「むなしさ」を感じたときに読む本 (角川SSC新書)

著者 :
  • KADOKAWA/角川マガジンズ
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047316584

感想・レビュー・書評

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  • 精神科医らしい正論。べきをやめようとか、何のためにをやめようとか、確かにそうなんだけど、それが簡単にできないからむなしさに苛まれているのだけど。

    やってみようと思うのは、与えることかな。見返りを求めず、ただ相手のことを思って与える。自分ができる範囲のことを。それを誰かと比べたり、評価して落ち込んじゃうんだけど、少しでもそれを減らしてやってみたい。

  • 序文の感じが良かったので、いい本を選んだと思ったが、中を見てみると求めていたものがなかった。
    事例に対してアドバイスを与えているが、「むなしさ」を抱えている・それに近い状態にある人間が読者層と考えると、追い討ちをかけているようにも思える。
    ネガティブな状態にある人が、「むなしさ」を手放すために他人に与えたりすることが可能だろうか。もちろんすぐに実行しろと言われているわけではないけれど…

  • 事例は多いが短文のため、共感性が低かった。
    対応方法も抽象的で頭に残らない。
    永田町での著者の体験談が良い。ただこれは他書ですでに紹介されているんだな。
    最後の章になって、うつ病との関連が扱われるが、ここからが実は本領を発揮しなければならないのではないだろうか。著者は精神科医なのだから。
    ただ悪書ではない。むなしさは変化を求めるシグナルという主張は腑に落ちる。

  • 読んで納得する部分が多々あり。自分は心の中にむなしさを抱えていると実感した。むなしさからどう前向きに切り替えるか、気持ちの持ち方が解説してあるので、参考になった。

  • むなしさ、という感情にはなっていないことがわかった。今の自分には不要な情報だった。

  • クライエントの簡単な質問に答える形で書いていて、その質問が自分にピンと心当たりがあるものだとぐっと親近感を感じることができた。

  • むなしさってのは日常的に誰しもが感じるもの、というくらい普遍的な事例がいくつも出てくるんですが、どうも自分が感じているのはむなしさではないかもしれない…それはともかく完璧主義者が陥りやすい自己犠牲的な鬱の世界といいますか、思考パターンというのはなかなか変えられないですけどクセをつけるための提言ってのがちゃんとあるなと思います。憎まれっ子世にはばかるってのは、このことの裏返しなんだなと…。

  • 一言で言えば「期待するな」。セミナーの悩み相談に医師が回答するという形式で、内容的にはありきたりで薄い。もう少し医学的な内容を期待していたのだが拍子抜け。

  •  このご時世、むなしさを感じるのは、仕方がないかもしれませんが、自分の力に気づき、希望を持って生きていくことはできます。
     むなしさは、「自分の中からやってくる癒し」でしか、手放すことはできないとのこと。
     本書は、多くの人が感じる「むなしさ」の原因を解説し、克服するためのヒントをわかりやすくまとめた一冊です。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=5147

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著者プロフィール

水島広子【みずしま ひろこ】

慶應義塾大学医学部卒業・同大学院修了(医学博士)。慶應義塾大学医学部精神神経科勤務を経て、2000年6月~2005年8月、衆議院議員として児童虐待防止法の抜本的改正などに取り組む。1997年に共訳『うつ病の対人関係療法』を出版して以来、日本における対人関係療法の第一人者として臨床に応用するとともに、その普及啓発に努めている。現在は対人関係療法専門クリニック院長、慶應義塾大学医学部非常勤講師(精神神経科)、対人関係療法研究会代表世話人、アティテューディナル・ヒーリング・ジャパン代表。主著に『自分でできる対人関係療法』『トラウマの現実に向き合う』(創元社)、『拒食症・過食症を対人関係療法で治す』(紀伊國屋書店)、『怖れを手放す』(星和書店)、『女子の人間関係』(サンクチュアリ出版)、『自己肯定感、持っていますか?』(大和出版)、『「毒親」の正体』(新潮新書)などがある。

「2022年 『心がスーッとラクになる 世界の美しい文様ぬり絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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