仕事に効く「断捨離」 角川SSC新書 (角川SSC新書 125)

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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315488

感想・レビュー・書評

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  • 断捨離という言葉は聞いたことがあったが本を読むのはこれが初めて。
    印象に残った言葉は、以下の3つ。
    1.仕事とは、労働ではない。仕事とは命に仕える行為であり、まさに生き方そのものが問われる世界だと。救助活動が、救援活動が、身体的な命に働きかける仕事でるならば、こうやって、本をつくり発信していく仕事は、社会的な命に働きかけていくことにほかならないと。(P4 はじめにより。)

    2.聖徳太子は、請願者10人から同時に上がった声をすべて理解したと伝えられていますが(豊聡耳のエピソード)、返答には順番がありました。やるべきことには優先順位があってしかるべきです。(P48)

    3.孔子は「論語」のなかで、次のようなことを言っています。
    「知識を得たいのなら、毎日増やしていきなさい。知恵を得たいのなら、
    毎日取り除いていきなさい」(P53より)

  • 今流行りの「断捨離」について述べた本である。「自分軸」と「今」という2つの軸をしっかりと持てば、不要・不適・不快と感じるモノやコト、そしてヒトとの関係を取り除けるうようになるという考え方には共感することができた。本書の要点を以下に記載しておく。

    ・モノから私へと軸足を変える
    ・「断捨離」は楽観主義

  • 「断捨離」を読んだ後に、「仕事に効く断捨離」を読みました。

    断捨離の根本的なことは、「断捨離」と同じことが書かれているので、あまり新鮮味はありませんでしたが、
    断捨離は場を整えること・・・という到達点を意識すると、さまざまなシチュエーションで活用できる思考法なのだと思います。

    ものごとを、まず3分類して考えてみる・・・の中で、
    ”命”は「肉体的な命」「精神的な命」「社会的な命」・・・に分けられたのには、隙間なく偏りなく、命の意味を表している・・・と感動感心しました。
    そういった、俯瞰した視線は、まず何かを考える時、行動する時に大切だと思います。

  • 読みやすい。
    さすが断捨離を訴えている本なので、
    こういう時はこうする、こうしよう!と
    さっぱりと淡々としています。

    心に留まったのは、この3分類。
    物が捨てられないのは

    輝かしい実績を捨てられない過去執着型
    今忙しいから片付けられない現実逃避型
    将来ないと困るかもしれない未来不安型

    なるほど。
    自分はどれか…

    軸足を物主体から自分主体へ

    何が問題か、何が不安か。
    考えも身の回りも
    整理することはとても大切。
    必要なものが本当にくっきりと見えてくる

  • 断捨離の応用について知りたくて読書。

    「それはなぜなのか?」との自問自答を繰り返しながら俯瞰力を身に付ける。
    覚悟(現実的な選択)する。

    ただ必要ないものを処分するのではなく、どうありたいのか、着地点を常に考えながらモノと向き合う。

    断捨離は今の自分を見つめること。(p44)
    「断捨離」は、訪れないかもしれない未来の不安におののかない。今こそ大切で、この瞬間を大切にすれば、未来への不安は消えていくものだと考えています。(p92)

    「知識を得たいのなら、毎日増やしていきなさい。知恵を得たいのなら、毎日取り除いていきなさい」(p53)

    自己客観感(セルフエスティーム)を高めて、日々自分の内なる欲に従い現実的な選択に選択を兼ね、今を生きることで自己肯定感を高める。それが、さらにいいサイクルを生み続ける。

    断捨離の考え方は奥が深い。

    読書時間:約45分

  • 違和感を持った瞬間こそが「断捨離」のきっかけ/7・5・1の法則でお気に入りのモノをフル活用する/対象物が「ふさわしい」か「ふさわしくない」か/物事の全体を見渡せる力「俯瞰力」/要・適・快で判断

  • 「見えない収納は7割まで」「見える収納は5割まで」「見せる収納は1割まで」。断捨離力で培う「俯瞰力」に納得。動機は善が前提。

  • 「仕事とは、、命に仕える行為であり、まさに生き方そのものが問われる世界だと。」と、はじめににあるように、仕事の進めるにあたっての断捨離について記述されている本。
    「『断捨離』とは、目の前の事象と向き合い、一つひとつを『断』ち、『捨』て、『離』れる ―― このことを繰り返していくことで、レベルアップを図っていく行政哲学。」ということを意識しながら読んでいくと良いのかなと思う。

    「モノを通じて、自分を見つめ直す作業」というのが印象的な言葉。

    後半は具体的な事例が記載されているが、私にとっては、基本をおさえ、整理整頓をしながら仕事を進めていければいいのではないかなと思う。

  • ・「7.5.1」

    ・感謝と謝罪

    ・今の自分を見つめること

    ・何にこだわり、何を手放せばいいのか?

    ・なんでも三分類に分けて考えてみる

  • 私たちが物を持つ目的は何でしょうか?
    私は、物を持つことが目的なのではなく、物を持つことによって
    自我を守ることが目的なのではないかと思います。
    だとしたら、他の方法で自我を守ることができれば、
    物を持つ必要がなくなるわけです。

    今、自分にとって必要なものは何か。そして、要らないものは
    「断捨離」する、幸せやご機嫌のために、残しておくべきものを
    判断していけばいいのです。「これは要るの?」「これが、快いことなの?」
    判断の先に、私たちがすべきことが見えてきます。

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著者プロフィール

東京都出身、石川県在住。早稲田大学卒。学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨業・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落としこみ、応用提唱。年齢・性別・職業を問わず誰もが実践可能な自己探求メソッドを構築。全国各地でセミナー・講演をする他、新聞・雑誌・TV・ラジオ等多様なメディアを通しても、精力的な活動を展開している。著作は、ベストセラー『断捨離』『俯瞰力』(共にマガジンハウス)をはじめとし、多数の断捨離関連書籍は250万部を超えるベストセラー。



「2013年 『断捨離スケジュール帳 2014』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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