新たな「日本のかたち」 脱中央依存と道州制 (角川SSC新書)

  • 角川マガジンズ (2013年3月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (276ページ) / ISBN・EAN: 9784047315983

作品紹介・あらすじ

明治以来続く「中央集権体制」は既に時代に合わず限界を迎えている。特色あふれる地域をつくり出す「道州制」への移行こそが急務。ムダの多い古い枠組みを外し、国民本意の住みやすい日本の「体制刷新」を提言する。

みんなの感想まとめ

地域の特色を活かした新たな統治体制の必要性が説かれており、特に道州制への移行が重要なテーマとして浮かび上がります。明治以来の中央集権体制が抱える問題を解決するためには、制度の根本的な見直しが求められて...

感想・レビュー・書評

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  • 筆者が思う、この国の中央地方関係の新たな体制が記されている。

    制度改革の必要性は十分理解出来たが、具体的にどのような効果を得られるかという点については、あまり触れられてない。そのため、ちぐはぐな印象を受けた。

    また、興味深い記述もあったが、総花的な本なので、あまり琴線に触れるような話は無かった。この手のテーマの本に、初めて触れるならばこの本はいいかもしれない。

  • 明治以降130年続いた中央集権体制が制度疲労を起こしている。様々な矛盾を孕みながら、つぎはぎの改革を行ってきたが、つじつま合わせでは現状を打開することは不可能だろう。
    ではどうするか。
    統治機構の在り方そのものをダイナミックに組み替え、官が独占する公共経済に大体な規制緩和を行う。そして、住民自治の構築へとつなげる。
    これこそが道州制の目指す姿なのだろう。

    「競争原理こそ、社会の腐敗や堕落を抑止する浄化装置」「いま考えることは、『いかに規制するか』ではなく、『いかに公正な市場を作り出すか』に向けられるべき」

    筆者は丁寧に道州制の必要性を説き、具体的な制度設計にまで言及する。

    読みながら、夢が膨らんだ。
    既存の制度の中で悩み苦しんでいたものが、物の見方を変えることで、可能性の塊に思えてくる。

  • 道州制がどのような方向で議論されているかを勉強するにはわかりやすい一冊。道州制には賛成なので、すんなり読めた。
    近い将来、おそらく実現するであろう道州制について知識を蓄えたい人にはもってこいだと思う。

    苦言を呈するのならば、
    「市役所が住民に最も身近で、行政の中心的役割にする」という主張だが、市役所より州が強い権限を持つのでは?と疑問を持ちたくなるような内容だった。
    道州制があくまで手段であって、目的が地方分権・地方の活性化なのであれば、地方の中心である市役所がどういう働きをするか、をもっと論じてほしかった。

    次回作に期待である。

  • やはり道州制は必要だと感じている。これだけ交通機関、通信網が発達した現代で、県のくくりは大きな意味をもっていないと感じる。住民サービスは基礎自治体への権限移譲をすすめ、都道府県は、広域自治体として、地域ブロックの発展のため、効率化するべきだと思う。

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著者プロフィール

中央大学教授 法学博士

「2013年 『大都市行政とガバナンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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