習近平と中国の終焉 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315907

感想・レビュー・書評

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  • 中国と言えばこの人。わかりやすい語りがよい。

  • 恥ずかしながら中国の政権については何も知らなかったので、最近の中国の政権事情、中国内での政府の扱い、権力図などが簡潔にまとめてある本書は非常に役立った。意思決定機関(今の権力者とその周辺)のその時の方針に合い、かつ親に問題がないことが起用されるには重要らしい。運に恵まれて、消極人事でのし上がった習近平である。2012年に著者は、彼は何もできないであろうと予想したが、4年経った今、習近平の例えば南シナ海への圧力などは予想以上ではなかろうか。これが民意に応えるということなのか?ハクキライの失脚についても勉強になった。

  • 著者は、テレビの中国問題でコメンテーターとしてよく出てくる中国ジャーナリスト富坂聰。
    習近平が権力の座に着くまでの過程や、薄熙来事件や王立軍亡命事件などから、現在の中国を読み解き、これからの中国を見つめる視点を提案する。

    習近平って太子党とか言われるけど、日本の二世議員とかとは全く違う過酷な人生を歩んできたんだな。こういう人生の辛苦を味わって13億人のトップまで上り詰めた男が率いる中国という国、今日本が外交などでまざまざと見せつけられている凄まじいパワーは、ここからきているものもあるんだろう。素直に、中国ってすごい国だなと。
    日本のメディアで語られる表面的な観点ではなく、内と外、事実と事実を繋いで見えてくる線という視座を提供してくれる著作。
    中国の権力中枢の話って面白いな。役職や機関、人の名前は漢字の羅列で覚えにくいけど。

  • 中国ウォッチャーとして知られる著者が、格差と権力者の腐敗をキーワードに、薄熙来事件と習近平のトップ就任の背景を解説。「中国の終焉」というのはちょっと内容は違うけど。

  • 中国の現代を描く。

    ■中国共産党が真に恐れているものは、今後もし中国が本格的な経済の失速段階を迎えた場合、人民の政治に対する失望と苛立ちが高まり、文化大革命のように全国的な激烈な運動となって共産党政権を襲うことを危惧している。 この事態を避ける方法は「民主化」しかない。
    共産党は人民を恐れているのだ。

    ■「打黒唱紅」の衝撃
    「打黒」とは、マフィア撲滅作戦のことである。中国におけるマフィアの黒幕というのは、党や地方政府の身内であったり、公安の大幹部であったりするため、当局は取り締まりに手加減を加えるのが通例であったが、薄は容赦なく徹底的に断行し、決定的な成果を上げた。このため、「格差」と「不公平=権力者の腐敗」を怨んでいた市民は大いに沸き立ち、溜飲を下げた。

    「唱紅」とは、かつての革命ソングを皆で歌う運動を指している。これが「毛沢東時代は貧しかったが、皆、平等だった」と当時を懐かしむ大衆に人気を博し、全国に広がっていった。このことが文化大革命で酷い目に遭わされた共産党幹部たちに、もし文化大革命のような悪夢が再現されたらと、恐怖心を甦らせた。今や、格差と不公平に対する不満と怒りが、圧倒的多数の中国庶民の間で渦巻いている。発展から置き去りにされた者たちの怒りがいつ爆発してもおかしくない状況なのだ。

  • ここ最近の中国共産党の動きがよくわかる。薄熙来の失脚の背景や習近平が選ばれた理由等。これだけ色々と矛盾を抱えて中国共産党は今後もやっていけるのだろうか。

  • 易姓革命と民主化、
    共産党の一党支配、
    政治家を引退しても国民の中に入って安穏と暮らすことができる。

  • 薄熙来に関する一連の事件がやっとわかった。TV、新聞のニュースではわかんなかったから。すっきりしました。

  • 中国では警察とマフィアが一体化して利益を独占する現象を警匪一家という。
    ポスト習近平も、習と同じように貧しい地域、極貧地域を長く経験した人にフォーカスが当たっている。中国はより強く、人民に寄り添えるリーダーの育成を目指していることのアピール。

  • 最近、この手の本を立て続けに読んでいる。断片的におもしろいところと退屈なところがある。胡耀邦についての評価はちょっとおもしろいと思った。

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