知らないと恥をかく世界の大問題4 日本が対峙する大国の思惑 角川SSC新書

著者 :
  • 角川マガジンズ
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本棚登録 : 911
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047316034

作品紹介・あらすじ

新しいリーダーが出揃ったいま、多極化する世界が抱えるジレンマの解決が急がれる。さまざまな対立軸を取り上げながら、今後の世界の在り方を見通す池上彰の人気新書第4弾。世界の中の日本を考えるのは、今だ!

感想・レビュー・書評

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  • 数年前に買っていて積読のままだった本。
    やっと読みました。
    2012年の世界の政治経済がわかりやすく書かれています。
    そういえば多分パート3を読んでいないな…。
    今読んでみると世界情勢は4年前とまた変化してるなと感じる。
    特に日本のことで言えばアベノミクスのことがわかりやすくて良かった。
    また、集団的自衛権や憲法改正の話も出てきている年(以前からあったとは思うけど)で、
    安倍首相としてはかなり本気で日本に軍隊を持つ気でいるということがわかった。
    この辺りはかなり難しい問題だとは思うけれど、軍人は死ぬこともある訳で、平和ボケしている僕ですらいよいよ本当にきな臭くなってきてるなと感じた。

    アフリカでは日本人による指導で農業が活発化してきているらしく、アフリカの農業が世界経済の良いバランスをとってくれるかもしれないということで期待。

    子供の頃や学生の頃は勉強をしなさい、新聞を読みなさいとよく言われていたけれど、世界情勢を知るということは、仕事をする上でかなり重要だと感じた。世界のトップの考え方(どういった分野にこれから力を入れようとしているのか)がわかって入れば、今の仕事を続けていく上でも一つ何かしら考える余地が出てくるし、起業する時にも全く知らないよりは羅針盤のような役目を果たしてくれる。

    とは言えとりあえず、その年に読んどけって話ではある…。

  • 1章まで。あとで書く

  • 池上さんの定番本もVol.4までやってきた。帯には「Gゼロ時代の世界が抱えるジレンマ」とある。ボクにとっても、「Gゼロ」ということばは気になる言葉の一つ。アメリカの新進気鋭の政治学者、イアン・ブレマー(なんと、1969年生まれ!)が使い始めた言葉だ。

    世界に目を向けると混乱が目に付く。市場経済は、グローバリズムと新資本主義によりかく乱され、ユーロ圏は崩壊の危機に向かっているように見える。中国やロシアは経済と国境の拡大を急ぎ、近隣諸国と摩擦を生じている。シリアでは終わりが予測できない内戦が続き、北朝鮮は核を持ち出して世界を揺さぶる。いったい、世界はどこに向かっているのだろう。それは、一人ひとりが考えないといけないことだと思うけど、その世界を知る手がかりを、優しく教えてくれるのが池上さんだと思う。

    ボクが気になったのは次の3つ。

    1.ルイスの転換点
    2.イギリスにも分裂の危機
    3.アフリカ大陸から見える日本の未来

    ルイスの転換点とは、イギリスの経済学者アーサー・ルイスが提唱した概念で、発展途上国が急激に工業化を進めるとき、膨大な労働人口が農村から都会に移動する。しかし、農村から都会への人口移動が、もうこれ以上は無理という状態になれば、人手不足がおきて人件費が上がり始める。これが「ルイスの変換点」であり、高度成長が転換期を迎える変極点だ。そして、中国は「ルイスの変換点」に達したと見られている。つまり、中国はこれ以降、高度成長一直線から、次の段階に入ったということだ。

    イギリスの分裂の危機のキーワードは、スコットランドだ。また、イギリスはEUに対しても距離を置いている。あのイギリスでも、複雑な感情が渦巻いているのだと思うと面白い。そして、イギリスを例に出してはいるが、現在のEUは、ひとつにまとまろうとするベクトルと、反対にバラバラになろうとする逆のベクトルが各国に存在しているということだろう。

    池上さんの焦点は、次は2013年7月の参議院選だ。ここで自民党が勝利し、ねじれ国会を解消できるかが次のハードルだと。そして、2013年、日本は大きく動くと見る。憲法改正、消費税引き上げ、TPP交渉。重要なテーマに大きな影響を与える参院選。そんなことを言われると、背筋を正してよく考えなくてはいけないと思う。ボクも参院選に注目していきたい。自分の人生にも大きな影響を与えるかもしれない。


  • こちらも振り返りの為に読み直ししています。
    本書の初めの部分に当時流行した中国のウイルスについて書かれています。

    まさに、現在コロナが流行しておりドキッとする反面、中国の疫病に対する甘さは今だに改善して無いことに失望しました。

    感情的になりたくはありませんし、難しく高度な政治判断(経済面を含めて)が必要なのがありますがそろそろ中韓との付き合い方を本格的に改めねばならない転換期ではと思いますね。

    まさに、EUが出来てから当初は平和賞ものの功績とされたますが、ここ10数年で各国の風当たりは変わっています。
    隣国や同盟国間での付き合い方、、、その基礎土台を理解するにもってこいの本田と言えます。

  • わかりやすく世界の問題を記述してある本。
    一つの問題を深く知るのではなく、広く知るのには最適。

  • 2012年を総括。キーワードは「Gゼロ時代/アメリカ政策/EU問題/基軸通貨/アラブの夏/中国政策/アベノミクス」など。

  • シリーズ4作目となると相変わらず分かりやすさ。世界のリーダーが変わった2012年末あたりのことが書いてあるが、それぞれの思惑と現状を比べてみてみると面白い。特に安倍首相の政策は概ねシナリオどうり行っているのではないかと思う。イスラム国のことに関しはまだそんなに大きく触れられていないが、それに関するイデオロギーに触れられるので非常に勉強になる。

  • この手の本は、発売直後に読むことをお勧めする。5が旬です。

  • プロローグ 「Gゼロ」時代の新しい世界を見通す―世界を動かす新しい役者は揃った
    第1章 腐っても“大”国、アメリカが抱える対立
    第2章 ノーベル平和賞を受賞したのに―ひとつになれないEU
    第3章 世界のエネルギー地図が書き換えられる―基軸通貨ドルの延命
    第4章 過酷なアラブの夏がやってきた―中東・アフリカの厳しい現実
    第5章 一触即発の東アジア―危険な大国の内と外
    第6章 ゼロからわかる安倍政権が目指すもの
    エピローグ 世界は歩み寄れるのか?

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著者プロフィール

池上彰(いけがみあきら)
1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、NHKに記者として入局。さまざまな事件、災害、教育問題、消費者問題などを担当する。科学・文化部記者を経て、NHK報道局記者主幹に。2005年3月にNHKを退職し、フリーのジャーナリストに。
主な著書に、『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ(第4版)』(海竜社)他、多数。

「2020年 『池上彰の今さら聞けない日本のこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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