知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)

著者 :
  • 角川SSコミュニケーションズ
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本棚登録 : 4068
レビュー : 450
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315044

感想・レビュー・書評

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  •  以前、難しい内容は、絵本にしても難しいという話を聞いたことがあります。

     ある時期、命の問題を取り上げた絵本が数多く出版されたころ、一見、親しみやすい絵で、動物か何かが主人公で、子どもにも分かりやすいようにストーリーが展開するのですが、テーマが比較的ストレートな命の問題のため、どうしても絵本の対象とする読者、つまり幼児には伝わりきらないということがありました。

     もちろん、全てが伝わらなくても、何かが心の中に残るということはあります。

     さて、この本では、著名なジャーナリストの著者が、世界の大問題について分かりやすく解説しています。例えば、「宗教」「民族」「資源」が戦争のキーワード、大きかったサブプライムローン問題の余波、なぜテロが起こるのか、私たちは年金をもらえるのかというように、日頃ニュースやテレビで私たちがよく目にしていることで、実は詳しいことはよく分からないというようなものをいくつも取り上げ、その背景から原理まで、実に分かりやすく説明がされています。

     実際、すらすらと読み進めることができますし、一つのテーマを読み終えると、何か今まで知らなかった世界に一歩踏み込めたような、視界がパッと広がったような爽快感を味わうことができます。

     ただ、正直に告白すると、世界の情勢を理解するために前提となる知識が私は相当欠如しているようで、読後しばらくすると、どうしてもそれぞれの問題があいまいになってしまい、さらに時間が経つと、もとのあまりよく分からない状態に戻ってしまったような気がします。1冊の本を読むという行為だけでは、やはり限界があるようです。

     もちろん、この本がよくないと言うつもりはありません。例えば、もう一度読み返してみるとか、自分なりに図解して考えてみるとか、興味をもったところを別の本で調べてみるとか、一つ一つの問題にさらに積極的にかかわれば、より深く理解できると思います。そして、私に欠如している「世界の情勢を理解するために前提となる知識」が増えてくれば、ぐっと理解が増すことは間違いありません。

     続編やイラスト図解版も出ているようです。まずはこの本を読み直して、それから次に進みたいと思います。

  • 民主党への期待感が残っているところなど、さすがに内容的には古くなってしまったところがある。ただ世界のニュースを理解するためのベースにはなるかな。

  • 資源・宗教・サブプライム・パレスチナ・政治など幅広く扱われている。最低限、おさえておきたい内容盛りだくさん。

  • 相変わらず説明は上手い。

  • 世界の大問題シリーズ・第1巻。リーマンブラザーズの破綻、政権交代、年金問題など、2009年頃の時事をトピックに紹介&解説した本書。

    ニュースで耳にするものの詳細は理解しきれない時事問題、社会の複雑な仕組みなど、世の中をざっくばらんに知る上で池上さんの説明は流石としか言いようがありません。中立的な意見を以て解説されているので、読み手も冷静な視点で全体像を掴むことができます。とにかく分かりやすいの一言。
    刊行年からだいぶ月日が過ぎ、多少情報が古くなった今読んでも過去の知識が補完されるようで楽しめます。このシリーズは定期的に読んでいきたい。

  • 2009年前後のニュースをにぎわすキーワードを詳しく説明した本書。文章だけなのに非常に分かりやすい。

  • 結構前に書かれたものなので、ちょっと話題が古いのは否めないけど、どんな人にも分かりやすく書かれている。
    そのため、内容はそんなに深くないので、ちょっと消化不良気味。。。

  • 池上さんの解説本というか。わかりやすいので高校生とかおすすめ。
    中学生だと少し難しいかもしれないけども、読んでおくと新聞なんか読む時にいいかも。

  • リーマンショック、サブプライムあたりの話を詳しく知りたかったのでその点は勉強になった。
    独自の視点として、「宗教」「民族」「資源」から世界を概観するところは興味深いし、使えると思った。

  • 前回の選挙の時に報道で活躍した池上氏のやや古めのの著作.おおまかに纏められている点で,ためになったと思います.

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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