タクシー運転手になって人生大逆転! (角川SSC新書 230)
- KADOKAWA/角川マガジンズ (2014年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047316454
作品紹介・あらすじ
親の七光りは高校時代に使い果たし、24歳で自己破産。2度目の芸能界挑戦ではだまされ官能映画に主演してしまう。再起を期して事業を立ち上げるもあえなく失敗し32歳でまたもや無一文に…。が、タクシー運転手になって生き地獄から脱出!1年目で年収800万円を稼ぎ、今では年収2000万に。金なくツテなく取り柄もない、そんなオジサンでもなんとかなる!タクシーで学んだ人生大逆転の自己管理術を伝授する。
感想・レビュー・書評
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志茂田景樹の息子の大気が描く、文字通りタクシー運転手になって稼ぐまでの経緯を描いた一冊。
彼の波乱万丈な人生もさることながら、タクシー運転手についてよく知ることができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017/10/21 初観測
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この本を読んでいただきたい人は、なにはさておき「ダメ人間」です。それも世間一般では“やり直しがきかない”とされているくらいのオジサンオバサンですね。ギャンブル、風俗、酒で身を持ち崩した人、リストラされた人、大歓迎です。僕自身がこのカテゴリーの人間ですが、なんとかなっちゃいました。
そして「夢を諦めそうな」人。役者だったりバンドだったりお笑いだったり。一握りの人しか成功をつかめないような職業を目指している人です。ま、こういう人たちは大抵周りの人からダメ人間扱いされていますけど。タクシーできっちり稼ぎながら夢を追って、もうすぐ実現って人も僕の身近に何人もいますよ。
最後に「人生をリセットしたい」人。タクシーのお客様でも「会社を辞めたいんだけど、タクシーってどれくらい儲かるの、俺でもなれるの」なんて聞いてきてくださるお客様がチラホラいます。他人のうらやむような立派な職業に就いている方でも、そんな思いに駆られることは結構あるみたいですね。
僕みたいなろくでもない人間が、タクシー運転手になったことで「何を学んで、なぜやり直せたのか」これから述べていこうと思います。(はじめに) -
お父さんがスゴイ!
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最初は彼のやんちゃな武勇伝?後半は真面目にタクシーの運転手に向かう姿が伝わってきました。
何事もただ惰性で進めるのではなく、分析して改善していくことの素晴らしさがとても参考になりました。 -
タクシードライバーで、業界でも有名な著者。そんな著者が、どのようにしてこの職種に就いたのか、自己の人生を振り返りながら書かれた一冊。
自分が携わっている仕事が「好き」かどうか分からない人が多いと思いますが、この著者に関しては好きと言えるのでしょう。読んでいて、そんな思いが伝わる内容です。
タクシー業界は「稼げない」等あまり良いイメージがもたれていませんが、実際はイメージと違う部分が多い事も。そんな部分を含めて、自らがイメージ拡大と回復に努めることで、もっとタクシーに親しみを持ってくれればとメッセージも。
ドキュメンタリー的な読み物として、読んで楽しめる一冊。 -
uniqueな子供にお父さん。著者が父親になったときもう一冊書いてほしい
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32の秋、勤務日数が少ない割に月収が良いという理由で、タクシー運転手になったダメ人間・下田大気は、いつしかカリスマタクシードライバーと呼ばれるようになった。
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著者がタクシーで今までのダメ人間だった人生を大逆転出来たのは、単に稼ぐテクニックが凄かっただけではなく、著者のポテンシャルが途轍もなく高かったからだと感じられた。
本書を読んだ一般人が、一発逆転を目指そうにもなかなか難しいのでは‥‥。
それもそのはずである。巻末に、著者から父・志茂田景樹への一問一答があるが、それを読んで分かった。志茂田景樹が天才、変人なのである。そりゃ、息子も凡人ではないはずだ‥‥。 -
人生の失敗談について知ることができた。成功するには時間を効率良く使うことと貯金をすることが大事である。タクシー業界の魅力もしれた。