知らないと恥をかく世界の大問題3 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
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レビュー : 118
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315761

作品紹介・あらすじ

世界の新リーダーが決まる年。
転換期の世界は、どこへ向かうのか?

自分なりの世界の見方が今、必要とされている。
100万部突破の人気シリーズの第3弾。
すべての現代人に贈る必読の書。
●世界中の民衆がモノを申し始めた
●アラブに春は来たのか?
●日本が無視できない3つの“独裁"国家
●揺らぐ資本主義。新リーダーはどうたて直す?
●震災、原発事故後の日本は内憂外患のまま
●浮上してきた新たな国
●エネルギー、人口、温暖化問題が深刻に
●私たちが進むべき道?情けは人のためならず?

感想・レビュー・書評

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  • 震災後の2012年に発行された本。アラブの春からオキュパイデモの背景がわかりやすく書いている。
    口語体で、丁寧語で、無駄なくわかりやすい文章は見習いたい。

  • 2012年発刊。

    イスラム問題・北朝鮮問題・中国・米国などわかりやすく解説。

  • 積読してたけど、やっと読み終わった好きなシリーズの3つめ。
    今回は中国中東を中心に書かれてたかな?トルコ、ミャンマーの可能性や人口問題、代替エネルギー、GDPについてのお話やら様々な角度から楽しく読めました。

  • 読みましたー、いつもの事ながらわかりやすい。

  • 池上さんの本は本当にわかり易い。
    様々な複雑な事象も、ものすごくシンプルに、そして的確に解説してくれています。

    新書サイズで、ここまで広く情報を盛り込めるのは、説明の上手さがあるからこそ。

    本書を読むと、わかり易い説明のヒントがいくつか見えてきました。

    簡単に挙げると以下でしょうか。

    ①因果関係を明確にする
    ②先に結論を言う
    ③一言で示す
    ④イメージし易い数字で示す

    本書では、ある「事」に対して原因と結果を明確に示しています。
    学校で習う「社会」や「歴史」の教科書では、基本的に時系列に沿って、起きた事実・史実を学びます。
    けど、それでは、因果関係がよく理解できないんですよね。
    しかし、本書では、時系列ではなく因果関係をしっかり示してくれているので、ストーリーとして、頭に入ってき易いのです。

    また、本書では、必ず結論を言ってから、その詳細説明をしています。
    この手の文章を書こうとすると、結論を先に言わなければ、いくら長々と説明をしても、全然理解してもらえないんですよね。

    しかし本書では、例えば、

    「クルド人とは、世界最大の『祖国を持たない民族』といわれています。」

    「民主主義を進めると、過激な思想を持つ勢力が伸張する。これが『民主主義のパラドックス』と呼ばれるものです。」

    「リビアにあって、シリアにないもの。それは石油です。」

    「(台湾について)一言で言えば、国民党は『中国と協力していこうという融和路線』を掲げる党です。」

    などといったように、一言で結論を示してから、詳しい説明に入っています。
    これによって、その後の文章が頭に入ってき易いのではないかと思いました。

    さらに、池上さんは、規模などを示す数字を、イメージし易い数字に置き換えて説明しています。
    例えば、

    「シェールガスがどのくらいあるのかと言うと、アメリカの場合、従来のガスと合わせて100年分。」

    「イスラエルに住むユダヤ人は540万人ですが、アメリカに住んでいるユダヤ人はそれとほぼ同じ530万人。」

    これによって、あまり身近ではない事についても、なんとなくイメージをつかむことができます。

    本書を読めばもちろん時事問題に関する知識を幅広く身につけることができるのですが、それだけではなく「わかり易い説明」という観点からも非常に勉強になる本です。

    もしすでに本書を読んだという方でも、そのような視点でもう一度本書を読んでみると、また新しい発見があるかもしれません。

  • 311の起こった2011年を総括。振り返りたい時に読むと良い。

  • この本を読んで素晴らしいと思うのは池上氏の先見の明である。書かれている内容は「アラブの春」や金正恩氏のことなど少し前なのだが、それを踏まえて今後私たちがどうするべきなのか書いてある点に評価できる。今は6まで出ているこのシリーズだが是非6まで読んで我々は現状を踏まえて今度どのような政策をとるべきなのか学びたい。

  • わかりやすい

  • 民主化によるミャンマーの可能性

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】
    ・初めて読んだ池上さんの「知らないと恥をかく」シリーズ。分かりやすい。それが全編にわたって透徹しているので、逆にありがたみが分からないと言うか、サラッと読んでしまうと言うか。

    ・「食事のおいしくない国は戦争に強い」(P20) 確か、こういう知見を最初に見たのは佐藤優だったか。

    ・カタールは豊富な天然ガスで外貨を稼ぎ、イギリスの高級デパート「ハロッズ」を買収したりして投資している。社会保障も充実していて所得税も消費税ナシ、医療費、教育費も無料、国営企業に5年勤めると年金もらえて生涯安泰。
     「同じアラブの独裁者でも、ジブと親族の金儲けしか考えない人たちとは、全くこtなります。「アラブの春」が周辺に飛び火した際も、カタールではデモも反政府集会もありませんでした。アラブには、こういう国もあるのです(P66)。
     カタールと言うと反シリア包囲網の黒幕という認識があるのだが、そういう国でもあるのだな。

