分類脳で地アタマが良くなる 頭の中にタンスの引き出しを作りましょう
- KADOKAWA/角川マガジンズ (2015年9月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047319899
作品紹介・あらすじ
さまざまな事象をチャート式図解を用いて分析する「分類王」としてのクリエイションを発表してきた石黒謙吾。そんな彼が実践をしてきた「分類法」を通して「発想ができる脳」を作る方法をレクチャー。
感想・レビュー・書評
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若干なんでも”分類”に結びつけるこじつけ感もありますが、分類の世界では第一人者(私は知りませんでしたが)が分類の重要性を説いた一冊です。ときに話しはビジネス全般にも広がっていく構成になっていますが、これを読んでも著者と同じように分類脳を手に入れることができるかというとちょっと、、、という感じ。あくまでもそんな考えもあるのねというスタンスで気楽に読むのが吉。
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2017年1月9日、読了。
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分類、分類って連呼してるが、「認知」や「認識」まで「分類」って呼んでないか?
結局、我々が普通に行っていることに、「分類だ!」と無理矢理意味づけしているようにしか感じなかった。
持論を主張するのは全く構わないし、なるほど、と納得する部分も多くあるのに、どうにも軽く感じられてしっくりこない。
ただ、読みやすさや受けやすさを優先したのであれば、狙い通りの書籍ではある。 -
全然意識していない時でも分類していることがわかった。
それほど無意識に頭の中で分類して意思決定できるまで、慣れることが大事だしそうすれば効率がアップしそう。
そのためにインプットからラベル付が大事で思い出し力に差が出る。
インプットした物を覚えられないんじゃなくて、奥深くに眠りすぎて探せないだけかも。
分類は意思決定のために行う。意思決定できるように細分化する必要もあるし、(どのパッケージに決めるか?ってなった時に安心の要素をブレイクダウンしてみてみるとか)、全体として俯瞰する必要がある。 -
分類脳で自頭がよくなる。
頭や分類は使いよう。そしてそれらは人を選ぶ。
物事を分類し推敲できればこれほど有効な手段はないだろうしかし自分は分類の海に溺れてしまった。どうしよう。
タモリさんの髪切ったは単なる話のきっかけ作りだったような気がする。話題の少ないゲストへの配慮と話のとっかかりを作る手段。 -
作者の人間性や考え方に対して好感がもてる。
今まで考えてこなかった思考法の一つが身についた。
読みやすく分かりやすく親しみやすい。 -
日々目の前を徒に流れていく事象も、意識的にまた無意識的に、自分の脳内で判断し、区別し、分類していることがある。本書は、そのことについて何をどういった基準でもって分類しているか、筆者の脳内が言葉として目に見えるものとなっている。
本書を読み始めて、まず思ったのが「ああ」という感嘆だった。行動にしろ、言葉にしろ、日々膨大な情報の中にあって、スピードをもって対処できている答えがここにあったのかと感じた。
思うに筆者は、思考が好きで、自分の基軸を作るために何でもかんでも分けたがる。だが、それはこと筆者だけに関わらず、万人にとっても同様だろう。
ただ、そうは言っても、最初から「こうだ」と決めつけ、凝り固まった判断をすることはしたくない。大まかながらも系統立てて分類することで、脳内に引き出しが生まれ、それがいつしか自分を助けてくれることに気づくはずである。
私自身も、ここまで厳格ではないにせよ、同じく脳内に引き出しがある。新しいものに出会ったとき、どう感じ、どう判断し、どこに分類するのか。そう考えただけでも、知的好奇心が高まり、ワクワクした気持ちになってくる。