日本防衛論 角川SSC新書 グローバル・リスクと国民の選択

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著者 : 中野剛志
  • 角川マガジンズ(角川グループパブリッシング) (2013年1月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047315921

作品紹介

現在、日本は、軍事、エネルギー、食糧、自然災害、気候変動、世界金融危機など、これまで想定していなかったグローバル・リスクにさらされている。こうしたリスクは、覇権国家アメリカの衰退とともに顕在化してきた。加えて、中国やインドなど、新興国の台頭はこれまでの世界秩序を崩壊させてしまった。まさにロスト・ワールドとなった覇権国家なき時代を迎え、日本はどのように対応していけばいいのか。30年後、40年後の日本を見据えた総合安全保障政策の必要性を説く。

日本防衛論 角川SSC新書 グローバル・リスクと国民の選択の感想・レビュー・書評

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  • 著者の本は4冊目だが、すでに他書で語られている事が多く、新しい気づきはあまり無かった。
    そのなかで、原発に関する考察には説得力があると感じた。

  • 読了。

  • グローバル化により各地域の経済が密接につながれてしまうと、ある地域が不況になっても、他の地域は好調を保つということが、ほとんどありえなくなってしまう

    自国通貨の発行権は自国の政府が有する。したがって、自国通貨建ての国債は返済不能になることがありえない

    日本政府は円を発行することで国債を償還できる

    女川原発 平井弥之助(元東北電力副社長)が15mの高台に作るべきだと強固に主張した

    エネルギー安全保障上、重要なのはエネルギー源を多様化することである

    フィンランド化 実質的に他国を屈服させ、支配すること

    日本は食料自給率が低く、穀物の大半をアメリカからの輸入に依存しており、エネルギー自給率はほぼゼロである。今からよほどの政策の転換をしない限り、40年後の日本が食料とエネルギーの不足に苦しむであろうと予測することは、それほど難しくない。2050年雄食料問題やエネルギー問題とは、現在の我々の決断の問題なのだ

    日本人は戦後60数年もの間、アメリカのよる覇権国家システムの下で、安全保障をおろそかにしても無事でいられる世界で甘やかされて生きてきた。その結果リスクが目前に迫ってきても、それをリスクとして感じることすらできなくなってきたのである

    日本が進むべき道
     国防、エネルギー、食料、そして大規模地震対策という4つの安全保障を優先して強化
     ユーロ危機、アメリカの景気後退、新興国の構造不況といった外的な経済ショックから日本経済を防衛する
     日本経済がデフレを脱却し、内需を拡大して輸入を増やすことで、アジア太平洋の経済関係を安定化
     政府は以上の総合安全保障戦略を実現するにあたり、長期的な計画を策定し、公共投資を着実に実行する必要がある

  • ちょっと悲観論的すぎるような部分もあったが、日米安保はもはや信用できるものではなく、日本が周辺諸国から攻撃されたときに米軍はもはや守ってくれると思ってはいけないという部分は納得できた。自分の国も自分たちで守れないようでは「国家」とはいえない。神様だって「自らを守ろうとしない者は守ってくれない」だろう。

  • グローバル化によるリスク構造の変化、日本が直面する安全保障上の問題、今後の見通しなど非常に興味深く読めた。著者の考えは悲観的に感じるかもしれないが、決して大げさではないと思う。何十年先、百年先を見据えた国家戦略が必要であると感じた。

  • Kindleにて読了。

    エネルギー問題や経済危機、TPPや対外政策など日本の抱えているリスクが分かりやすくまとまっている。
    国民一人一人がもっとリスクをリスクとして認識することが重要だと感じた。また国外にも関心を移し各国の動向を予想しつつ、しっかりと長期投資を促すような計画を考えていくべきという分かりやすいメッセージを強く感じた。

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