小松美羽 -20代の軌跡- 2004~2014

  • KADOKAWA (2014年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (148ページ) / ISBN・EAN: 9784047316805

作品紹介・あらすじ

「美しすぎる銅版画家」として話題注目の小松美羽。銅版画、ペイント、有田焼とのコラボレーションなど、肉体と魂で描いた20代の集大成! 代表作108点を収録した自身初の作品集。小松美羽のすべてがここに。

感想・レビュー・書評

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  • 2018年39冊目。

    画集を買ったのは実は初めて。小松美羽さんの著書『世界のなかで自分の役割を見つけること』を読んで、その生き方や冒頭の口絵にある作品に心打たれ、ぜひこの人の色々な作品を観てみたいと思った。最近長い時間の読書の集中力を失いかけていたけど、この画集は気がついたら何時間も観続けていた。

    冒頭のえほん『誰も教えてくれなかった!』、16ページという物語にしては短いものだけど、ゆっくりと浸っていた。ヤマラージャ(閻魔様)は、生きている人たちが死者を悼む心を受け取って審判を下すらしい。先に逝ってしまった人たちの顔と、彼らがヤマラージャのあの眼前に立っている光景が浮かんだ。「こんなにみんなから愛され悼まれているのだから、彼らが悪い方に裁かれるはずがない」、そんな風に思っている自分がいて、こういう想いの馳せ方も、一つの悼みの形なのかもしれないと思った。作品からこうやって悼む機会を与えてもらえたと思う。小松さんは自身の役割を「あちらとこちらを結ぶこと」と語っていた気がするけど、本当にその通りなんだなと思った。

    他の作品からも、感じることがたくさんあった。最初に観た瞬間の印象はショッキングな作品が多く、まずはそのパワーに圧倒される。そのあと静かになって、いい意味での不可解さによって、時間をかけながら、観ている自分の側から何かが引き出されていく。「受け」と「出し」が両方起きて、感覚が作品と自分の間のところで生まれている気がした。うまいこと言えないけど、体感としてそんな感じだと思う。

    『神の子』の優しさにも救われる思い。ずっと観ていられそう。

    どこかのタイミングで展覧会にも行けたらいいなと思う。

  • 各作品の「目」がすごい。
    対峙すると胸に力が入る。

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著者プロフィール

1984年 11月29日、長野県埴科郡坂城町に生まれる2003年 女子美術大学短期大学入学。銅版画と出合い独自の画風を生み出す2011年 NHKBS 旅のチカラ「絶望の果ての希望を探す~小松美羽、ウガンダへ~」出演2014年 出雲大社に絵画《新・風土記》を奉納、神?殿に展示される2015年 英国王立園芸協会主催のガーデニングイベント「チェルシーフラワーショー」に庭園デザイナーの石原和幸氏とコラボしエントリー。有田焼狛犬《天地の守護獣》を庭の守り神として展示した「Edo no niwa-Edo garden」がゴールドメダル賞を獲得。<BR>11月 香港クリスティーズに出品、落札される2016年 G7交通大臣会合「200日前記念ウィーク」でライブペイント実施2017年 SONY Xperia CM出演2018年 クリスチャン・ディオールのアンバサダーに選ばれる現在 日本のみならず香港、アメリカなどで個展やライブ・ペイントを多数開催

「2018年 『小松美羽 大和力を世界へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小松美羽の作品

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