- Amazon.co.jp ・マンガ (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047341784
作品紹介・あらすじ
「泣く子はいねが~~」。涙の匂いのするところに現れる夜廻り猫の遠藤平蔵。
老若男女、犬猫問わず、涙する人とともに呑み、笑い、ときに励まし、
ときに見守り、いつも彼だけはそっと寄り添う。
「む。涙の匂い」。今夜の夜廻り猫はあなたの元を訪れるかもしれない。
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感想・レビュー・書評
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やっときたよーーーー!!
まとめて読めるなんてほんとに幸せ。
何度、わたしのところにもえんどーさん来てくれないかなぁと祈ったことか…。鰹節あるよ。
でもわたしは、夜廻りを休んで、ちゅうさんと飲み明かす回が大好き。覚えてないけど楽しかった…って最高!そんな夜があると頑張れるもんね。
あと、らぴをずーっと応援してます。わたしがどちらかというと自己主張しちゃうラミータイプだから、そうか、気を使って言えないってこともあるのか、って思っちゃう。底抜けに明るくらぴと接するラミーもすきなんだけどね。
あと、あと、CoCo壱たべにきた孫とおじいちゃんの話とか、山を越えてくえんどーさん達をずぅっと見送るおばあさんとか、
大好きな話がありすぎるーーー!!
次も絶対、出ますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰かにお勧めしたい本が、自分にもたまにあるよ。
この本は、誰かにお勧めしたいんだよ。
でも、誰にお勧めできるんだろう・・・ -
待ってましたの刊行です。Twitterでも読んでいましたがこうして書籍としてじっくり読むとまたよいですねぇ。なんといいますか、じんわりココロに沁みるんです。平蔵さんをはじめネコたちはもちろん、哀しみを抱えた人間たちも、おなかがすくこと、食べ物のうまさが優先することが、深刻さからスッと外してくれているようです。それは逃げではなくて、生きものの本質は「生きること」だということを教えてくれているようにおもうのです。せつないけれど、なんだかココロにポッと灯りが灯るようにやさしく元気にしてくれます。弱ったときは、少しずつ元気になればいいさ、と待っていてくれるような優しさです。
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いつの間にかTLに流れてきていたマンガの書籍化だが、やはりまとめて紙の本で読めるのは嬉しい。強面の灰色猫・遠藤平蔵が夜な夜な人や猫を訪ね歩く8コマには、日々の我々の生活が詰まっている。時折涙腺も緩みそうになるが、癒しではなく「おまいさんは大丈夫だから」という励ましが全編にあふれているのがいい。
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昔、この作者の『エデンの東北』という漫画を読んだことがあって、テイストは全く変わっていないんだなという印象をうけた。
猫は可愛いんだけど、ちょっと浪花節というか人情が過ぎるというか。
猫って、人の悲しみ苦しみに寄り添ってくれる時もあるし、全く無関心な時もあるし、そこにその猫独自の基準があり、人間に引っ張られすぎないところが魅力だと思うので、この平蔵猫は寄り添いすぎの感じがした。
こういう漫画が人気ってことは、日本人のメンタルはあまり昔と変わってないんだね。本当の心を分かち合えないだけ、寂しい人が増えているのかもしれない。誰かに、猫でもいいから、わかってほしいんだ。 -
涙なしでは読めない…。・゚・(ノд`)・゚・。
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心が泣いているときに、夜廻り猫はやってきて、慰めてくれたり、逆に慰められたり。
その慰めが、?な時もあって、ほっこりします。
ほのぼの、ときどき、じーん とするマンガでした。 -
借りたもの。
夜廻り猫・遠藤平蔵が涙の匂いを感じ取り、人々の話に耳を傾ける。
最初の方はほっこり温まると同時に、少しブラックジョークのようなやりとりだったが、次第に誰が為にひっそりと手助けをする人々に目を向ける姿勢に重点が置かれている。
家族、友人、恋人……様々な人間関係の中にいながら、自分を“他者”と比較して劣等感を募らせたり、孤独を感じていたり…
そんな孤立感を癒すように、美味しい食べ物の話と絵にほっこりする。
東京の真ん中で、知らない人にご飯をおすそ分けしてもらうことは最近なくなってきた。
打算も押しつけもない、自然な共有にほっこり。
著者プロフィール
深谷かほるの作品





