- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047309692
作品紹介・あらすじ
『花冠の王国』と称される大国エスカ・トロネアの王女フローレンスは、重度の花アレルギー! 常にくしゃみ鼻水が止まらず、淑女にあるまじき鼻の下(以下略)。そんな彼女に、人生の転機が!! 北の辺境国ラハ・ラドマ、イスカ王子との婚姻話だ。アレルギーが出ない不毛の地こそ我が楽園☆と浮かれるフローレンスだが、イスカにとってはなぜ大国の姫がと不審でしかなく!? 打算から始まった結婚生活に、未来はあるのか--!? えんため大賞奨励賞作!
感想・レビュー・書評
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お花の大国第二王女なのに重度の花アレルギーの為顔面崩壊、花粉から逃れるべく極寒の無毛の地へ強引に嫁入りというお話。田舎の小さい国と善良な性格の王子の為に頑張るお話だったけど流通経済の話も含まれてて面白かった。
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キャラが皆真っ直ぐな性格で気持ちいい。
ストーリーも綺麗に纏まっていて、楽しく読めました。 -
大国の公女らしく処世に長けた人物で、政治的な側面や人の裏などから物事を判断できる機転のきくヒロインです。そんな彼女が恐れるのは、花粉症であることが人にバレること。妖艶な雰囲気の彼に圧倒されながらも、正直者揃いの北の辺境国ラハ・ラドマのために奔走しながら、次第に彼の人柄に惹かれていく家庭が可愛らしいお話だった。
王子は、中身は気のいい田舎青年なのに、美貌との組み合わせで無自覚なタラシとである、ちょっと残念感の漂う愛嬌のある人物。
ラブは薄めだが、スッキリした読後感。
読み切りかと思いきや、続刊でました。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5226.html -
花粉症からの脱却を目指し、辺境極寒の国にごり押しで嫁入りした王女が思いの外有能。そして、嫁取りさせられた辺境弱小国の王子が天然な普通の人(しかし、外観は極上)っていう様子がダダ漏れるアレこれな王女との会話が楽しかった。ので、可能であればもう1~2冊位のエピソードを読んでみたい気がする。