    ・国民総生産ではなく、国民幸福度指数(GNH)。ブータンでは先代国王が「とんでもない”ボンクラ”が国王になったら大変なことになる。議会制民主主義を導入(P198)」しようと国民を説得したが、国民から統治を直訴されたそうな。発想として銀英伝。

    【目次】
    プロローグ この目で見た世界の大問題〜世界中の民衆がモノを申し始めた〜
     大国のリーダーが一気に交代、国際情勢のターニングポイントの到来か?
     世界の縄張り争い
     世界中の民衆が立ち上がった
     エルビルは第2のドバイ?
     「クルド人」とはどんな人?
     サウジアラビアはアラブの盟主
     東日本大震災と「津波てんでんこ」
     「暴動が起きない」と驚かれたことに驚いた日本人
     ニューヨークは震度1で大パニック
     イタリア人とギリシャ人の相似点
     北朝鮮に105階建ての豪華ホテル
     ソマリア人はなぜ海賊になった?

    第1章 アラブに春は来たのか?
     イスラム教徒にとって焼身自殺はタブー
     なぜ中東に独裁国家が多いのか
     エジプトで初の民主的選挙
     避けられないイスラエルの孤立化
     イギリスの「三枚舌」が事態を複雑に
     イスラエルを支援するアメリカ
     NATO軍、シリアは無視?
     「アラブの春」でアルカイダの影響力低下
     イランの核開発が大きな危機に

    第2章 日本が無視できない三つの”独裁”国家
     金正日死去で金正恩は?
     北朝鮮と韓国はいまも戦争中?
     金正日はスターリンの面接試験で合格
     金正恩が目指す国のモデルは中国!?
     中国のトップが持つ三つの肩書
     人民元が世界経済のバランスを崩す
     急速な経済発展による歪みも
     「天安門事件」が反日教育のキッカケ
     独裁者・プーチンが再び大統領に
     選挙の不正に怒り
     プーチンが目論む「ミニソ連」

    第3章 揺らぐ資本主義
     第2のサブプライムローンか?
     ウォール街のデモ参加者は本来オバマ支持者だが
     TPP参加、オバマの戦略
     まるで町内会のような党員集会
     選挙は4年に一度の町おこし?
     モルモン教徒は、どんな宗教?
     アメリカの格付けが下がった!
     ギリシャの脱税の歴史
     世界8位のイタリアが危険水域に
     イギリスの憂鬱

    第4章 震災、原発事故後の日本は内憂外患のまま
     重大な岐路に立つ日本
     「保守」とは何か、「革新」とは何か?
     日本の中の「東西冷戦構造」
     日本は長らく1と1/2政党
     ようやく政権交代
     やっぱり消費税率は上げなきゃダメ?
     財務省が「年金交付国債」というウルトラCを考えた!
     日本はギリシャ化しないのか?
     戦略なき日本外交、TPPをどうする?
     TPPはアメリカの陰謀か?
     手ごわいのはアメリカより中国!?
     インテリジェンス感覚なき日本のトップたち
     橋本大阪市長が仕掛ける地方からの変革

    第5章 浮上してきた新たな国
     イスラム金融に注目
     中東地域発展のカギを握るトルコ
     トルコの「EUへの片思い」が一気に冷めた
     欧米重視から近隣諸国重視へ
     急速に進む民主化、資源狙いの大国が注目するミャンマー
     上からの急激な民主化に戸惑いも
     アウン・サン将軍は日本名を持っていた
     夫より祖国を選んだスー・チー女史
     台湾は中国に呑み込まれるのか?
     朝鮮半島の南北統一はなるのか?

    第6章 エネルギー、人口、温暖化問題が深刻に
     原発事故が大きな影響を与えた温暖化問題
     中期的には地熱発電に期待
     変わる世界のエネルギー地図
     日本もエネルギーを自給できる
     世界の人口70億人突破をどう見る

    エピローグ 私たちが進むべき道
     私たちは皆「福島県民」だ!
     東大が秋入学にシフト
     アメリカに見る草の根民主主義
     ブータンに見る幸せの尺度
     日本はいま「自分探し」「幸せ探し」をしている
     2011年、日本は世界一の被援助国に
     「情けは人のためならず」に見る、日本らしい戦略を
     私たちのなすべきこと

  • 読んでおいて損はない

  • おおよその内容は『そこからですか!?』と一緒。日本が東日本大震災で「世界一の被援助国」になった、という章は目頭が熱くなった。これまで世界に支援を行なってきた日本が、窮地に立たされたとき外国から支援される……「情けは人のためならず」が、国家レベルで証明されたわけだ。まだまだ日本の抱える問題は重く、多い。しかし、絶望するにはまだ早すぎる。絶望を回避するためにどうすればいいか。国民ひとりひとりが気を引き締め、世界の動きを注視しなければ、それこそ「恥をかく」のだネ。

