殺戮の天使 2 BLESSING IN DISGUISE

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 218
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047344372

作品紹介・あらすじ

動かなくなったザックを引きずって、
レイチェルがB2のフロアに降り立つと、そこは大聖堂の中だった。

辺りにはパイプオルガンが鳴り響き、廊下には不思議な甘い香りが漂い、
壁には、彼女に“懺悔”を迫る文字が浮かび上がってくる。
それでもレイは一人、歩きはじめる。ザックとの「約束」を果たすために――。

そして、大聖堂の最深部でレイは「神父」に出会う。
だが、彼の身体から発する甘い香りにレイは幻惑されて……!?

感想・レビュー・書評

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  • 感情を上手く表現出来ない2人の様子がもどかしかったです。
    誓いなど関係なく、2人が大切に思い始めていく様子は見ていてほろりときます。

    神父グレイが少女レイに対し、あんなに怒る理由がちょっと理解出来ません。
    どのフロア主も、我の道を突き進む身勝手な人物なので…(笑)

    番外編で人物の回想が読めて満足です!

  • 傷口縫われて「チクチク」で済む人もすごいし、ぬいぐるみ感覚で人間を縫う人も凄いな。
    身勝手の塊みたいな人たちに身勝手と言われても知らんがなって話ですよ。
    殺されるために生きてる彼女が一番生きたがってるのよね。
    むしろ周りの人たちは何を求めて生きているのか分からない。

  • ゲームはプレイ済。
    物語の展開を知っていることもあって、サクサクと読むことができました。

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著者プロフィール

チレン(きな・ちれん)
京都府出身。大学在学中に応募した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で、新潮社「第9回女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞。美しい少女の失恋と成長を描いた『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー。その後、少女の心の機微を大切に、多岐にわたるジャンルで執筆し、作品表現の幅を広げる。近著に、引きこもりの少女の部屋と京都が舞台の恋愛ミステリ『これは花子による花子の為の花物語』(宝島社)がある。黒歴史と少女の淀みを描いたミステリ小説『みんな蛍を殺したかった』に続くのが、本作『私はだんだん氷になった』である。

「2022年 『私はだんだん氷になった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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