死者の書(下) (ビームコミックス)

著者 :
制作 : (原作)折口 信夫 
  • KADOKAWA/エンターブレイン
3.61
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本棚登録 : 198
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047340589

作品紹介・あらすじ

時は八世紀半ば、奈良の都・平城京が栄えた頃。二上山の峰の間に、荘厳な俤びとの姿を見た藤原南家の娘――郎女は、館から姿を消し、女人禁制の万法蔵院に入り込む。「姫の咎は、姫が贖う」――長期の物忌みに入った郎女の元に、五十年前、謀反の罪で斬首された滋賀津彦の亡霊が現れる。その、白玉が並んだような、白い骨ばかりの指を見た郎女は――。日本民俗学の基礎を築いた折口信夫の傑作小説を、近藤ようこが初読四十年にして、宿願の漫画化。古代へと誘う魂の物語、完結の下巻。

感想・レビュー・書評

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  • よかった。

  • 深いんだろうが、なじみのない言葉づかいのせいで、頭にはいりづらいところがあった。古文苦手だったの思い出したwww 心に響くような響かないような。でもたまにはこういうマンガもよいと思う。

  • 2018/10/19購入
    2018/11/8読了

  • 正解がよくわからないのですよ。

  • 「もう人間の手へは戻らぬかもしれんぞ…」郎女の向かったは、御仏の元へか、はた死者の元か。

  • 原作の
    今すこし著しるく み姿顕あらわしたまえ――。
    郎女の口よりも、皮膚をつんざいて、あげた叫びである。
    の描写のコマがぐっとくる。

  • 耽美な霊験ここにあり。

    はた はた ゆら ゆら

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著者プロフィール

1957年新潟市生まれ。漫画家。国学院大学文学部卒。大学在学中にデビュー。「見晴らしガ丘にて」で第15回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。折ロ民俗学や中世文学への造詣が深く、安吾や漱石作品の漫画化にも取り組む。作品は「水鏡綺譚」「説経小栗判官」「ルームメイツ」「恋スル古事記」「戦争と一人の女」「死者の書」「夢十夜」ほか多数。第18回文化庁メディア芸術祭大賞受賞。

「2021年 『兄帰る 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤ようこの作品

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