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Amazon.co.jp ・本 (148ページ) / ISBN・EAN: 9784047316805
作品紹介・あらすじ
「美しすぎる銅版画家」として話題注目の小松美羽。銅版画、ペイント、有田焼とのコラボレーションなど、肉体と魂で描いた20代の集大成! 代表作108点を収録した自身初の作品集。小松美羽のすべてがここに。
感想・レビュー・書評
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2018年39冊目。
画集を買ったのは実は初めて。小松美羽さんの著書『世界のなかで自分の役割を見つけること』を読んで、その生き方や冒頭の口絵にある作品に心打たれ、ぜひこの人の色々な作品を観てみたいと思った。最近長い時間の読書の集中力を失いかけていたけど、この画集は気がついたら何時間も観続けていた。
冒頭のえほん『誰も教えてくれなかった!』、16ページという物語にしては短いものだけど、ゆっくりと浸っていた。ヤマラージャ(閻魔様)は、生きている人たちが死者を悼む心を受け取って審判を下すらしい。先に逝ってしまった人たちの顔と、彼らがヤマラージャのあの眼前に立っている光景が浮かんだ。「こんなにみんなから愛され悼まれているのだから、彼らが悪い方に裁かれるはずがない」、そんな風に思っている自分がいて、こういう想いの馳せ方も、一つの悼みの形なのかもしれないと思った。作品からこうやって悼む機会を与えてもらえたと思う。小松さんは自身の役割を「あちらとこちらを結ぶこと」と語っていた気がするけど、本当にその通りなんだなと思った。
他の作品からも、感じることがたくさんあった。最初に観た瞬間の印象はショッキングな作品が多く、まずはそのパワーに圧倒される。そのあと静かになって、いい意味での不可解さによって、時間をかけながら、観ている自分の側から何かが引き出されていく。「受け」と「出し」が両方起きて、感覚が作品と自分の間のところで生まれている気がした。うまいこと言えないけど、体感としてそんな感じだと思う。
『神の子』の優しさにも救われる思い。ずっと観ていられそう。
どこかのタイミングで展覧会にも行けたらいいなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
各作品の「目」がすごい。
対峙すると胸に力が入る。
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