  • 分かりやすさはダントツです。

  • audibleで聞いた。

  • ソマリアの海賊化
    プーチンの目にも涙
    ロムニー氏とモルモン教

  • 4年前の作品。
    食事のおいしくない国は戦争に強いという見方はこれまたおもしろい。
    ウォシュレットが快適すぎて日本人が海外に行きたがらないというのも頷ける。
    治安がいいとやはり発展は早いようだ。
    「津波てんでんこ」のような言い伝えは役に立つ。
    カタールのような独裁国家でありながらも民主主義を進めていく国づくりは見習うべき。
    南北朝鮮の問題はアメリカと旧ソ連が原因なのだからなんとかしてほしい。けど、南北統一されることで韓国が核保有国になることには注意。
    ユーラシア連合はできたところで維持が難しいと思う。
    ギリシャの脱税はかつての支配者への抵抗からだった。
    府市合わせ状態は即刻解消すべき。
    利息を取ることを禁じ、尊敬できる相手に投資するイスラム金融の考えは現実的。
    ミャンマーの可能性は大きいが、急激な変化には気をつけなければ。
    若者の増えてくる国をなんとかしてあげたい。
    国民が自立して国を自立させたい。

  • 池上彰著、知らないと恥をかく世界の大問題の3作目。この中では、東日本大震災のことを中心に世界の情勢についても触れている1冊。東日本大震災によって日本が直面した問題、それに対する世界の動きそうしたことがわかる1冊となっている。

  • GATT(関税と貿易に関する一般協定)
    WTO(世界貿易機関)
    TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)
    FTA:2つの国または地域間で、関税などの貿易上の障害を取り除く決め事。
    EPA:FTAをベースに、労働者の移動の自由化などを盛りこんだ決め事。
    メルスコール(南米諸国連合):アメリカ経済に依存していた中南米諸国が、アメリカに頼らない枠組を作り、経済発展を目指す。
    サウジアラビア(サウド家の国・土地):イスラム教三大聖地のうち、メッカ(ムハンマドの出生地)とメディナ(ムハンマドが迫害から逃れてたどりつた町)を所有する(もう一つはエルサレム)。
    アラブの春:チュニジア(ジャスミン革命/ベンアリ)→エジプト(ムバラク)→リビア(カダフィ)

    「民主主義を進めると、過激な思想を持つ勢力が伸張する。これが、民主主義のパラドックスと呼ばれるもの(53P)」

    ユーラシア連合:ロシア/プーチン大統領提唱。ミニソ連。
    アメリカの二大政党:民主党(大きな政府)と共和党(小さな政府)

  • 最終巻に記載

  • たくさんのエピソードがある中で、アメリカのアイオワで行われた高校生による模擬選挙の話が印象に残りました。
    本物の立候補者が高校生にマジメに演説して投票してもらうというもの。
    日本でやったらどうなるのかな?若者の無関心を変えて、「この人を選ぼう」という気持ちにさせる事ができる政治家がいるのかな?

  • 民主主義を進めると、過激な思想を持つ勢力が伸張する、これが、「民主主義のパラドックス」と呼ばれるものです。「民主主義のジレンマ」といってもいいかもしれません。
    個人の独立なくして国家の独立はない。

  • 世界の〜第二弾に引き続いた内容です。この本では世界の様々な政治のあり方や、そうした政治体制になった背景にあるものの解説がなされています。当然その中で日本についてもわかりやすく書かれています。世界の国々の状況や背景を理解することで、日本についてより深く考えることができると思います。新たにこの本から色々な知識を得ることができ、考えることができました。

  • 2015

  • 世界のニュース解説書、『知らないと恥をかく世界の大問題』の第3弾。

  • テレビなどのメディアでも有名な池上彰による、世界情勢と日本の立場を綴った一冊。

    著作年が2012年と弱冠古いものの、何よりわかりやすく、普通に勉強になった。

  • ビルマのアウン・サン・スーチー氏は、アウン・サン将軍の娘というだけで民主化運動の看板になってしまった。自分が望んではいなかったことだったと察するが、そのあとの彼女の行動に頭がさがる。イギリスにいる夫の病気が悪化しても帰らず、再入国拒否になるだろうということで留まることを選択したのだ。

  • シリーズ三作目。やっぱり考えさせられるのは震災後の日本。
    脱原発。高齢化社会。国の借金。
    いつこの国は破綻するのか本当に心配です。

  • 相変わらず読みやすいのでこのシリーズは全て読破している。今後もニュースをわかりやすく解説してくれる池上さんの著作は宝。

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著者プロフィール

池上 彰(いけがみ あきら)
1950年、長野県生まれのジャーナリスト。東京工業大学特命教授、京都造形芸術大学客員教授、名城大学教授、信州大学・愛知学院大学特任教授、特定非営利活動法人日本ニュース時事能力検定協会理事を兼任する。
慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年から2005年までNHKで記者として勤める。以降、フリーランスのジャーナリストとして活動。ニュース番組で人気になった。2012年から2016年までは東京工業大学リベラルアーツセンター専任教授を勤め、定年退職後も学生教育に関わっている。

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