊でました。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5226.html

  • なかなか興味深い展開でした。
    私が最も良いなと感じたのは、やはり主人公カップル二人のキャラ設定でしょうか。
    かなり重度の花粉症ゆえに、自国の温暖で花咲き乱れる気候には不適応な姫と、寒冷地の弱小国の王太子。
    姫がこの国を嫁ぎ先に選んだのは、ただただ寒い国で、花があまりないから―つまり、持病を持っていても、発症しなくて住みやすいから。

    自らの花粉症に極度のコンプレックスを持つ姫君はやがて婚約式のために訪れたその国で、心優しく誠実な人々に巡り会う。その中の一人がやがて夫となるはずの王太子だった―。

    この二人、基本的に私の好きなキャラでした。
    不器用なほど優しくて、時に、その優しさや誠実さゆえに他人から誤解されたり失敗したりする。そういう弱さ、脆さを含めて、私はこういう生き方しかできない主人公たちを尊敬します。
    全体の感想としては正直、☆四つかなというところですが、正義感と優しさ溢れる物語りの雰囲気に敬意を評して星五つということにしました。

  • えんため大賞の奨励賞受賞作。設定とまちさんのイラストに惹かれて購入。花粉症に悩まされる花冠の国の王女が、花がほとんど育たない極寒の国に輿入れしたいと猛アピールの末、彼の国から婚姻の申し入れが届き意気揚々と結婚という名の国外脱出を図ろうとする(笑)今までにないキャラ設定が面白かった。現代人には辛すぎる花粉症。薬もマスクすらない時代にあの症状はホント笑えないよね・・・。相手役の王子も顔は極上だが中身は普通に良い人というか良い人すぎるというかww花粉症のお姫様が引きこもってた割に色んな事できるし策略とかも得意そうだから2人でちょうど良い感じで上手い具合に国を回していくのではないでしょうか。でも2人ともピュアすぎて読んでてこそばゆかった(笑)続刊も出るみたいだし楽しみに待っていましょうかね~。

  • 花粉症からの脱却を目指し、辺境極寒の国にごり押しで嫁入りした王女が思いの外有能。そして、嫁取りさせられた辺境弱小国の王子が天然な普通の人(しかし、外観は極上)っていう様子がダダ漏れるアレこれな王女との会話が楽しかった。ので、可能であればもう1~2冊位のエピソードを読んでみたい気がする。

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プロフィール

第17回えんため大賞 ライトノベル ビーズログ文庫部門 奨励賞を受賞。花粉症のお姫様が、花のない極寒の地に打算のうえ嫁ごうと考えるラブコメディ「花冠の王国の花嫌い姫」でデビュー。

「2018年 『聖女の孤高脱却計画!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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