知らないと恥をかく世界の大問題5どうする世界のリーダー?~新たな東西冷戦~ (角川SSC新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川マガジンズ
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レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047313934

作品紹介・あらすじ

プーチン動く!-ウクライナ、クリミア問題は世界のパワーバランスに大きな影響を与えた。ロシアVS欧米という対立構造は、かつての「東西冷戦」の再現に見える。世界は再び危険な一歩を大きく踏み出してしまったのか…。世界が抱える大問題を考える際には、国際政治の「地政学」的観点を持つことが大事だ。遠い国の出来事がいずれ日本に大きな影響を与える。めまぐるしく変化する"世界のいま"を俯瞰する大人気シリーズの最新・第5弾。第2次世界大戦以降、最大の大国衝突の危機を池上彰が斬る!

感想・レビュー・書評

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  • 2016/12/4読了

  • クリントン夫の不倫,オバマケア,ティーパーティーの反対

  • オバマ大統領は、2期目のアメリカ大統領が通常陥るレームダック(よたよた歩きのアヒル、という意味。要は死に体のこと)

    実は、日本にいるアメリカ軍が支援に出かけていいかどうかを決めるのは日本なのです。日米安全保障条約で日本にいるアメリカ軍が大きな軍事作戦、軍事行動を起こすとときは、日本政府と「事前協議」をしなければならないという決まりがあります。

    ヨーロッパには、国家分裂というベクトルと、EUという国家統合に参加したいというベクトルが混在しているのです。

    福島で最大の問題は、多くの人たちが自分の家に帰れないということでしょう。原発事故の処理は「核燃料」の処理と「汚染水対策」、加えるなら「除染」です。文部科学省などは福島県内で子どもたちが学校で安全に過ごすための放射線量の限度について「年間1ミリシーベルト未満」という目安を作りました。1ミリシーベルト未満にならないと帰れないということになっているのです。

    韓国の反日コンプレックス←→ベトナム、インドネシア、シンガポール、マレーシアは日本軍によってひどい目には遭ったけれど、自分たちの手で独立を勝ち取った誇りがある、だから反日にはならない。

    「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

    戦後レジーム
    (レジーム:政治体制)

    オバマ大統領が外交や政治の未経験者のケネディ氏を、日本駐在の大使に選んだのはなぜなのか。明らかに「論功行賞」でしょう。
    (論功行賞ろんこうこうしょう:功績の有無や大きさの程度を調べ、それに応じてふさわしい賞を与えること。▽「論功」は手柄の大小を調べること。「功こうを論ろんじ賞しょうを行おこなう」と訓読する。)

    ネットは、自分が知りたい情報だけしか入ってこないメディアなのです。できるだけ多様な言論、意見に触れることが、現代に生きる人間には必要です。

    21世紀の日本人に求められるものとは、自ら考え、自ら道を切り開いていく能力。

    日本人は与えられたルールの中で努力するが、決してルールメーカーにはなれない。

    「条件が変わっても生き抜いていく力」 「そもそもルールを作る力」

    ルールメーカーに成るには、即戦力を養っているのでは無理です。柔軟性があり、人が考えつかないようなことを考える力が必要です。

    日本があるから世界が回っている。そう思わせることが、本当の意味での安全保証につながる。

    「ヘイトスピーチ」を見ると「反知性主義」の危険性を感じます。

  • 池上先生による世界情勢の解説本で、その5ということだが、その4まで読んだわけではない。飛行機の時間の有効活用ということで空港の本屋で漁ったところ見つけたので、最新版がいいだろうということでその5を買った。
    さすが池上先生で、安定のわかりやすさ。一方の立場によらずに解説するというスタイルは本当にメディアは見習うべきだと思う。唯一、韓国がなぜ反日なのかという解説で、自助努力で独立を果たしたわけではないからという理由についてはホントかよという印象だったが。
    特定秘密保護法の論点など、正直言ってこれまではっきりわかっていなかったが、「罰則だけをアメリカ並にして「情報公開」はアメリカ並になっていない点が問題」というのはなるほどなぁという感じでした。感情論ではなく、何が問題なのかズバリと解説してくれる、ホントにすばらしい。
    前に読んだ本にも書いてあったけど、新聞論壇が極端に分かれているのでいろんな新聞を読み比べるべき、というのはそりゃその通りだけど実際には難しいですよね。一紙でさえ、ちゃんと読むのもままならないのに。

  • 何度か取り上げられてきた「靖国神社参拝問題」だが、今回が一番わかり易かった。ウクライナ、普天間、憲法改正、シリア、中国、韓国などさまざまな事件をわかり易く説明している。後半で、日本の大人は世界一頭が良いことも興味を湧く。

  • かなりためになる。
    エピローグの池上さんのメッセージは、普段何も考えずに生きている身として、ハッとさせられるものがあった。

  • 「知らないと恥をかく〜」シリーズもはや五作目です。
    この本のおかげでギリギリ世界の流れに着いていけている気がします(^^)
    ありがとう!池上先生!…という気持ちを込めて★5つです^ ^

    個人的に一番興味を惹かれたトピックは中国のシャドーバンク問題ですね。
    リーマンショックの二の舞にならないことを祈る!

  • とてもわかりやすく書かれていて面白かった。イスラム教にはシーア派とスンニ派があるっていうのは知っていたが、血統重視がシーア派で、教義重視がスンニ派というのは知らなかった。シリアはシーア派といわれているけれど、土着の宗教と結びついたアラウィ派で、シーア派が少数派だからシーア派の仲間に入れてもらっている話も初耳。本書を読んで深い知識が身につくとは思わないが、非常に幅広いバランスの取れた知識は身につくと思う。

  • 改めて、池上さんの本はわかりやすく、よみやすい本だなぁと思った。
    ロシアの話が多く、クリミアの話や、プーチン外交の話、アラブの話からアベノミクスまで、最近の話題が多く、一度情報を整理するのにものすごく良いと思う。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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